BlueNote TOKYO
ARCHIVE 2009/09

2009/09/30

LARRY CARLTON , ROBBEN FORD - - 2大トップ・ギタ...

ラリー・カールトン-LARRY CARLTON

ラリー・カールトン-LARRY CARLTON width=



LARRY CARLTON with ROBBEN FORD : 夢の共演ふたたび



現代のジャズ・フュージョン・シーンを代表する2大スーパー・ギターリストの共演がふたたび実現です。
大反響を巻き起こして以来ハヤ2年、
どうやら最近フランスで共演の機会があった際はアコースティックで肩を並べてプレイしていたようです。

かつてラリーさんは語ってくれました。
「おれは、ハートのこもっているギター・プレイヤーが好きなんだ。ロベンと共演したい」

かつてロベンさんは言ってました。
「ラリーのギターは情熱を感じる」

そして、おふたりとも言っていた事、
「おれたちふたりが共演する時は、本当に演奏に集中力が増す。なぜなら、相手が相手だからね」

おふたりとも、神経を集中させての本気度ゲージがつねにマックス達しっぱなしのライヴになること、そしてそれに呼応すべくオーディエンスの盛り上り、
公演初日はもうすぐそこです。



● Larry with Robben  ♪ 'The Prince'  - North Sea Jazz 2007






● Larry Carlton w/ Robben Ford @ Tokyo Jazz Festival 2007






● ♪ "Cold, Cold" -Larry Carlton w/ Robben Ford






● Larry Carlton  ♪Bubble Shuffle






● Larry Carlton & Lee Ritenour - 必殺・♪ Room 335






● Larry Carlton - 尖ってます ♪ Sleepwalk



JOYCE - ☆ P+M映像 : JOYCE...

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☆ JOYCE with special guest JOAO DONATO


ジョイスとジョアン・ドナートの登場です。
名実ともにブラジルのトップ・アーティスト、約8年ぶりになる共演での来日。
哀愁、グルーヴ、ありとあらゆる要素を含みながらも、とにもかくにも盛り上がってます。
10/1 Thu までの公演です、お見逃しなく!!








● 2009 9/27 Sun.-10/1 Thu.
JOYCE with special guest JOÃO DONATO




2009/09/28

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , JOYCE - - report : JOYCE w...

ジョイス-JOYCE
ジョイス-JOYCE


公演2日目のリポート:JOYCE with special guest JOAO DONATO



いまや年に一度の風物詩といっていいでしょう。ジョイスが今年も素敵なライヴを繰り広げています。

スペシャル・ゲストは、‘ブラジル音楽界にこの人あり’と謳われるピアニスト/作曲家のジョアン・ドナート。ジャズ・センスにあふれた繊細にして大胆なピアノには、誰にも真似のできない味わいがあります。キューバの伝説的打楽器奏者、モンゴ・サンタマリアのバンドにいたことがあるせいか、ラテン・フィーリングが豊富なのも特長です。
皆さんご存知かと思いますが、ジョイスはギターの達人でもあります。そして通常、彼女のバンドには他のコード楽器(ピアノやギターなど)が入っていません。歌いながら奏でられるギター1本で、必要な和音がまかなえるからです。そこにドナートのピアノが加わると、どうなるか。ギターが紡ぎだす豊かなハーモニーと、分厚いピアノの和音がどう絡んでいくか。会場に着いたぼくは、わくわくしながら開演時間を待ったのでした。

前半はドナートを除くジョイス・グループによる演奏です。彼女のヴォーカルとギターのコンビネーションには‘一体化’という言葉がぴったり。ストゥールにすわり、ギターを爪弾きながら歌う彼女の姿は、たとえシルエットになったところで‘あっ、ジョイスだ!’とわかることでしょう。夫君トゥチ・モレーノのドラムスは相変わらず歯切れ良く、ジェシ・サドキのトランペットは、まるで60年代のフレディ・ハバードのようなハード・ブロウで迫ります。

ドナートはステージの中盤から登場しました。ぼくは以前、コンサート・ホールで演奏する彼を2階席から見たことがありますが、まさかクラブで、こんなに近くで巨匠のタッチを味わえるとは、感激というしかありません。ピンと立ったピアノの音が、ジョイスたちのサウンドに溶け込んで、バンド全体の響きがさらに豊かになります。

ドナート畢生の名曲といえる「AMAZONAS」、メンバーのユーモラスなコーラスをフィーチャーした「GUARULHOS CHACHACHA」、ジョイスとドナートの歌声が重なり合う「NO FUNDO DO MAR」など、彼らの楽しく、優雅な音世界は尽きることがありません。ラストでは、お待ちかねの「FEMININA」がしっとり披露されました。いわずとしれたジョイスの定番ですが、この曲をプレイするドナートを見る機会は、はっきりいってレアだと思います。どうか皆様、この光景を目と耳に焼き付けてください。

秋の夜長、極上のブラジル音楽に身を任せる。これって、すごく粋なことではないでしょうか。
(原田 2009/9/28)


● 2009 9/27sun.-10/1thu.
JOYCE with special guest JOAO DONATO

ジョイス-JOYCE



2009/09/23

EDDIE PALMIERI - ☆ P+M映像 : EDDIE...

