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名門ブルーノート・レコードから発表されたファースト・アルバム『クリスティーナ・トレイン』が話題沸騰。ノラ・ジョーンズ以来の大物シンガー・ソングライターとの声も高い新星クリスティーナ・トレインが、待望の初来日公演を行なう。幼い頃から音楽的環境に育ち、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、ナット・キング・コール、アレサ・フランクリン等を愛聴。ファースト・アルバムでは、スザンヌ・ヴェガを手がけたことでも知られるジミー・ホガースをプロデューサーに迎え、ヴォーカル、曲作りの双方で天才的な才能を発揮している。そんな“時の人”クリスティーナが、日本における初ステージをどう彩るのか。新たな伝説の誕生に立ち会いたい。
●ニューヨーク生まれ。音楽好きな親の薦めで3歳からヴァイオリンを習い、次に独学でピアノも始める。9歳で母と共にジョージア州のサヴァンナに越してから、学校や教会の聖歌隊で歌い、家では母親のかける多種多様な音楽に浸った。ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、レイ・チャールズ、ナット・キング・コール、ウィリー・ネルソン、“レッド・ツェッペリン”、“オールマン・ブラザーズ”など。それからも、アレサ・フランクリン、ライ・クーダー、ホレス・シルヴァー、オーネット・コールマンのような通好みばかり聴いていくのは、見かけ倒しのヒット・ソングを遠ざけるための、お母さんの教育マナーのせいだった。高校を出て歌に集中するうち、ブルー・ノート・レコードへの門が開きかけた時も同様、教育熱心な親の意に沿い、ジョージア州アセンズの大学に進学。ところが、豊かな才能は勝手に動き出し、バンド活動やソングライティングに没頭。今度は自力でブルー・ノートとの専属契約を引き寄せることになる。ニューヨークやロスでのレコーディング・プランを退けて向かった先は、それまでは思いも寄らなかったロンドン。そこでもはじめはスムーズに進まなかったものの、売れっ子プロデューサーのジミー・ホガースと出会うなり話が急展開。ホガードのほか、エグ・ホワイトやエド・ハーコートなど優れた共作者に恵まれた分、レコーディングもじっくり時間をかけ着々と進行。終末になって〈こぼれたミルク〉のデータ・ファイルが消える一大事も乗り越え、類を見ない米英のコラボレイションを結実させることに。今年に入って国内盤『クリスティーナ・トレイン』(EMIミュージック・ジャパン)がリリースされるなり、ノラ・ジョーンズに続いてブルー・ノートが送り出した大型新人として日本の話題も加熱する一方。これが待望の初来日公演にも当たる。オフィシャル・サイトは「http://www.kristinatrain.com/」。
KRISTINA TRAIN
クリスティーナ・トレイン
2010 3.30tue.-4.1thu.
Showtimes : 7:00 p.m. & 9:30 p.m.
Kristina Train(vo)
クリスティーナ・トレイン(ヴォーカル)
Keith Cotton(p)
キース・コットン(ピアノ)
Melisa Morgan(vo)
メリサ・モーガン(ヴォーカル)
Thad DeBrock(g,back vo)
サド・デブロック(ギター、バック・ヴォーカル)
¥6,300(税込)