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“ブッカー・T&MG’s”のオルガン奏者として「グリーン・オニオン」、「ソウル・リンボ」など数多くのビッグ・ヒットを放ち、オーティス・レディングやサム&デイヴをサポート。'60年代から音楽シーンのトップに立ち続ける栄光のソウルマン、ブッカー・T・ジョーンズが最新ユニットと共に登場する! メンフィス生まれの彼は幼い頃からゴスペルに親しみ、10代でスタックス・レコードのスタッフ・ミュージシャンに。その後もリタ・クーリッジ、ウィリー・ネルソン、忌野清志郎らと共演、最新アルバム『ポテト・ホール』ではニール・ヤングと至高のコラボレーションを披露した。R&Bファン、ロック・ファンならずとも一瞬も目が離せない白熱のギグは、もうすぐだ。
●ブッカー・T.ジョーンズは、1944年11月12日テネシー州メンフィス生まれ。子供の頃から数々の楽器をこなし、デューク・エリントン楽団に誘いかけられるなど秀才振りを発揮。16歳でサックス奏者として地元メンフィスのレコード会社スタックスでアルバイトを始めると、やがてオルガンに転向。’60年代初頭、スティーヴ・クロッパーやドナルド・"ダック"・ダンらと“MG's”を結成し、オーティス・レディング、ウィルソン・ピケット、サム&デイヴらをサポート。’62年に“MG's”名義で発表した〈グリーン・オニオンズ〉の大ヒットでインストゥルメンタル・グループとしても頭角を現した。インディアナ大学で音楽理論の学位を取得し’66年に一線に戻ると、『Hip Hug-Her』や『Soul Limbo』をヒットさせるほか、映画『Up Tight』のサントラなどでMG'sの人気を不動のものにした。一方、ソロ活動を目指したジョーンズは、’60年代末にロサンジェルスに移りA&Mレコードと契約。リタ・クーリッジの姉プリシラをパートナーに迎えたのを機にリタのサポートも始め、カントリー・ミュージック系の分野にも進出。“MG's”を解散してからは、様々なセッションに加わりながら、’74年にソロ・アルバム『Ever Green』を発表。プロデュースでは、バーブラ・ストライザンドやウィリー・ネルソンらの大作を担当。プレイする場も、リヴォン・ヘルムのRCOオール・スターズやカルロス・サンタナなど、年一年と振れ幅を大きくする躍進を続けた。’90年代は、忌野清志郎のレコーディングと日本ツアーをサポートした後、’92年はボブ・ディランの30周年記念コンサートに参加。さらに、’93年はニール・ヤングのツアーにも手を貸すなどして勢いをつけ、’94年に“MG's”名義で17年ぶりになる『That's the Way It Should Be』を発表、グループの系譜に再び火を灯した。’07年には、グラミーの特別功労賞を獲得し、’08年は当店で“MG's”名義の初来日公演。’09年は、自己名義で20年ぶり待望のアルバム『ポテト・ホール』(ソニーミュージックジャパン・インターナショナル)もリリース。昨夏はフジ・ロック・フェスティヴァル'09に初出演し、大反響に巻き起こした。ブルーノート東京に出演するのは、’08年8月以来約1年半ぶり。オフィシャル・サイトは「http://www.bookert.com/」。
BOOKER T.
ブッカー・T.
2010 2.7sun.-2.10wed.
Showtimes : 7:00 p.m. & 9:30 p.m.
※2.7sun.
1st Show : Open5:00p.m. Start6:00p.m.
2nd Show : Open8:00p.m. Start8:45p.m.
Booker T. Jones(organ, g, vo)
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン、ギター、ヴォーカル)
Troy Gonyea(g)
トロイ・ゴンイー(ギター)
Vernon Black(g)
ヴァーノン・ブラック(ギター)
Jeremy Moses Curtis(b)
ジェレミー・モーゼス・カーティス(ベース)
Darian Gray(ds)
ダリアン・グレイ(ドラムス)
●2.5fri.はモーション・ブルー・ヨコハマにて公演
→詳細はモーション・ブルー・ヨコハマ オフィシャルサイトへ
¥8,400(税込)
'08年11月、ブルーノート東京はメンフィス・ソウルに沸いた。オルガン奏者、ブッカー・T・ジョーンズが“ブッカー・T.&MG's”を率いて登場したのだ。共演メンバーは'60年代からの盟友であり、MG's黄金時代のメンバーでもあるスティーヴ・クロッパー(ギター)とドナルド・ダック・ダン(ベース)、そして故アル・ジャクソンの座を受け継いだスティーヴ・ポッツ(ドラムス)。MG'sはもちろん、伝説のR&Bレーベル“スタックス”を支えた歴史的なグループである。オーティス・レディング、サム&デイヴ等、数多くのシンガーが彼らの伴奏で名曲を吹き込んだ。ブッカー・T.はスタックス・サウンドの鍵を握る最重要人物であり、彼の貢献がなければ、'60年代のソウル・ミュージックがあれほど華やぐことはなかったはずだ。
来る2月に行なわれる公演は、彼にとって約20年ぶりのソロ・アルバムにあたる最新アルバム『ポテト・ホール』を携えてのもの。ロック・テイストを強調した音作りは、これまでのブッカー・T.とは一味違うと評判だ。前回の来日とはメンバーを一新して臨む今回のステージでは、MG'sの定番はもちろん、新曲もたっぷり聴かせてくれることだろう。'10年のブッカー・T.'が炸裂する一夜を心待ちにしたい。
I am very excited to come to Japan. Since my first visit the Blue Note Tokyo has been a most gracious host. They have provided like no other for me.
The Japanese people have made me feel at home on my visits. People on the street have been extremely kind and helpful to me and my family even if they did not know me.
A man who did not say his name gave me a beautiful set of Japanese chop sticks at my hotel on my last visit to Tokyo. I use those sticks at my dinner table at home. I was moved by this gift.
The Ibanez Guitar company gave me two beautiful instruments and some flowers in 1982. I still play and cherish those beautiful instruments.
My show will consist of some new music and also will include some older favorites performed with my great young band. I will try to make each show a unique experience for each audience as I will be very thankful to everyone who attends for for their presence.
Domo Arigato
Booker T. Jones
日本に行くことができるので本当にエキサイトしているよ。最初にブルーノート東京に出演した時から、本当に心のこもった丁重なもてなしをしてもらってきたからね。他のどこにも無いようなもてなしをしてくれるんだ。
日本へ訪問すると、人々はまるで我が家にいるかのように感じさせてくれるんだ。道行く人々は、たとえ私のことを知らなくても、私や家族にとても親切にして助けてくれる。
前回日本に来た時ホテルで、名前は言わなかったけれどある男性が私に、美しい日本の箸をプレゼントしてくれたんだ。家でディナーを食べる時にその箸を使っているよ。この贈り物に、本当に感動したんだ。
1982年、アイバニーズ・ギターは美しい2本のギターと花をプレゼントしてくれた。今もそのギターを演奏して大切にしている。
今回のショウでは私の若くて素晴らしいバンドと一緒に、最近の曲と昔のみんなのお気に入りを演奏するつもりだよ。ひとつひとつのショウを、それぞれのオーディエンスにとって特別な経験になるようなものにしようと思っている。ライブに来てくれるみんなに感謝の気持ちを込めてね。
Domo Arigato
ブッカー・T.・ジョーンズ