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☆ EDDIE PALMIERI Y LA PERFECTA II


エディ・パルミエリのサルサ・オーケストラが登場!
銀河系軍団とも呼ばれる豪華なメンバーたちと、
とにかく楽しくやっております。

9/26 Sat までの公演、
今回見逃すのはあまりにもったいないことです。。。!








● 2009 9/22 Tue.-9/26 Sat.
EDDIE PALMIERI Y LA PERFECTA II




'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , EDDIE PALMIERI - - report : EDDIE P...

エディ・パルミエリ・イ・ラ・ペルフェクタ?-EDDIE PALMIERI Y LA PERFECTA ?
エディ・パルミエリ・イ・ラ・ペルフェクタ?-EDDIE PALMIERI Y LA PERFECTA ?


公演初日リポート : EDDIE PALMIERI


エディ・パルミエリが1961年に結成した“ラ・ペルフェクタ”は、トロンボーンをフィーチャーしたバンドです。

それまでのラテン・ユニットはトランペットが主で、どちらかというとトロンボーンは“従”でした。エディはその“従”をメインにした新たなサウンドを創造します。結果、音の重心がグッと下がり、響きにまろやかさが増しました。「ラテンとトロンボーンって、どうしてこんなにピッタリ来るんだろう」と、ぼくはエディやモン・リベーラの作品を聴くごとに思います。そういえばジャズ・フルート奏者のハービー・マンもラテンに凝っていた時代、複数のトロンボーンをフィーチャーしていましたね(アルバム『スタンディング・オヴェイション・アット・ニューポート』など)。

その“ラ・ペルフェクタ”が約40年の歳月を経て復活アルバム『LA PERFECTA II』を出したのは2002年のこと。もちろんぼくはすぐに購入し、当時働いていた雑誌に文章を書いた記憶があります。来日公演があればすぐに駆けつけるぞ、と決意しましたものの、2002年11月のブルーノート東京公演は見に行く事ができませんでした。

しかしその後、待てど暮らせど彼らは日本に来てくれません。その間、エディはさまざまなバンドで我が国を訪れ、さすがのパフォーマンスを聴かせてくれましたが、それはトロンバンガとは別種のものでした。
が、ついにこの9月、“切り札”が飛び出しました。ラ・ペルフェクタIIが今まさに、「ブルーノート東京」で、白熱の宴を繰り広げているのです!!

しかもメンバーが最高です。ここだけの話ですが2002年のアルバムより粒が揃っています。フルートを吹いている女性はなんと、カレン・ジョセフではないですか! 個人的には実に嬉しい名前です。グラント・グリーンの『イージー』、リチャード・グルーヴ・ホームズの『ダンシング・イン・ザ・サン』、コーネル・デュプリーの『シャドウ・ダンシング』など、70年代後半のジャズ・ファンク作品によくクレジットされていました。ジャズとラテンを行き来するフルート奏者は、前述のハービー・マン、デイヴ・ヴァレンティン、ヒューバート・ロウズなど数多いですが、カレンの豊かな音色、起伏に富んだフレージングも、実に聴きごたえのあるものでした。どうしてフルートはこんなにラテンと相性がいいのでしょう。

肝心のトロンボーン・パートはジミー・ボッシュとクリス・ウォッシュバーンが担当しました。ボッシュは“現代ニューヨーク・サルサにこの人あり”といわれるベテラン。ルベーン・ブラデス、マーク・アンソニー、セリア・クルース、アルトゥーロ・オファリール等、数多くのミュージシャンと共演してまいりました。この日のステージは彼がリードをとり、クリスがハーモニーをつけることが多かったように感じました。クリスは数年前からハーレムに程近い「スモーク」というクラブで週1回、ラテン・ジャズのライヴを開催して評判を呼んでいる若手奏者です。そのスケジュールを中断してまで日本に来てくれたのか、と、ぼくは彼の気合の入った吹きっぷりに酔いしれました。

御大エディも、活火山ぶりを大いに発揮してくれました。登場するなり「今夜はサルサだー」とシャウトし、鍵盤に分厚い手のひらを降ろします。声を発しながら自由奔放なアドリブをとり、リズミカルなコード(和音)で他のソリストをサポートし、バック・コーラスをつけ、ピアノを引く手を休めたと思ったらクラーベの手拍子を始めるエディは、ほんとうに精力的です。「休む間もなく音楽する」というのは、こうした状態をいうのでしょう。

ラ・ペルフェクタというグループ名は、“完璧”という意味です。が、この“完璧”はまだまだ発展し、進化し続けるに違いありません。

本当にものすごいライヴです。見逃すと後悔します。彼らの登場は土曜日まで続きます。興奮と熱気に、体当たりしてきてください!
(原田 2009/9/22)

● 2009 9/22tue.-9/26sat.
EDDIE PALMIERI Y LA PERFECTA II

エディ・パルミエリ・イ・ラ・ペルフェクタ?-EDDIE PALMIERI Y LA PERFECTA ?



