BlueNote TOKYO
ARCHIVE 2011/07

TITO JACKSON - ☆ パフォーマンス...

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☆ TITO JACKSON(コットンクラブ公演)

ジャクソン・ファミリーの次男として生まれ、’68年にジャクソン5の一員として
メジャー・デビュー。ジャクソンズと改称した後も、卓越したヴォーカルとギター、
気さくなパーソナリティで兄弟たちを支えてきたティト・ジャクソンが登場。
7.15fri.にコットンクラブで行われた公演のパフォーマンス映像をアップしました。
ブルーノート東京での公演は7.17sun.-7.19tue.。

●7.17sun.-7.19tue.
TITO JACKSON @BLUE NOTE TOKYO



'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , 本田雅人 - - report : 本田...

本田雅人 - MASATO HONDA
本田雅人 - MASATO HONDA


公演初日リポート:本田雅人 B.B.STATION -Big Band Night-


本田雅人率いるビッグ・バンド、B.B.Stationが待望の再登場を果たしました。
とにかくこのバンドは小気味よく、痛快です。選りすぐりのハイレベルなミュージシャンが一丸となって乗りに乗り、超絶技巧のフレーズを次々と鮮やかにキメてゆきます。中心人物の本田雅人はリズム・セクションとホーン・セクションの間に立ち、アルト・サックスを存分に吹きまくり、大半のレパートリーの作曲やアレンジを担当、MCもこなします。マルチな音楽家であり、エンターテイナーである「本田雅人の世界」が、ドッカーンと強烈に浮かび上がってくるのです。

リズム・セクションは梶原順(ギター)、櫻井哲夫(ベース)、則竹裕之(ドラムス)、そしてピアノとキーボードの佐山雅弘で構成されています。この凄腕メンバーが一堂に会するというのも貴重な出来事だと思います。とくに櫻井と則竹のリズム隊は、フュージョン系のサウンドにおいては日本最高峰のひとつといえるのではないでしょうか。ぼくの年代だと、どうしても「元カシオペア〜元JIMSAKUのベーシストと元T-SQUAREのドラマーが一緒に演奏している」という興奮を抑えきれないのですが、80〜90年代を知らない若いファンも絶対に、彼らの生み出すグルーヴに驚嘆の声をあげたことでしょう。ホーン・セクションにも中川英二郎(トロンボーン)、エリック宮城(トランペット)、吉田治、アンディ・ウルフ(サックス)等、「彼らがいなければ日本のビッグ・バンド界はまわっていかないのではないか」といいたくなるようなスターたちが揃っています。

2001年のアルバム『CROSS HEARTS』に入っていた「STOP! THE FUNK」のビッグ・バンド・ヴァージョンも聴けましたし、T-SQUARE時代の人気曲「MEGALITH」も大人数でプレイされると迫力倍増です。また、「みんなSwing」ではホーン・セクション全員のソロがフィーチャーされました。ジョージ・ガーシュイン作の古典的なナンバー「‘S WONDERFUL」を取りあげていたのには驚きましたが、コード、メロディともに「誰の書き下ろし?」と思わせるほど斬新にリメイクされていました。

B.B.Stationの公演は本日も続きます!
(原田 2011 7.16)


● 7.15fri.-7.16sat.
本田雅人 B.B.STATION
-Big Band Night-


 本田雅人 - MASATO HONDA


2011/07/13

'11 BNT : What's Happenin' ! , -Love for Japan- , Journey back Home , 溝口肇 , 谷川俊太郎 - -Love for Japan- ...

