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端正なルックスと艶やかな歌声、そして洗練されたステージングで、ジェイミー・カラムやマイケル・ブーブレと並ぶ人気を獲得する“スタンダード・ナンバーの貴公子”、トニー・デセール。この5月にカーネギー・ホール初出演を果たしたばかりの彼が、約3年ぶりにブルーノート東京へ戻ってくる! ニューヨークで生まれ育ち、18歳からクラブ出演を開始。その後、フランク・シナトラのナンバーを中心とするショウに抜擢されて注目され、2002年にはバッキー・ピザレリ(ジョン・ピザレリの父親)と共演。2005年にメジャー・デビュー以来、全ソロ・アルバムをジャズ・チャートの上位に送り込んでいる。さらに輝きを増したトニーの音楽世界に酔いしれたい。
●1975年11月21日、ニューヨーク州グレンズ・フォールズ生まれのイタリア系アメリカ人。父親は、高校時代からギターと歌でバンドを続けてきたポップス・ファン、母親はフランク・シナトラの熱心なファンで、幼い頃からビートルズ、ジェームス・テイラー、イーグルスなどの歌に囲まれて育つ。ヴァイオリンを手始めに楽器に親しみ、11歳か12歳でピアノを習い始めた。ジャズで影響を受けたのは、ビル・エヴァンス、エロル・ガーナー、オスカー・ピーターソンなど。次に、シナトラやトニー・ベネットを聴くと16歳で歌も始め、18歳になる頃にはクラブに出演するようになった。ほかによく聴いたのは、スティーヴィー・ワンダー、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョンで、メロディックなポップ・ソングから多くを学んだという。イターキ大学に進学後、学友らとピアノ・トリオを組み精力的に活動し、ニューヨーク州中部でちょっとした人気者に。その波に乗って’99年にマンハッタンに出てから次々に幸運を引き寄せていく。まず、オフ・ブロードウェイでヒット中だった、シナトラ・ナンバーが中心のショウに抜擢されN.Y.メジャー・デビュー。次に、’02年のアポロ・シアターで、7弦ギターの名士でジョン・ピザレリの父バッキーと共演するチャンスをつかみ、以来、大ヴェテランの厚恩に属しながら活動の舞台を広げてきた。ニューヨーク・タイムズなど地元紙のライヴ・レヴューで熱いもてなしを受け、クラブ・シーンの新星として人気を急上昇させた’03年春、自主制作のレコーディング・プロジェクトをスタートし、学生時代から歌い込んできたスタンダードのほか自慢のオリジナルを集録。それが、上原ひろみを当てたことで知られるテラーク・レコードの目に止まり、『ウォント・ユー』で’05年に颯爽とデビュー。ポスト・ハリー・コニックJr.の最右翼と目され、セカンド・アルバム『ラスト・ファースト・キス』もジャズ・チャートの6位まで上昇。ニューヨークやフィラデルフィアなど東海岸を軸にした話題はすぐに全米に広がり、ニュース番組などのテレビ出演によって、粋な歌声をお茶の間にまで届けてきた。最新作は、ジェーン・モンハイトをゲストに迎え、ラジオの音楽番組を模して聴かせる『ラジオ・ショー』(ユニバーサル ミュージック)。今年の5月はカーネギー・ホール・デビューも果たし、クルーナー・ブームの一翼を力強く担ってきた。オフィシャル・サイトは「http://www.tonydesare.com/」。
TONY DESARE
トニー・デセール
2010 8.5thu.-8.7sat.
Open6:00p.m.Start8:00p.m.
※本公演は1日1ショウのみ
Tony DeSare(p,vo)
トニー・デセール(ピアノ、ヴォーカル)
Ed Decker(g)
エド・デッカー(ギター)
Steve Doyle(b)
スティーヴ・ドイル(ベース)
●8.8sun. はコットンクラブにて公演
→詳細はコットンクラブ オフィシャルサイトへ
¥7,350(税込)