BlueNote TOKYO

'11 BNT : What's Happenin' ! , TERRI LYNE CARRINGTON - TERRI LYNE CARRING...

2010/09/05

TERRI LYNE CARRINGTON - テリ・リン・キャリントン


TERRI LYNE CARRINGTON "MOSAIC PORJECT"



"ガールズ・パワー炸裂!!"
すごいバンドでした。

ジャズありファンクあり、その変幻自在な音楽性は将来的にも楽しみなプロジェクトです。
女性のお客様のご来店が非常に多く、ステージと客席の一体感もまた非常にマッチしていた夜でした。




● 9.4sat.
TERRI LYNE CARRINGTON:THE MOSAIC PROJECT
featuring ESPERANZA SPALDING,NONA HENDRYX,TINEKE POSTMA,INGRID JENSEN,HELEN SUNG & PATRICIA ROMANIA

テリ・リン・キャリントン - TERRI LYNE CARRINGTON


TERRI LYNE CARRINGTON - ☆ P+M映像:TERRIL...

2009/06/14

☆ パフォーマンス(P)+メッセージ(M)映像:TERRI LYNE CARRINGTON GROUP


様々な音楽的要素が盛りだくさんの内容構成、実力派が集結した質の高いパフォーマンス、
現代ジャズ・シーンの最前線に立つメンバーが集いました。
このメンバーでは初ライブとの事=ワールド・プレミアのテリ・リン・キャリントン・グループによるパフォーマンスは 6/16 tue まで。






6/13 sat - 15 mon
TERRI LYNE CARRINGTON GROUP



'11 Bloggin' BNT by 原田和典 , TERRI LYNE CARRINGTON - - report : TERRI L...

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<<< 原田です。
今回は、TOWER OF POWER のファンクラブ・会長としても有名な、
今回は、櫻井隆章先生へ、ご執筆をお願いしました。
西海岸系スムース・ジャズも非常に詳しい方です。


櫻井隆章の公演初日リポート:TERRI LYNE CARRINGTON GROUP



 まぁ、見事なショウだった。そして、色々なことを考えさせてくれるライヴでもあった。まず、当り前のことなのだが、アメリカの音楽界の奥深さと多様さ、そして圧倒的な実力の高さ。そもそも、ステージの上の光景自体が多様さを表している。人種も年代も性別さえもバラバラなミュージシャンが並んでいるのだ。そして誰もがジャンルを越えた音楽を軽々とプレイする。そのどれもが見事な水準のプレイなのだから、ライヴ通いは止められない!

 場内暗転と共に、静かに沸き起こる期待の拍手。そこにアーティスト達が登場し、曲が始まる……と思ったら、まずはテリ・リンがメンバーを丁寧に紹介。サックスのエヴァレット・ハープやキーボードのグレッグ・フィリンゲインズなどは、彼等だけで充分にお客さんを集められる人達だ。目の前の光景の贅沢さを痛感する。そして始まった1曲目、何とビートルズ・ナンバーの「ミッシェル」。如何にもアグレッシヴで前衛的ですらあるアレンジが興味深い。
しっかりと「ジャズ」しているのである。続く2曲目は、ジョニ・ミッチェルの「エチオピア」だ。ここではテリ・リンがドラムを叩きながらヴォーカルも。彼女の歌、実に良い味である。また、こうした選曲も面白い。それが終ったところでヴォーカリストのロリ・ペリーがステージへ。強烈なパーソナリティの持ち主で、彼女が登場するとメンバーの誰もが笑顔になり、白い歯を見せる。雰囲気を一人で変えられる個性は、それだけで強い武器だ。圧倒的な声量とお客さんを一瞬にして酔わせる実力。そして曲調もソウル〜R&Bとなり、プレイヤー達の表情も緩む。ニュー・アルバム『モア・トゥ・セイ』からのナンバーを中心に、でもアルバムで聴けるそれとは大きく印象も変っている。これもライヴの醍醐味の一つだろう。ジャズをベースに、ソウル・タッチと飛び入り参戦の DJ KOU によるヒップ・ホップのフレイヴァーまで含み、さながら「オール・アメリカン・ミュージック・バンド」の様相すら見せつつ、あっと言う間に大団円だ。時計を見ると充分な時間が過ぎているのだが、それを感じさせないスキの無さ。この辺りが、ステージ運びの上手さなのだ。そして、ほぼ一曲毎に曲紹介のMCを挟むテリ・リンの丁寧さにも頭が下がる。

