BlueNote TOKYO
ARCHIVE 2010/05

2010/05/15

NATALIE COLE , 特別インタビュー - - Interview : NATA...


exclusive interview : NATALIE COLE


ナタリー・コールのショート・インタビュー!
来日直後のナタリー・コールが、今回の公演への想いを語ってくれました。

NATALIE COLE

→ NATALIE COLEの公演詳細はこちらから


Q. 1
今回は2年ぶりのブルーノート東京ご出演になりますが。

☆ NATALIE COLE(以下、☆ NC):
In February of 2008, I was diagnosed with Hepatitis C, and in June of that same year I came to Tokyo to perform at the Blue Note.
I did not want to disappoint my fans, and so I decided I would do the best I could!
It was a very difficult time for me, but I could feel the support and love of the audience....something I will never forget.

I had a kidney transplant In 2009 and I have never felt! better!
:
私は2008年の2月にC型肝炎と診断され、同じ年の6月、ブルーノートに出演のため東京へ来ました。ファンの皆さんをがっかりさせたくなかったので、ベストを尽くすことに決めたのです。私にとってはとても苦しい時期でした。しかし観客の皆さんが支えてくれ、その愛を感じました。そのことは今後も決して忘れないでしょう。

2009年に腎臓移植を受けて、今までになく体調がよくなりました!



Q. 2
今回のショウについて。

☆ NC:
We are going to have a great show incorporating songs from the Still Unforgettable CD, of course the Unforgettable CD and songs from the Great American Songbook.
And I will always try to perform some of my R&b hits like Mr. Melody
And This Will Be!
:
スティル・アンフォゲッタブルのCD からの曲と、そしてもちろんアンフォゲッタブルのCDからも、さらにグレート・アメリカン・ソングブックからの曲で構成して、すばらしいステージにします。
それから、いつもそうですがR&Bのヒット曲、ミスター・メロディーとか、そういった曲もやります。
そして、ディス・ウィル・ビーも!




Q. 3
今回の東京滞在で楽しみにされていることはありますか?

☆ NC:
As far as what I like to do while I am in Tokyo-----shopping of course!!
I am hoping to find a beautiful kimono on this trip.
:
東京にいる間に私がしたいことといえば・・・もちろんショッピングです!!
今回はきれいな着物が見つかるといいなと思っています。




Q. 4
ショウを楽しみにされている皆様へメッセージをどうぞ。

☆ NC:
To my fans....

I can't wait to see you all!
Your love and prayers got me through a really difficul time and this time, there will be tears of joy all around!

I will be celebratieenge My one year anniversary on May 19th at the Blue Note Tokyo since the surgery.
It will be a fun night

Thank you.
:
ファンの皆さんへ・・・

お会いする日が待ちきれません!
皆さんの愛やお祈りのおかげで、私はとても辛い時期を乗り切ることができました。そして今回は、喜びの涙が辺り一面にあふれることでしょう!

私は5月19日にブルーノート東京で(手術後の)一周年記念を祝うことになります。
きっと楽しい夜になることでしょう。

ありがとうございます。



●5.16sun.-5.23sun. (5.19wed.OFF)
NATALIE COLE





◆ NATALIE COLE
 official web site : http://www.nataliecole.com



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2010/05/12

AL DI MEOLA - ☆ P+M映像 : AL DI...

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☆ AL DI MEOLA

その驚異的なプレイに衝撃を受けたチック・コリアに誘われ
リターン・トゥ・フォーエヴァーに加入、ソロでは『エレガントジプシー』で
世界驚愕させ、パコ・デ・ルシア&ジョン・マクラフリンとの
“スーパー・ギター・トリオ”では大ヒットを飛ばしたアル・ディ・メオラ。
初日のパフォーマンス&メッセージ映像をアップしました!
ギターファン、ジャズ/フュージョンファン、
フラメンコファンならずとも見逃せません。公演は5.15sat. まで。




●5.11tue.-5.15sat.
AL DI MEOLA



'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , AL DI MEOLA - - report : AL DI M...

