☆ LARRY CARLTON
第53回グラミー賞では、松本孝弘と共演した『TAKE YOUR PICK』で
最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞して
話題を呼んだスーパー・ギタリスト、ラリー・カールトン。
今回は約4年ぶりのソロ・アルバム、フィラデルフィア・ソウルを
代表するソング・ライター・チーム、ギャンブル&ハフのナンバーを
プレイした『ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア』を携えて登場!
初日のパフォーマンス&メッセージ映像をアップしました。
公演は4.12 tue.まで。
●4.8fri.-4.12tue.
LARRY CARLTON
plays "The Sound of Philadelphia"
公演初日リポート:LARRY CARLTON
plays "The Sound of Philadelphia"
松本孝弘とのコラボレーション・アルバム『TAKE YOUR PICK』でグラミー賞を獲得したばかりのラリー・カールトン。その模様は日本でも大きく報道されました。いままで数えきれないほどの賞を獲得、不動の人気を誇って久しい彼ですが、やはりグラミー受賞の重みは格別のようです。そのラリーが最新作『プレイズ・ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア』の世界をライヴで届けに、来日してくれました。
このアルバムはラリーがオージェイズ、スピナーズ、スタイリスティックス、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ等が歌った、いわゆるフィラデルフィア・ソウルのナンバーをとりあげた作品です。「COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE」、「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」、「BACKSTABBERS」といったタイトルに覚えがなくても、メロディを聴けば、“ああ、この曲知ってる”と、絶対に気づくはずのナンバーばかりです。美しく親しみやすい旋律をラリーがワン&オンリーのトーンで奏であげ、選りすぐりのミュージシャンが盛りたてます。
古くからのファンは御存知かと思いますが、『シンギング・プレイイング』という弾き語りアルバムを残しているように、かつてのラリーはヴォーカリストでもありました。しかし現在の彼は、歌心のすべてをギターに注いでいます。ワン・ステージの中で何度も楽器を持ちかえるアーティストも少なくありませんが、ラリーは愛用のギター1本で、激しさと優しさ、ソリッドな部分とソフトな部分、ファンキーなところとリリカルなところなどなど、さまざまな一面を表現します。無伴奏ソロによる”日本の皆さんへの祈り”、「THE LORD'S PRAYER」では、それまでノリノリだった客席が静まり、針一本落としただけでその音が響くのではないかと思われる静寂の中、絶品のバラード・プレイを聴かせてくれました。この曲は前日の木曜、NHK BS1の番組に生出演した際に演奏する予定でしたが突然の地震発生により生演奏の機会がなくなってしまったそうです(しかし、その模様は収録され昨日金曜に放送されたとのこと)。
そして本ライヴのもうひとつの目玉が、人気シンガーのビル・ラバウンティの参加です。彼はキーボードやバック・コーラスを務めるではなく、「DROWNIN' IN THE SEA OF LOVE」、「MAMA CAN'T BUY YOU LOVE」でリード・ヴォーカルをとり、アンコールでは自身のヒット「THIS NIGHT WON'T LAST FOREVER」(涙は今夜だけ)まで披露。まさか歌ってくれるとは思わなかっただけに、予想外のプレゼントをもらったような気分です。
“We came to support you”
MC にての発言が印象深い、日本への想いが詰まった大サービスのステージは12日まで続きます。
東京滞在中に、話題のブルーイ(インコグニート)が立ち上げたチャリティー・ソング・プロジェクト「Love for Japan」にレコーディング参加をするそうです。ステージ外でも勇気とパワーを与えてくれるラリー・カールトンに感謝。
(原田 2011 4.8)
● 4.8fri.-4.12tue.
LARRY CARLTON
plays "The Sound of Philadelphia"
New Arrival :
4.8fri.
Quincy Jones
4.4mon.
Jean Paul "Bluey" Maunick (Incognito)
4.1fri.
Annekei, Kyle Eastwood, Maceo Parker
3.29tue.