谷川俊太郎 - SHUNTARO TANIKAWA


-Love for Japan-
Journey back Home
-音楽と朗読でお連れする「こころの旅」-
音楽:溝口肇、谷川賢作、石井聖子
朗読:谷川俊太郎、レイチェル・チャン



谷川俊太郎の詩を中心に構成されたワン・ナイト・オンリーのスペシャル・ステージを開催しました。

谷川俊太郎さん当人が登場し、レイチェル・チャンさんとの朗読を披露。
谷川賢作さんのピアノ、溝口肇さんのチェロ、石井聖子さんによる歌、
詩と音楽により誘われた "こころの旅" は 、多くの感動を呼びました。
なんと、
俊太郎さんによるラップ、そして自身が作詞した曲
♪鉄腕アトム の歌唱までサプライズで披露あり。

またひとつ、素晴らしい夜に出会えたことに感謝。




● 7.12tue.
-Love for Japan-
Journey back Home
-音楽と朗読でお連れする「こころの旅」-
音楽:溝口肇、谷川賢作、石井聖子
朗読:谷川俊太郎、レイチェル・チャン



谷川俊太郎 - SHUNTARO TANIKAWA


2011/07/09

'11 BNT : What's Happenin' ! , BOB JAMES - - BOB JAMES TRIO f...

ボブ・ジェイムス - BOB JAMES


BOB JAMES TRIO
featuring Shadu Shah Chaidar & Lewis Pragasam



こんなにピアノを弾きまくるボブ・ジェイムスは見たことない!
という感想を多く聞きました。
キーボード/MIDIピアノの使用なし、アコースティック・ピアノ・トリオでの来日も非常に珍しい、ボブ・ジェイムス。
若きベーシスト・シャドゥ・シャー・チャイダー、
ドラムにはマレーシアからルイス・プラガサムを迎え、とにかく楽しそう。
米国にて展開されている日本へのチャリティー・プロジェクト
「JAZZ FOR JAPAN」へも参加しているボブが、その参加楽曲も想いを込めて披露してくれてます。
公演は、7/10sun. まで。
お見逃しなく!



● 7.8fri.-7.10sun.
BOB JAMES TRIO
featuring Shadu Shah Chaidar & Lewis Pragasam


ボブ・ジェイムス - BOB JAMES


2011/07/08

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , BOB JAMES - - report : BOB JAM...

ボブ・ジェイムス - BOB JAMES
ボブ・ジェイムス - BOB JAMES


BOB JAMES TRIO featuring Shadu Shah Chaidar & Lewis Pragasam
@Motion Blue Yokohama


数え切れないほど来日しているボブ・ジェームスですが、今回の公演ほどアコースティック・ピアノを弾きまくったことはないのではないでしょうか。「ボブ・ジェームスのピアノをタップリ聴きたい」、「あのタッチを全身で満喫したい」・・・・・そんなあなたに150%お勧めしたい公演が、今回のライヴです。6弦エレクトリック・ベースは今年の春にクアラルンプールで共演したときに一発で気に入ってしまったという気鋭のシャドゥ・シャー・チャイダー、ドラムスはボブとの来日経験もある名手ルイス・プラガサムです。

「ブルーノート東京」には本日から登場しますが、ぼくは昨日、ひと足早く「モーション・ブルー・ヨコハマ」で聴いてまいりました。ここは「ブルーノート東京」より規模が小さいため、さらに親密感があり、文字どおりミュージシャンに肉薄できるところがポイントです。ボブがここに出演するのは7、8回目だそうです。

オープニングは、ホレス・シルヴァーが作曲した「THE JODY GRIND」。シルヴァーといえば1950〜60年代に大活躍したモダン・ジャズのスターですが、ここ10数年は体調を崩しており、実質的には引退状態が続いています。しかし彼の曲は今も多くのミュージシャンにとりあげられ、ファンにも愛されています。ファンキーなメロディが印象的なこの曲を、ボブはエレガントに聴かせてくれました。

次はなんだろう、と思っていたら、演奏の途中でようやくわかりました。ペトゥラ・クラークの歌でヒットした60年代のポップス「DOWNTOWN」です。ボブはこの曲のハーモニーを変え、リズムもレゲエ風にして解釈します。名アレンジャー、ボブの面目躍如といったところでしょうか。ベース、ドラムスとのシンプルなピアノ・トリオ編成であっても、しっかりと編曲をほどこし、鮮やかな“キメ”を挿入しながらプレイするのです。