アル・ディ・メオラ-AL DI MEOLA
アル・ディ・メオラ-AL DI MEOLA



公演初日リポート:AL DI MEOLA



あっという間のライヴでした。これほど充実したステージには、今後いつ接することができるのだろう。そうつぶやきたくなるほど充実した、ある意味神がかり的な80分を味わいました。アル・ディ・メオラとワールド・シンフォニアの面々に、ありったけの花束を捧げたい気持ちです。

来日直前のメッセージで、ディ・メオラは、この多国籍集団を「今まで自分が持った中で最高のバンド」、「このバンドで日本に来ることにかつてないほどの喜びを感じている」、「このバンドのことを、どうかみんなに言いふらしてほしい」と語っていました。これ、誇大でも何でもないです。本当に凄いユニットなのです。彼はこのバンドに心から自信と誇りを持っています。そしてギタリストとしての全身全霊を賭けています。それがひしひしと伝わる、実に気合の入ったステージでした。

前半は録音したばかりのニュー・アルバム(今年中に発表予定)からのナンバーが中心でした。まだ正式な曲名もついていないとのことですが、おそらくディメオラは、最新のユニットによる最新の曲を日本のファンに届けたくてうずうずしていたのでしょう。ナイロン弦のアコースティック・ギターにはシンセサイザーが仕込まれていて、それがギター本来の音と微妙にダブったり、コントラストを描いたりしながら(ギターの前には生音を拾うマイクも立っています)、とてつもないグルーヴを生み出します。エロチックなアコーディオン、繊細にして大胆なパーカッション、名脇役と呼びたくなるサイド・ギター、シンコペーションの利いたベース、すべてが極上でした。アストル・ピアソラに通じるタンゴの世界あり、フラメンコやショーロ的めくるめく世界あり。組曲風、交響楽的なサウンド展開の中に、いろんな音楽の要素が取り込まれ、消化され、ぐつぐつと煮込まれてワールド・シンフォニアならではの響きになってゆくのです。

プログラム後半、ディ・メオラは立ち上がり、ポール・リード・スミスのエレクトリック・ギター“プリズム”に持ち替えました。この楽器、ものすごく色合いがきれいです。ぜひ写真をご覧いただければと思いますが、工芸品のような趣があります。その美しいギターに指を走らせながら、ディ・メオラはとんでもないフレーズを奏でていきます。なるほど、確かに超絶技巧です。しかしそれは彼の雄大な音楽像の、ほんの一部でしかありません。どんな速弾き、大テクニックよりも、音楽そのものの器がデカイのです。

彼が世に出るきっかけとなったリターン・トゥ・フォーエヴァーや、スーパー・ギター・トリオでのプレイもセンセーショナルでした。ヤン・ハマーやミンゴ・ルイスがいた頃のバンドも圧倒的でした。しかし今のディ・メオラを聴くと、それも過去の通過点のひとつだったとしか思えません。このところディ・メオラの国内盤CDは出ていませんが、じつのところ彼の絶頂のプレイは海外盤のみで入手できる近作にこそある、と、ぼくは思っています(いくつかは会場で販売中です)。往年の超名盤『Tour De Force』と並ぶ、いや、それを凌ぐスケールの大きさです。

皆さん、とにかくこの公演を聴き逃す手はありません。ワールド・シンフォニアは、情熱と感動の“音楽旅行”に我々オーディエンスを連れていってくれるのです!
(原田 2010/5/11)

● 5.11tue.-5.15sat.
AL DI MEOLA


AL DI MEOLA-アル・ディ・メオラ


2010/05/10

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , MARLENE - - report : MARLENE...

マリーン sings 熱帯JAZZ
マリーン sings 熱帯JAZZ


公演初日リポート:MARLENE sings NETTAI JAZZ



灼熱のプロジェクト“マリーンsings熱帯JAZZ”が、ブルーノート東京に帰ってきました。
昨年6月に行なわれた公演は、いずれも超満員。連日、客席は総立ちだったとききます。アジアを代表する情熱の歌姫と、日本のトップ・ラテン・ジャズ・ビッグ・バンドの共演が、手の届きそうな近距離で楽しめるのですから、誰だってエキサイティングな気分になるはずです。
そして今回、各メンバーが忙しいスケジュールをやりくりした末に、待ちに待ったアンコール公演が実現したのです。

初日がおこなわれた5月9日は「母の日」でした。ステージにはカーネーションが飾られ、マリーンも真赤なドレスで登場。オープニングの「AIN'T NO MOUTAIN HIGH ENOUGH」からエンジン全開です。舞台上でのマリーンの表情は本当に多彩です。けっこう激しい身ぶり手ぶりもみせるのですが、それも実に自然なのです。その歌の主人公になりきっているかのようなアクションを交えながら、歌詞を観客に送り届ける彼女は、シンガーであると同時にアクトレスであり、そして圧倒的なエンターテイナーである、といえましょう。MCでもオーディエンスを大いに沸かせていました。