Natalie Cole, Terri Lyne Carrington
3.28mon.
Phil Woods, Larry Carlton, Harvey Mason, Robert Cray
3.27sun.
David Matthews, Paquito D'rivera
3.25fri.
TAKE 6, Boz Scaggs, Diane Schuur, Jin Oki, Naruyoshi Kikuchi
3.24thu.
Chucho Valdes, Yellow Jackets, Richard Galliano, Steve Gadd, Jeff Neben,
3.22tue.
Candy Dulfer, Chuck Loeb, Giovanni Mirabassi, Gordon Goodwin - Director of Big Phat Band, Omar Sosa,
Ronnie Cuber ( Lew Solof, Henry Butler, Paul Shaffer, Bobby Malach, Buddy Williams, Joe Cocker, Dr. John, Eddie Palmieri)
3.21mon.
Dionne Warwick, Chris Minn Doky, Joshua Redman, The Manhattan Transfer, Randy Brecker
3.19sat.
Chick Corea, David Sanborn,
Dennis Mackrel - Director of Count Basie Orchestra, Ivan Lins
To all of our wonderful Japanese fans:
On behalf of Tower of Power I’d like to let you know that we are all very concerned for you and are praying that God will help all those who have been affected by the recent earthquake and tsunami. We were In Tokyo when the earthquake hit and we were very frightened but the people in Northeast Japan were so severely hit that our hearts, thoughts, and prayers are continually filled with concern for those people that were affected the most. I pray that God will protect all of you and comfort those that are mourning the loss of loved ones.
God bless You!!!
Emilio Castillo – Bandleader for Tower of Power
素晴らしい日本のファンの皆さまへ:
タワー・オブ・パワーの代表として、私たち全員が日本の皆さまをとても心配していること、そしてこの地震と津波の被害にあった全ての人を救ってくださるよう神に祈っていることを伝えます。地震の発生時、私たちは東京にいて怖い思いをしましたが、東北の方々が受けた被害は甚大です。私たちの心、想い、そして祈りは常に、最も被害を受けている人々への想いに満ちています。神が皆さまを守り、愛する者を失った悲しみの中にいる人々を慰めてくださるよう、祈っています。
神の祝福を!!!
エミリオ・カスティロ(タワー・オブ・パワー バンドリーダー)
This is Holly Cole sending all my love and support to the people of Japan. This a time of immense hardship and loss. Try to remember that it will end.
I was in Tokyo during the earthquake and it was terrifying. Everyone was so kind, generous and supportive and I thank you so much for that.
Take care of each other. My heart goes out to you.
All my love,
Holly Cole.
ホリー・コールより、日本の皆さまに私の愛とサポートを送ります。大きな苦難と損失の時です。これは終わるのだということを、どうぞ忘れないでください。
私は地震の時、東京にいました。恐ろしかったです。皆さまに親切に、優しく、支えていただきました。心から感謝しています。
互いに助け合ってください。私の真心を、皆さまに届けます。
愛をこめて、
ホリー・コール
【THE MANHATTAN TRANSFER】
ピース&ラブ
ブルーイ (インコグニート)
【NILE RODGERS】
ナイル・ロジャースです、ここニューヨークは今3:30、日本で起きている悲惨な地震の現状をふまえ、私の今日のブログは見送るのが適切に思います。私の想いと祈りは、日本のブラザー、シスターと共にあります。またお会いましょう、近いうちに。あなたのために祈っています。
【LARRY CARLTON】
I want to extend my deepest sympathy to all for the ongoing tragedy you are experiencing from the earthquake and Tsunami.
Your courage has inspired me and I'm sure the rest of the world in the face of such great adversity. This courage that you display does not surprise me. I've had the pleasure and the honor of playing my music in Japan many times, about 30 or more trips. Every time I've been in your country the people have been kind, thoughtful, sensitive, hard working and very courageous. I know you will get through these very hard challenges that are in front of you. Your strength is always an inspiration to me, to my friends in the United States and to the rest of the world.