 そして、何よりも印象的だったのが、終演後のお客さん達の笑顔だった。聴く者、見る人に大きな刺激を与え、そして笑顔を与えてくれる、アーティスト達。こんな見事なショウを見せてくれるのだから、「生の音楽って、本当に良いな」とつくづく思うのだった。
(櫻井隆章)

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'11 Bloggin' BNT by 原田和典 , TERRI LYNE CARRINGTON - - グレッグ・フィリ...

2009/06/05

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テリ リン キャリントン terri lyne carrington width=



原田和典の公演レビュー:TERRI LYNE CARRINGTON ... Vol.2
- Everette Harp (sax) & Greg Phillinganes(key)



本日はテリ・リン・キャリントン・バンドで来日予定の2人のミュージシャンについて紹介しましょう。

まずはサックス奏者のエヴァレット・ハープです。1961年、テキサス州ヒューストンに生まれた彼は、名門ノース・テキサス州立大学(ジャズ・ビッグ・バンドに異様に力を入れていることでも知られています)卒業後、‘88年からロサンゼルスで活躍。アニタ・ベイカーのツアーでも演奏しました。

初来日は、ぼくの知る限り‘91年の野外フェスティヴァル「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」に、マーカス・ミラーのバンドの一員として出たときではなかったかと思います。そのときは、正直いって“デヴィッド・サンボーンの代役”という印象を受けたのですが、演奏曲が「ラン・フォー・カヴァー」や「シカゴ・ソング」なのですから、あえてそういうアプローチをとっていたのかもしれません。ソロ・アルバムでの彼は、けっして“誰だれのよう”と形容できるようなミュージシャンではないからです。2006年発表の『イン・ザ・モーメント』は、とあるコンテンポラリー・ジャズ・チャートで1位を獲得しました。


● Live Under The Sky '91




ぼくは今年3月、「JAVA JAZZ FESTIVAL」でハープのグループを楽しんでまいりました。「ジャカルタ・コンヴェンション・センター」という、とてつもなく広い建物の中で2番目に大きなホールで演奏しましたが、もちろんオールスタンディングのすし詰め超満員です。そこでは踊りながらサックスを吹き、いわゆるスムース・ジャズ的なプレイに徹していましたが、そんなエヴァレットが、テリ・リンのドラムスをバックにどんなブロウを聴かせてくれるのか、興味しんしんです。



キーボードのグレッグ・フィリンゲインズは、“アメリカのポピュラー音楽界にこの人あり”といわれるほどの重鎮です。

1956年、ミシガン州デトロイトに生まれた彼は、20歳のときにスティーヴィー・ワンダーのバック・バンドに参加。この天才と5年間、活動を共にします。その後はクインシー・ジョーンズとの交流を深め、当時の“クインシー・ファミリー”というべきマイケル・ジャクソンやジョージ・ベンソンのサポート、さらにポール・マッカートニー、アレサ・フランクリン、アトランティック・スター、パティ・ラヴェル、エリック・クラプトン等ともコラボレーションを展開しました。マイケルの「BAD」と「Dangerous」のツアーでは、音楽監督も担当しています。そして2005年からはTOTOに正式参加、先日の活動休止まで多彩なキーボード・プレイでバンドの音作りに貢献しました。
重鎮グレッグの生演奏を、しかもクラブで楽しむことができるのは世界的にもレアなことではないでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=7mSq4mjItLI


● ♪ 愛のコリーダ
:'81 のクインシー・ジョーンズ来日公演、しっかり出てきます!