2009/09/19

C.O.E.D. - ☆ P+M映像 : C.O.E...

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☆ C.O.E.D(CHRONICLES OF EVERY DIVA)
featuring SHEILA E., RHONDA SMITH, KAT DYSON, CASSANDRA O' NEAL&MINDI ABAIR
C.O.E.D(クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァ)
フィーチャリング・シーラ・E.、ロンダ・スミス、カサンドラ・オニール&ミンディ・エイベア


シーラ・E.率いる C.O.E.D.が登場!
スーパー女傑バンドの公演は 9/21(祝)まで。
見所満載のステージです!








● 2009 9/18fri.-9/21mon.
C.O.E.D(CHRONICLES OF EVERY DIVA)
featuring SHEILA E., RHONDA SMITH, KAT DYSON, CASSANDRA O' NEAL&MINDI ABAIR



'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , C.O.E.D. - - report : C.O.E.D...

C.O.E.D(クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァ)-C.O.E.D(CHRONICLES OF EVERY DIVA)
C.O.E.D(クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァ)-C.O.E.D(CHRONICLES OF EVERY DIVA)公演初日リポート : C.O.E.D.



超豪華オール女性ユニット、C.O.E.D.が遂に「ブルーノート東京」上陸です。

C.O.E.D.とは、“Chronicles Of Every Diva”の略。なかなかカッチリした日本語訳が見当たらないところですが、とにかく、ようするに、みんなディーヴァなのです。それぞれがリード・ヴォーカルもコーラスもできて、しかも楽器のフレーズがものすごく歌っているという、大変な歌姫集団であるのです。

説明不要のドラムス&パーカッション奏者、シーラ・E。サポートもソロもスラッピングも思いのままのベース奏者、ロンダ・スミス。ソウルフルなヴォーカルとワイルドなギターで華をまきちらすキャット・ダイソン。この3人はプリンスとゆかりの深いミュージシャンですね。少しもゆるまないテンション、ステージの最初から最後まで疾走し続けるスタミナの何割かは、プリンスとの日々によって培われたものでしょう。キーボードのカサンドラ・オニールはメイシー・グレイ、チャカ・カーン、ベイビーフェイスなどのサポートを務めてきました。以上4人が、C.O.E.D.のオリジナル・メンバーです。

しかもこの東京公演には、スペシャル・ゲストとしてサックス奏者でシンガーのミンディ・エイベアも参加しました。フュージョン〜スムース・ジャズの名門であるGRPレーベルからデビューして以来、華やかな活動を続けている注目のミュージシャンです。彼女のブロウが加わることによって、C.O.E.D.のサウンドは一層華やかになりました。

キャリア的にもネーム・バリュー的にもシーラが突出しているのは事実でしょうが、演奏はメンバー全員が対等といっていいものでした。マイケル・ジャクソンの「BLACK OR WHITE」の痛快なカヴァーで幕を開けたステージは、ミンディをフィーチャーした「SLINKY」へと受け継がれ、「REAL MAN」ではキャットが“100万ドルなんていらない、キャデラックもいらない、あたしはリアル・マンが欲しい”と、ブルージーに歌いあげます。カサンドラはTOTOのカヴァー「AFRICA」をしっとりと演じ、ロンダは「LOVE BAZAR」の中に、敬愛するジャコ・パストリアスの名曲「TEEN TOWN」のフレーズを挿入します。そして本編ラストは“待ってました!”の「THE GLAMOROUS LIFE」。まさしくシーラの独壇場です。ステージにティンバレスがセットされただけで、オーディエンスは沸きに沸き、総立ちになりました。

アンコールでは全員椅子に座り、打ち込みのバック・トラックに合わせてコーラスを披露。この「MY HEART SONG」、まだアメリカ公演では一度も取りあげたことがないそうです。こんなに素敵なバラードを、世界でいちはやく味わうことができるとは、実に実に幸せじゃないですか。
(原田 2009/9/18)


● 2009 9/18fri.-9/21mon.
C.O.E.D(CHRONICLES OF EVERY DIVA)
featuring SHEILA E., RHONDA SMITH, KAT DYSON, CASSANDRA O' NEAL&MINDI ABAIR

C.O.E.D(クロニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァ)-C.O.E.D(CHRONICLES OF EVERY DIVA)



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