I am scheduled to return to the Blue Note Japan this June with Randy Brecker, Richard Bona and Dennis Chambers. The dates are June 5 in Yokohama, June 6 at the Cotton Club, June 8-11 in Tokyo and June 12 in Nagoya. I am really looking forward to seeing everyone. The Blue Note Japan is one of my favorite places to play in the world. Much, much love.
Sincerely,
Mike Stern
地震と津波による継続的な惨事に際し、皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
多大な災難に直面されている皆さまの勇気に、私は、そしてきっと世界の人々も心を打たれています。あなたの勇気に、私は驚きません。私は日本での演奏を30回以上経験しています。いつも日本の皆さまはとても親切で思慮深く、繊細で、努力を惜しまず、勇敢でした。今直面されている非常に困難な試練をも乗り越えられることを、私は知っています。あなたの意志の力は常に、私に、そしてアメリカや世界各地の私の友人たちに勇気を与えてくれます。
私は6月にランディ・ブレッカー、リチャード・ボナ、デニス・チェンバースと共に日本に戻ってきます。日程は6月5日に横浜、6月6日に『コットンクラブ』、6月8〜11日に『ブルーノート東京』、6月12日に『ブルーノート名古屋』です。皆さまにお会いできるのを、楽しみにしています。日本(ブルーノート・ジャパン)は、私が世界でも最も好きな演奏場所のひとつです。愛をこめて。
心をこめて、
マイク・スターン
【RANDY BRECKER】
祝福を
リチャード・ボナ
Dear Friends of Japan,
I share with all the people of the United States your pain and sorrow you are now enduring. We have been receiving the dramatic and tragic news reports of the massive and historic earth quake, tsunami, and now the damage you have to your nuclear power plants. We share in your grief of the enormous loss of life and displacement of your people. I will pray for the country's fast recovery and will do everything in our power to help you. The Japanese jazz fan is the most important supporter of my music, and I am always grateful for the years you have stood by my side. As you know I will be traveling to your Blue Note clubs this coming June. I hope to see you there and we can try to help your healing process with our music and in any other way possible.
-On behalf of the American jazz musician community, I can say that we love you madly, and you are in our hearts.
With the power of love and music,
Yours truly,
Ron Carter
親愛なる日本の友人たちへ
私は全てのアメリカ国民と共に、今あなたが耐え忍んでいる痛みと悲哀を分かち合っています。未曾有の大地震に津波、そして原発危機と、悲惨な事態が報道を通して私たちの元に届けられています。多くの命の損失と被災者に対するあなたの嘆きを、私たちも分かち合っています。日本の復興が早急に成し遂げられることを祈っています。私たちの持てる力の全てを尽くして、あなたを助けます。 日本のジャズファンは、私の音楽の最も大切な支援者です。私を長年応援してくださっている皆さまに、感謝しています。ご存知のように、私は6月に、日本のブルーノートに行きます。その時、お会いできますように。あなたの治癒のプロセスを私たちの音楽で助け、他の方法でも助けたいと思います。
アメリカのジャズミュージシャン界を代表し、申し上げます。私たちが日本の皆さまを深く、深く愛していること、そしてあなた方は私たちの心の中に居ることを。
愛と音楽の力と共に
ロン・カーター
【TAKE 6】
日本の皆さま、ブルーノート・ジャパン、音楽を愛する全ての人、そしてあなたのご家族へ
皆さまのことを想っています。この難局を乗り越えられるよう、愛と光を送っています。
あなたの意志の力と勇気は素晴らしい、私たちがあなたを愛していることを知っていて下さい。この難局はいつか必ず過ぎ去ります、あなたの不屈な精神で乗り越えられます。長年に渡るあなたの愛と支援に感謝しています、そして今、この時、私たちがあなたを支えていることをどうか知っていてほしい。
愛をこめて
チャーリー・ヘイデン&ルース・キャメロン、クァルテット・ウェストの全メンバー
"The news of this disaster was heartbreaking to me, as Japan and its culture have always had a place close to my heart.
