'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , ANGELA JOHNSON - - report : ANGELA ...
2012/07/11
公演初日リポート:
BROOKLYN PARLOR presents
"GOOD MUSIC PARLOR" LIVE at BLUE NOTE TOKYO
ANGELA JOHNSON with special guest CHRISTIAN URICH from TORTURED SOUL
新宿・ブルックリンパーラーで毎週火曜日に行なわれているDJイベント「グッド・ミュージック・パーラー」。「それぞれが、思い思いにくつろぎの時間を過ごせる場」として、人気を呼んでいます。その「グッド・ミュージック・パーラー」が、ついにブルーノート東京に進出しました。DJたちによる選りすぐりのナンバー、ブルックリン・ビールの飲み放題プランに加え、今の音楽シーンに欠かせない若手中堅アーティストのソウルフルでダンサブルなライヴがフィーチャーされます。その第1回アーティストとして選ばれたのが、アンジェラ・ジョンソンです。
アンジェラについての説明は、もう不要かもしれません。1990年代にヒップホップ/R&B ユニット“クーリーズ・ホットボックス”の一員として注目を浴び、現在はソロで多彩な活動を続ける女性シンガーです。この日のアンジェラは、真赤な上着を着て登場。リズムをとるたびに、大きなイヤリングがスポットライトに反射し、輝きを放ちます。歌声は「マイク、いらないんじゃないの?」と思えるほど豊かで迫力があります。とにかく彼女は、オーディエンスの目を離させようとはしません。曲と曲との間には盛んに話しかけ、間奏のときも「調子はどう?」、「楽しんでる?」等のフレーズで観客を煽ります。曲によってはキーボードの弾き語りも披露しましたが、これもまた実に聴きごたえのあるものでした。
中盤には、お待ちかねのスペシャル・ゲスト、元クーリーズ・ホットボックスの一員にして、トーチャード・ソウルの顔であるクリスチャン・ユーリックがステージに上がります。「これはもう、クーリーズの再結成よ!」とアンジェラは嬉しそうな声をあげます。アンジェラとクリスチャンは、グループの名を不動のものにした「MAKE ME HAPPY」等、なつかしいレパートリーを連続で(曲の間をおかずに)聴かせてくれました。クリスチャンのタイトなドラムス、アンジェラの厚みのあるシャウト。どのお客さんも大満足したのではないでしょうか。
その後、再びアンジェラのソロ・コーナーがあり、アンコールではクリスチャンが再登場、マイケル・ジャクソンの「WANNA BE STARTING SOMETHING」をとりあげて、場内をさらに盛り上げました。公演は明日金曜日まで続きます。
今後「グッド・ミュージック・パーラー」では、7月16日と17日にジャザノヴァ、8月17日にはエレクトリック・エンパイアの公演がフィーチャーされる予定。秋以降のラインナップも構想中とのことです。音楽ファンなら喜ぶこと間違いなしの当イベントを、お見逃しなく!
(原田 2012 7.10)
● 7.10tue.-7.12thu.
BROOKLYN PARLOR presents
"GOOD MUSIC PARLOR" LIVE at BLUE NOTE TOKYO
ANGELA JOHNSON with special guest CHRISTIAN URICH from TORTURED SOUL