もちろん凄腕ミュージシャンが揃っている熱帯JAZZゆえ、充実したソロ・プレイも味わうことができました。木幡光邦(トランペット)、中路英明(トロンボーン)、奥山勝(ピアノ)、小池修(アルト・サックス)、宮本大路(バリトン・サックス)に加えて、アルト・サックス、ソプラノ・サックス、フルートでフィーチャーされたスティーヴ・サックスの大活躍ぶりにも唸らされました。リーダーのカルロス菅野もパーカッションやMCに大活躍、「SMILE」におけるマリーンとのヴォーカル・デュオも聴きものでした。

本編ラストは、待ってましたの「MAS QUE NADA」。もちろん場内は総立ちとなり、マリーンと観客のコール&レスポンスは永遠に続きそうな勢いでした。3度目の“マリーンsings熱帯JAZZ”がブルーノート東京で催されるのも、そう遠いことではないでしょう。
(原田 2010/5/9)



● 5.9sun.-5.10mon.
MARLENE sings NETTAI JAZZ


マリーン sings 熱帯JAZZ


2010/05/04

'11 BNT : What's Happenin' ! , RON CARTER - - Happy Birthday, ...

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Happy 73rd Birthday, Mr. Bass !


ロン・カーター73歳の誕生日、
本日ステージ上にて皆様とお祝いしました!



RON CARTER - ☆ P+M映像 : RON C...

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☆ RON CARTER with RUSSELL MALONE& JACKY TERRASSON

ロン・カーター・ウィズ・ラッセル・マローン&ジャッキー・テラソン
- ザ・ゴールデン・ストライカー・トリオ - の
パフォーマンス & メッセージ映像をアップしました。
5.4tue. はロン・カーター73歳のバースデイ!みんなでお祝いしましょう。
また5.5wed. はこどもの日を記念して、
20歳未満の方にもご入場いただける特別公演を開催。
GWはぜひご家族でジャズクラブにどうぞ!!




●5.3mon.-5.8sat.
RON CARTER with RUSSELL MALONE& JACKY TERRASSON
- THE GOLDEN STRIKER TRIO -



'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , RON CARTER - - report : RON CAR...

ロン・カーター-RON CARTER
ロン・カーター-RON CARTER


公演初日リポート:RON CARTER with RUSSELL MALONE & JACKY TERRASSON - THE GOLDEN STRIKER TRIO -


“ミスター・ベース”、ロン・カーター率いるゴールデン・ストライカー・トリオの公演が始まっています。

重鎮、巨匠、名手などなど、彼を形容するフレーズには限りがありません。が、ぼくはここに“超人”という言葉を敬意と共に付け加えたいと思います。スケジュールを見ると、ロンは5月1日までスティーヴ・キューン(ピアノ)のバンドでニューヨークの「バードランド」に出演していました。“ゴールデン・ストライカー・トリオ”の「ブルーノート東京」における初日が昨日5月3日。ニューヨークと東京の間には約14時間の時差がありますから、「バードランド」での公演を終えたロンはただちに飛行機に乗って成田空港に到着、「ブルーノート東京」のステージに立ったことになります。

これを超人といわず何といいましょう。しかし彼は本当にタフです。キューンのバンドとはまったく音楽性の違うゴールデン・ストライカー・トリオで、とても初日とは思えないほど、よくまとまり、よくなじんだ音の会話を聴かせてくれました。まさしくプロフェッショナル中のプロフェッショナルです。

これまで『ゴールデン・ストライカー』、『イッツ・ザ・タイム』というアルバムを発表しているゴールデン・ストライカー・トリオですが、今回の公演はCDと違ってロン、ラッセル・マローン(ギター)、ジャッキー・テラソン(ピアノ)という顔合わせです。もちろんこの3人が日本で揃って共演するのは初めて。クラシック畑での経験も豊富なテラソンの起用は、とくにスロー・バラードで効果をあげていました。超満員のオーディエンスが、文字通り物音ひとつたてずにシンと静まり、達人たちの妙技に酔いしれたのです。

本日5月4日はロンの誕生日です。我々ファンにとっても、ロン自身にとっても、忘れられないバースデイ・コンサートになることでしょう。また5月5日は、「Real Jazz Experience for Children」と題する家族向けのプログラムが予定されています。かつて息子に「First Trip」という曲を書いたことのあるロンです。ハートウォーミングなステージになることは間違いありません。

親日家としておなじみのロンですが、来日するたびに、彼と日本のファンの距離はより近くなっているようです。
(原田 2010/5/3)



● 5.3mon.-5.8sat.
RON CARTER with RUSSELL MALONE & JACKY TERRASSON - THE GOLDEN STRIKER TRIO -


ロン・カーター-RON CARTER


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