I send my deepest condolences to the families and friends of those who have been hit and suffered so hard.
To my friends and fans, you have my love and support for a fast as possible recovery, and a return to the beautiful and very special country I have felt so much a part of for the last 40 years.
I have always admired your teamwork and willingness to help, and so I'm certain your recovery is assured.
I look forward to coming back soon and sharing whatever I can to help. You are in our thoughts."
-- Chick and Gayle Corea
日本と日本文化を大切にしてきた私にとって、この惨事は心を打ち砕くものです。
甚大な被害にあわれ苦しんでいる方々、ご家族、ご友人の皆さまに、深くお悔やみを申し上げます。
私の友人、ファンの方々、皆さまに私の愛とサポートをお届けします。迅速な回復がかないますように、私がこの40年間大切に感じてきた美しく特別な国へと復興しますように。
あなたのチームワーク、助け合いの精神を、私は常に尊敬してきました。復興が叶うことを、私は信じています。
近いうちに日本に戻り、お役に立てるよう願っています。
あなたのことを想っています。
チック&ゲイル・コリア
Dear friends,
You are all in my thoughts and prayers.
I pray for you your safety, stability and quick recovery.
I take comfort in knowing that if anybody can make it through this, the Japanese people can!
I will keep praying for you all - and I hope too see you all very soon.
With love,
CHRIS MINH DOKY
【CHUCK LOEB】
ドーモアリガト!
デニス・マクレル(カウント・ベイシー・オーケストラ ディレクター)
→メッセージ映像はこちら(外部リンク)
【DIANE SCHUUR】
ゴードン・グッドウィンです。バンドのメンバー全員とともに、素晴らしい国、日本の皆さんの安全を祈っております。現在の困難な状況の中でも、皆さんの強い精神力と姿勢は世界中の人々にとって見本であり、こちらが勇気をいただいています。この先も多くの試練が待ち構えているとは思いますが、必ず乗り越えてくれることと信じています。日本のジャズファンは世界一です、そしてまた皆さんと会える日を心待ちにしています。我々は常に皆さんを思い続けています。
【HARVEY MASON】
心をこめて、
ジョシュア・レッドマン
I was shocked and deeply saddened by the devastation of the eathquake and tsunami in Japan several weeks ago. I would like to send my heartfelt sympathy to the people of Japan, and wish them strength and perseverance on the road to recovery to all those who have lost.
Kyle Eastwood
The news of the devastation in japan hits home for me.
I have visited the country I call my second home about 15 times.
We here in the states, and around the world are praying for your total spiritual, and economic recovery!
I can't wait to return!!!!
Lalah Hathaway
【LEE RITENOUR】
【MACEO PARKER】
私の真心をこめて、
ミッシェル・カミロ
I want to let my friends in JAPAN know that I am praying for your strength and safety during this extremely difficult and critical time. Only God knows why these things happen but He knows best. No matter what-hold on to your FAITH and each other. I hope to see you soon in the fall, and know that i love and miss you dearly. Please hang in there!
With Love,
Natalie Cole
日本の友人の皆さんにお伝えしたいのです、非常に困難で危機的な状況でも皆さんが強く、安全であるように私は祈っています。なぜこのようなことが起こるのか、それは神のみぞ知ることですが、神は何が最善なのかも知っています。秋にみなさんとお会いできますように、そして私が本当に日本のみなさんのことを心から愛していることを忘れないでください。
困難な状況かと思いますが、どうぞ耐え抜いてください!
愛を込めて、
ナタリー・コール
Dear friends at Blue Note Tokyo,
My thoughts and prayers go out to all the people of Japan. After more than sixty visits to your wonderful country, I feel a strong connection with you that runs deep in my heart. You have endured many challenges in your culture and I am confident that you will overcome these recent tragic events. I am there for you as my own family and pray for you to get through this as quickly as possible. The energy and spirit of the world is with you now.