● マイケル・ジャクソン\n:あの "スリラー"のキーボード・パートを奏でていた張本人です。





● TOTO のメンバーとして、歌ってます。





テリ・リンとグレッグが「ブルーノート東京」で出会い、果たしてどのようなケミストリーを生み出すのか、こちらも興味が尽きません!
(原田 2009/6/5)


6/13 sat - 16 tue
TERRI LYNE CARRINGTON GROUP
テリ リン キャリントン terri lyne carrington width=


〜・〜プロフィール・原田和典 〜・〜
1970年生まれ。ジャズ誌編集長を経て、2005年ソロ活動を開始。
著書に『原田和典のJAZZ徒然草 地の巻』(プリズム)
『新・コルトレーンを聴け!』(ゴマ文庫)、
『世界最高のジャズ』(光文社新書)、
『清志郎を聴こうぜ!』(主婦と生活社)等。
共著に『猫ジャケ』(ミュージックマガジン)、
監修に『ジャズ・サックス・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック・エンターテイメント)。好物は温泉、散歩、猫。



TERRI LYNE CARRINGTON - - 最強の女性ドラマ...

2009/06/03

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テリ リン キャリントン terri lyne carrington width=




原田和典の 公演レビュー :TERRI LYNE CARRINGTON



テリ・リン・キャリントンの公演が近づいてきました。

ぼくが彼女の名前を知ったのは1980年代後半だったと記憶します。第一印象は、失礼ながら“不思議な名前のひとだなあ”、“こんな華奢な女性にドラムスが叩けるのかなあ”。

もちろん、それは杞憂でした。抜けの良い音色、ド迫力のビートに心を奪われました。
ぼくの実家にはドラムスがあります。子供の頃からそれをいじっていたので、あの楽器の気持ちよさ、大変さをある程度は知っているつもりです。粒立った響きを出すためにテリ・リンがどれほど苦心したか、それを思うだけで彼女の努力に最敬礼です。

きけば彼女、親子3代にわたる音楽一家だというではないですか。おじいさんのマット・キャリントンは、元祖シンガー・ソングライターといわれるファッツ・ウォーラーや、伝説のテナー・サックス奏者チュー・ベリーと共演したことがあるそうです。そしてお父さんのソニー・キャリントンは、マサチューセッツ州界隈ではよく知られたサックス奏者。最新作『モア・トゥ・セイ』にも参加していますね。そんなテリ・リンの躍進を血筋に関連づけることは簡単ですが、それだけでうまくいくほどアートの世界は甘くありません。前進、努力、鍛錬の連続、そして音楽することへの喜びこそが現在の彼女を作っているといえましょう。


● 最新譜EPK 『MORE TO SAY』



● ♪ LET IT BE




テリ・リンは11歳のときに奨学金を得てバークリー音楽大学に入学、アラン・ドーソンにジャズ・ドラムスの奏法を習いました。ドーソンはトニー・ウィリアムスやスティーヴ・スミス(ジャーニー)の師匠といわれるドラマーで、同業者なら誰もが“あんなふうに叩いてみたい”と思うに違いない、しなやかなリズム・センスの持ち主です。惜しくも‘96年に亡くなってしまいましたが、メロディが聴こえてくるようなスティック・ワーク、蝶の舞うがごときブラッシュ芸は、本当に見事でした。彼女はもうひとり、ジャック・ディジョネットも師と仰いでいます。ドラム一徹のドーソンに対し、ディジョネットはピアノ、作曲、編曲もよくするミュージシャン。ふたりの良いところをどんどん吸収しながら、テリ・リンは成長します。そして18歳でニューヨークに進出し、ジャズに軸足を置きながらも幅広い活動を展開。ファースト・アルバム『リアル・ライフ・ストーリー』はグラミー賞にノミネートされ、ピーボ・ブライソンとの合作「オールウェイズ・リーチ・フォー・ユア・ドリームス」はアトランタ・オリンピックで使われました。


● ♪ MESSAGE TRUE (w/ Patrice Rushen)
http://www.youtube.com/watch?v=T-Dnzez5FDM

そんなテリ・リンの来日公演。
昨年12月の登場は、まだ記憶に新しいですね。話題の女性ベース・プレイヤー・エスペランザとの共演は、予想を遥かに超えたディープなジャズの世界でした。
今回はうってかわってのコンテンポラリー・ジャズ〜スムース・ジャズの精鋭との登場、いったいどんなサウンドでノックアウトしてくれるのか。ドラム・ファンならずとも、わくわくせずにはいられない4日間となるでしょう。
(原田 2009/6/3)

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- TERRI LYNE CARRINGTON GROUP featuring ESPERANZA SPALDING 公演/2008年12月 -