「NARDIS」は、初期のボブが最も影響を受けたピアニストであるというビル・エヴァンスの演奏で知られるナンバー。彼は1962年のファースト・アルバム『ボールド・コンセプションズ』でこの曲をとりあげて、近作『テイク・イット・フロム・ザ・トップ』で再演していましたが、今回はもちろん後者のアプローチです。ひとことでいえば、テンポやキーがコロコロと変わります。基本的にはファンク調ですが、ときおり4ビートのパートが挿入されていました。

今回のライヴでは、ボブのソロ・ピアノも味わうことができました。スタンダード・ナンバーの「I'M GLAD THERE IS YOU」です。まるでクラシックの小品のようなアレンジとタッチに、彼のルーツを見る思いでした。

以上の曲はすべて他人の書いたナンバーですが、もちろんオリジナル曲も聴かせてくれました。あのアルバムのタイトル曲も演奏してくれましたし、あの定番もピアノ・トリオならではの解釈に生まれ変わっていました。それに関してはぜひ、実際にクラブに足を運んでいただき、確認していただければと思います。

(原田 2011 7.7)


● 7.8fri.-7.10sun. @BLUE NOTE TOKYO
BOB JAMES TRIO
featuring Shadu Shah Chaidar & Lewis Pragasam




2011/07/04

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , SADAO WATANABE - - report : SADAO W...

渡辺貞夫 - SADAO WATANABE
渡辺貞夫 - SADAO WATANABE


公演初日リポート:Sadao Watanabe presents
SADAO WATANABE N.Y. QUARTET

渡辺貞夫のライヴはいつも華やかです。入り口のドアを開けると花束が並び、客席さまざまな層のファンで埋め尽くされます。愛用のサックスを持ちながら、人ごみをかきわけるようにして今夜の主役が登場すると、ざわざわした客席は一気に静まり、かわって猛烈な拍手が沸き起こります。

昨日のファースト・セットは目下の新作『イントゥ・トゥモロー』からの曲が中心でしたが、ぼくが見たセカンド・セットは、録音してきたばかりという次回作からのオリジナル曲が中心でした。おそらく会場にいる大半のひとが、それらレパートリーを初めて聴いたことでしょう(ぼくもそうです)。震災を受けて書き下ろしたというナンバーもいくつか披露してくれました。が、一貫して客席になごやかな雰囲気が感じられたのは、耳馴染みのない曲であっても、根底には常に渡辺貞夫ならではの親しみやすく、暖かいメロディ・ラインが流れているからでしょう。次回作のタイトルや発売日は近日中に決定されることと思いますが、それを聴くのが早くも楽しみになってきました。

共演のアーロン・ゴールドバーグ(ピアノ)、マット・ペンマン(ベース)、ジョー・ダイソン(ドラムス)は、つねに渡辺貞夫の動きから目を離していません。なにしろ、彼らが生まれる前から第一線で活動しているジャズ・レジェンドです。とくにダイソンの表情からは、「この巨匠から、ジャズの奥深さを盗めるだけ盗んでやろう」的な貪欲さが感じられました。彼は今年21歳の若さ。往年のジャズ・ドラマーのように、シンバル・レガートでリズムをキープしながらオカズ(合いの手)を入れるタイプではなく、むしろオカズの合間にシンバルでアクセントをつけていくのですが、その大胆不敵なプレイは明らかに渡辺貞夫を刺激していました。

ステージでは、新曲に加えて「TOKYO DATING」、「EPISODE」といった旧作も聴かせてくれました。「TOKYO DATING」は、1985年に録音されたアルバムのタイトル曲ですね。そこで御大と共演していたのは、ジェームス・ウィリアムス(ピアノ)、チャーネット・モフェット(ベース)、ジェフ・テイン・ワッツ(ドラムス)という当時の気鋭たち。彼らが日本で親しまれるようになった背景には、渡辺貞夫の尽力があったのです(ウィリアムスは若くして亡くなってしまいましたが)。

ゴールドバーグ、ペンマン、ダイソンの存在も、今回の公演を機にさらに日本のジャズ・ファンに身近なものとなるでしょう。
(原田 2011 7.3)


● 7.3sun.-7.6wed.
Sadao Watanabe presents
SADAO WATANABE N.Y. QUARTET


渡辺貞夫 - SADAO WATANABE


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