We send enduring support and love,
NATHAN EAST
私の想いと祈りを、日本の全ての人に送ります。あなたの素晴らしい国を60回以上訪れている私は、あなたとの強い絆を心の奥深くで感じています。度重なる試練を耐え忍んできた日本の人々は、この惨事を乗り越えると私は確信しています。あなたのことを私は自分の家族として、想っています。この事態から早急に抜け出すことができるよう、祈っています。世界のエネルギーとスピリットは、今、あなたと共にあります。
永続するサポートと愛をあなたへ、
ネイザン・イースト
私は、総ての亡くなった皆様への哀悼の念を表明すると同時に、被災した側としなかった側を、まるでアウトとセーフであるかの如く捉える感覚をまったく持っていません。東北地方と言わず東京と言わず沖縄と言わず、今後、残された日本人は一人残らず凄絶なサヴァイヴしてゆかないといけない。それは安っぽい「みんなひとつなんだよ」「助け合いの心を」といった言葉をまったく受け付けないほどに凄絶であると思っています。しかし、凄絶なサヴァイヴというのは、毎日泣いて、辛くて辛くて、死にたくて死にたくて、といった事ではありません。ジャズミュージックの歴史を最初から見直すと、あらゆる音楽ジャンルの中で、唯一ジャズだけが復興に光とユーモアを与える側にいたジャンルである事が解ります。私は一国民として、既にサヴァイブに参入していますが、一ジャズメンとして、誇りを持ってずっと演奏して行きたいと思っています。「頑張りましょう」というのもシンプルなメッセージですが、ギンギンに頑張ってバタリと倒れてしまっては負けです。勝つように頑張るとは、誇りを持ち、そしてユーモアを持ち、セクシーであること、即ち、ジャズであることなのです。東京は直接的な被災が無かったから、東北の方々を「応援」する。というのは、私は失礼だと思う。共に行くのです。また「音楽家としていま、何が出来るのか?」問いは、愚問の極であると思う。音楽家は音楽をするのです。私の演奏や私の作品でなくとも良い。是非なんらかの方法で、ジャズミュージックをお聴きになってみてください。
菊地成孔
Naruyoshi Kikuchi
TO MY BELOVED JAPANESE FRIENDS:
I WISH THIS ALL WILL END SOON AND A NEW SPRING COME TO SHINE ON THE WONDERFUL PEOPLE OF JAPAN.
THE WHOLE WORLD SIT AND PRAY FOR YOU.
WITH ALL MY LOVE.
NICOLA CONTE
愛する日本の友人たちへ
全てが早く終わることを願っています。新しい春が、日本の素晴らしい人々に光をもたらしますように。
世界中が、皆さまのために祈りを捧げています。
愛をこめて、
ニコラ・コンテ
【OMAR SOSA】
クインシー・ジョーンズ
Dear Blue Note family,
It is like seeing a good neighbor in distress and not being able to do anything about it. I began performing in Japan in the 1960's and feel very close to my friends there. My wife Jan and I and our associates would like you to know that our hearts and prayers are with you and I look forward to bringing my new electric group to Blue Note Tokyo in August.
Sincere regards,
Ramsey Lewis
良き隣人が窮地に立たされているのを見ていながら、何もできずにいるような心境です。私は1960年代から日本で演奏してきました。日本の友人たちを、非常に近しく感じています。私と妻のジャン、関係者一同の心と祈りは、皆さまと共にあります。8月に、私の新しいエレクトリック・グループを『ブルーノート東京』に連れていきます。
心をこめて、
ラムゼイ・ルイス
Dear friends,
We are thinking of you warmly, with all our heart, and we pray everyday for the sanity of your air, water, food and ground.
