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HANK JONES - - 米国・国民芸術勲...

2009/01/30

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ハンク・ジョーンズ HANK JONES





● 祝!メダル受賞:おめでとうございます・ハンクさん:National Medal of Arts

ハンク・ジョーンズがうれしそうにぶら下げているアメリカ国民芸術勲章文化勲章(National Medal of Arts)は、アメリカ政府より授与される最高の芸術賞で、わが国では紫綬褒章に相当します。ハンク・ジョーンズの受賞は、ジャズ関連ミュージシャンとしてはエラ・フィッツジェラルド(’87年)、ディジー・ガレスピー(’89年)、ビリー・テイラー(’92年)、キャブ・キャロウェイ(’93年)、デイヴ・ブルーベック(’94年)、ライオネル・ハンプトン(’96年)、ベティ・カーター(’97年)、ベニー・カーター(2000年)、ウィントン・マルサリス(2005年)、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド(2006年)、レス・ポール(2007年)に次ぐものです。
この写真は昨年11月10日、ホワイトハウスで撮影されました。ハンク・ジョーンズは執務室で行われた授与式に出席し、大統領夫妻からメダルを贈られたのでした。

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● あの、"ハーレム1958" にも

おそらく最も大規模かつ広く知られているジャズ写真が、これでしょう。「エスクァイア」誌の依頼を受けたアート・ケーン(当時「セヴンティーン・マガジン」の美術監修を務めていました)が1958年8月にハーレムで撮影し、同誌の’59年1月号に掲載されました。セロニアス・モンク、カウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー等、ジャズの歴史を彩った巨匠57名が勢ぞろいしています。現在も活躍しているのは以下の面々;ベニー・ゴルソン、ホレス・シルヴァー、ソニー・ロリンズ、エディ・ロック、マリアン・マクパートランド、そしてハンク・ジョーンズ。
’94年制作の映像作品『A Great Day in Harlem』には、このフォト・セッションにまつわる数々のエピソードが紹介されています。

→ Harlem 1958



● "ハッピーバースデイ、Mr. President"

1962年5月19日、マディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたジョン・F・ケネディ大統領の誕生パーティからの映像です。当時、大統領とのロマンスが噂されていたマリリン・モンローが歌う「ハッピー・バースデイ」は非常に高名ですが、彼女の悩ましげな歌声のバックでピアノを弾いているのがハンク・ジョーンズであったことは意外と知られていないのではないでしょうか(始まって47秒あたりに、チラッとハンクの姿が写っているような気が・・・・)。この約3ヶ月後にマリリンは謎の死を遂げ、翌63年11月には大統領が凶弾に倒れました。
同時期、ハンクが残したリーダー作には『ヒアズ・ラヴ』(63年)、『ジス・イズ・ラグタイム・ナウ』(64年)があります。

→ Happy birthday Mr. President by マリリン・モンロー


● Hank Jones performs solo at Carnegie Hall, 6 April, 1994 as part of the Verve 50th anniversary celebrations. ...
名門ジャズ・レーベル、ヴァーヴの創設50周年コンサート(於:カーネギー・ホール)からの映像。ハンクは“ジャズ・ピアノの神様”ことアート・テイタム(1909〜56)に捧げて、スタンダード・ナンバー「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」をソロ・ピアノで演奏しました。当コンサートには他にもハービー・ハンコック、ジョン・マクラフリン、アントニオ・カルロス・ジョビン、パット・メセニーといった超豪華メンバーが登場、そのスケールの大きさは今も語り草になっています。