Please be ensured of all our support. We wish truely that the situation will get back soon to normal and that people will come back to listen to jazz music, which is in its own level healing the wounds of the world. Let's be back to Tokyo and share the best moments together!
Richard Galliano
親愛なる皆様へ
私たちは皆様のことを心から想い、皆様の空気、水、食べ物、そして大地が健全になりますことを毎日祈っています。
皆様には私たちのサポートが確実にあります。状況が早く元通りになり、皆様のそれぞれの傷を癒してくれるジャズを、また聴きに来て下さることを心から願っています。東京に戻りましょう、そして最高の一時を一緒に過ごしましょう!
リシャール・ガリアーノ
【ROBERT CRAY】
心をこめて、敬意と愛と共に、
ソフィー・ミルマン
Steve Gadd, his family and friends want the people of Japan to know that you are in our thoughts and prayers. We are sending a message of peace, love, and hope to your beautiful country to encourage you that you have the strength and resilience to rise above this temporary challenge. We will be with you every step of the way. -Team Gadd
スティーヴ・ガッド、彼の家族と友人は日本の皆さまのことをいつも想い、祈っています。皆さまは、この試練に立ち向かうことができる強さと回復力をお持ちだから頑張れる、と励ますため平和と愛と希望のメッセージを美しい国へ届けます。私たちは行く道の一歩一歩全てに共にいます。
【TERRI LYNE CARRINGTON】
Yellow Jackets & Russell Ferrante (manager)
地震と津波によって計り知れない災害を受けた日本の皆さんに心よりご冥福をお祈りいたします。友人や家族、そして家や土地を失った多くの方々のことを思うと胸が痛みます。多くの困難が待ち構えていると思いますが、日本の皆さんなら、そんな困難もきっと乗り越えられると信じています。ここぞと言うときの勇気と強い心、そして団結力、皆さんの素晴らしさを世界が賞賛しています。我々の辛いときに皆さんがそばにいてくれるように、我々もできることがあればすぐに手を差し伸べる思いでいます。皆さんの味方は世界中にいて、一刻も早い復興を心より祈っております。
希望を胸に。
イエロー・ジャケッツ&ラッセル・フェランテ(マネージャー)
“To all of the wonderful people and all of the supportive music fans of Japan, please know that our hearts are there with you and we feel that because of your courage and strength, Japan will be stronger and better than ever when this is over. You are amazing people and we pray for you every day. We in America love and support you”.
Jeff Neben, manager for Yellowjackets, Rita Coolidge, Harvey Mason’s Chameleon.
LARRY CARLTON : NHK BS1 出演後のメッセージ
ラリー・カールトンより NHK放送局・玄関前からのメッセージ。
先ほど 4/7thu. 23:30頃、NHK BS1 生出演中に地震が発生しました。
被災地の皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
ラリーさんへも多数のご心配の声をいただきましたてご本人に伝えたところ、 "I'm ok, see you in Blue Note" を伝えたい、ということでメッセージmovieををアップしました。
なお、放送が中断となりましたラリー・カールトンの出演コーナーは、その後収録対応にて続行されまして、番組出演者皆様及びスタッフ様の努力により、本日 4/8fri 放送の同番組内にて予定されていた内容を変更し放映されることとなりました。
今回の来日への想いを語り、心のこもったギター演奏を披露してくれます。
どうぞ、放送をお楽しみに。
来日に感謝。
公演への揺るぎない愛と勇気に感謝。
☆【ON AIR情報:TV - ラリー・カールトン出演】
4/8fri 23:00〜 NHK BS1『エル・ムンド』
official web : http://www.nhk.or.jp/elmundo/
http://www.nhk.or.jp/elmundo-blog/100/77746.html
● 2011 4.8fri.-4.12tue.
LARRY CARLTON plays "The Sound of Philadelphia"
公演初日リポート:NARUYOSHI KIKUCHI y PEPE TORMENTO AZUCARAR with MASAKO HAYASHI
-Memorial Concert for Elizabeth Taylor-
3月23日、女優のエリザベス・テイラーが亡くなりました。それを受けて、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールが昨日、2時間を超える“弔い”を繰り広げました。
このユニットは、菊地のソロ・アルバム『南米のエリザベス・テイラー』をライヴで演奏する際に誕生したものです。そして昨年の結成5周年ツアーは、「1000年後の南米のエリザベス・テイラー」というタイトルで行なわれました。晩年のテイラーは体調を崩し、あまり人前に姿を見せることはありませんでしたから、ここ5〜6年の間に“エリザベス・テイラー”を認識するようになったファンの殆どは映画よりも菊地成孔の活動を通じて彼女の名前に親しんでいるのではないでしょうか。
クラブに入ると、カウンター横にテイラーの大きな肖像がかけられていました(ペインティングはヴィヴィアン佐藤)。さらに「今日のライヴは特別なのだ」という感が深まります。DJの中村ムネユキがテイラー関連曲をプレイした後、ペペ・トルメント・アスカラールの面々がステージに登場します。ピアノ、バンドネオン、ハープ、コントラバス、パーカッション(2人)、ヴァイオリン(2人)、チェロという組み合わせはユニークそのもの。この楽器編成を見て、実際に演奏される音楽を想像できる者はいないでしょう。盛大な拍手の中をあらわれた菊地成孔はまず、エリザベス・テイラーについて語り、そしてメンバーを紹介しました。
「これからはMCなしで2時間演奏します」との後、怒涛のプレイが続きます。ホールで演奏することも少なくないペペ・トルメント・アスカラールですが、サックスのキーが触れ合う音やフィンガースナッピン(指パッチン)、カウントを出す声などオフ・マイクの音までしっかり聴こえてくるのは、至近距離で演奏が味わえるクラブならではの醍醐味。サックスやヴォーカルはいうまでもなく、指一本の動きすらおろそかにしないコンダクター=菊地成孔の姿も満喫できました。
雅楽を思わせる「導引」から、組曲のように演奏が続きます。ものすごい緊張感がステージに走っているのが伝わります。中盤ではソプラノ・ヴォイスの林正子も登場し、アリアを歌いました。なんて無国籍なバンドなんだ、とぼくは改めて思いました。
前半が“テンション”だとしたら、短めのチューニングの後に繰り広げられた後半部分は“リリース”でしょうか。ツイン・パーカッションが菊地のサックスを煽り、ストリングスがおそろしくキャッチーなリフを繰り返します。「大天使のように」、「KILLING TIME」、もう勢いは止まりません。エリザベス・テイラーは大女優だけに、世界各地でさまざまなメモリアル・イヴェントが行なわれている(行なわれる)はずです。しかしペペ・トルメント・アスカラールの当公演以上にユニークで、情熱的な“弔い”に、おそらく出会うことはないでしょう。
菊地成孔は5月5日にダブ・セクステット、6日に再びペペ・トルメント・アスカラールを率いてブルーノート東京に登場します。5/6はカヒミ・カリィさんの参加も決定したそうです。MCによるとブルーノート東京と「年間契約」したとのことです。ファンならずとも、“定点観測”したくなるのではないでしょうか。
(原田 2011 4.6)
*** 本公演はライヴ・レコーディングが行われました。
後日、インターネット配信にて販売予定、その収益の一部を義援金として寄付されます。
- 発売開始時期:4月下旬
- 配信元:OTOTOY
http://ototoy.jp/music/
● 4.6wed.
NARUYOSHI KIKUCHI y PEPE TORMENTO AZUCARAR with MASAKO HAYASHI
-Memorial Concert for Elizabeth Taylor-
● 5.5thu. NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
● 5.6fri. NARUYOSHI KIKUCHI y PEPE TORMENTO AZUCARAR with MASAKO HAYASHI & KAHIMI KARIE
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<東北地方太平洋沖地震の被災者支援を目的に>
UK の人気ジャズ・ファンクバンドのインコグニートが、
日本人アーティストらとチャリティ・ソングを
レコーディングしiTunes にて全世界へ配信。
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ブルーイが今回の来日期間中に作り上げた楽曲「Love Will Find A Way」(ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ)。“みんなの愛でこの危機的状況を救っていこう”彼の呼びかけに応えて国内外のアーティストが集結、レコーディングが行われた。
インコグニートは1979 年結成、30 年以上に渡り世界中のファンから愛され続けているイギリスを代表するジャズ・ファンクのバンド。バンドのリーダーであり、また日本人の妻を持つジャン・ポール“ブルーイ”モーニック(以下、ブルーイ)は一貫して“「人間愛」や「人と人とのつながり」を大切に”という真摯なメッセージを発信、その優しく魅力的な人柄でここ日本でも多くのファンを魅了し続けている。毎年行われる日本公演では数多くのファンが詰めかけ、またブルーイプロデュースによる楽曲は多くの日本のアーティスト達からも親しまれ、世に送り出されている。
海外アーティストの公演キャンセルが相次ぐなか、バンドと共に来日公演を敢行。「イッショニ、タテナオソウ!」という言葉から始まるライヴは、多くの人の胸に感動を呼んだ。
3月11日に発生した東日本大震災後、海外のアーティストが来日を相次いでキャンセルするなか、バンドと共に来日公演を敢行、3/30(火)からスタートしたブルーノート東京を皮切りに4/8(金) の横浜、モーション・ブルーまで、約10日にわたり全国各地(6ヶ所)で公演を続けている。
「日本のために何か出来ることをやりたい!」という、ブルーイの熱い想い。
先週、3/28 & 29に急きょブルーノート東京で行われた震災チャリティイベント“Love for Japan”で日本を代表するジャズ・ミュージシャンたちによるライヴを観て、ブルーイのその想いはますます強くなった。ブルーイの動きは早かった。自ら声をかけ、国内外のアーティストたちこのコラボレーションの実現をさせたのだ。日本でも多くのミュージシャンたちがリスペクトされているブルーイ、そしてインコグニート。ブルーイの熱い呼びかけ多くの実力派アーティストたちが賛同し、参加を表明。ブルーイはじめインコグニートのメンバー10名と、有坂美香、さかいゆう、SATOMi、つるの剛士、bird、My Little Lover(akko)、マリーン、エリック宮城(トランペット)、小沼ようすけ (ギター)、近田潔人(ギター)ら呼びかけに賛同した日本の人気ミュージシャンたちが、連夜続くインコグニート公演の合間をぬって都内のスタジオに集結。レコーディングを行った。
レコーディングされたチャリティ・ソングのタイトルは「Love Will Find A Way」(ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ)。
ブルーイが来日と同時に作詞。ギタリストの小沼ようすけ、マット・クーパーとともに作曲を行った。この曲には “みんなの愛でこの危機的状況を救って行こう”という彼の熱い想いが込められている。
『Love Will Find A Way』
【作詞】
ジャン・ポール“ブルーイ”モーニック、
【作曲】
ジャン・ポール“ブルーイ”モーニック、小沼ようすけ&マット・クーパー
【国内参加アーティスト】
akko(My Little Lover)、有坂美香、さかいゆう、SATOMi、つるの剛士、bird、マリーン、エリック宮城(トランペット)、小沼ようすけ(ギター)、近田潔人(ギター)
【海外参加アーティスト ※予定】
オマー、ラリー・カールトン、他
現在来日ツアー中のラリー・カールトン(ギター)も参加を表明。さらに、ツアー終了後に本国イギリスへ帰国後、オマーら世界的なアーティストとのレコーディングを追加の予定。4月中にこの曲を完成させ、5月よりiTunes(予定:150 円)を通じて全世界へ向けダウンロード配信を開始し、収益全額を義援金として寄付する。
photo / m.s.park