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ビッグ・バンド・アルバム『エマージェンス』も大好評のスーパー・トランペッター、ロイ・ハーグローヴ。あらゆる音楽分野で引っ張りだこの彼が、クインテット編成でアコースティック・ジャズの真髄を披露する。’90年にメジャー・デビューし、ハービー・ハンコック、ジョシュア・レッドマン、ディアンジェロらと共演。チューチョ・ヴァルデスを迎えた『ハバナ』はグラミー賞に輝き、人気プロジェクト“RHファクター”ではR&Bやヒップ・ホップに取り組んだ。そんなロイの、最新ユニットによるステージ。昨年の公演では、ラファエル・サディークが飛び入りし、場内を沸かせたことも記憶に新しい。今回もハプニング満載のエキサイティングなライヴになること間違いなし!
●1969年10月16日、テキサス州ウェイコー生まれ。トランペットを吹奏した父親の指導で幼い頃から楽器に親しみ、高校に入ってジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズらのアルバムを聴きジャズ・トランペット奏者を志した。高校にウィントン・マルサリスがクリニックで訪れた際に指導を受けるチャンスに恵まれ、それをきっかけにマルサリスと共演。17歳でロニー・マシューズ・トリオの一員としてオランダのノースシー・ジャズ祭に出演。’88年には、日本企画のバンド“スーパーブルー”に加わりデビュー作『スーパーブルー!』で公式初レコーディング。同年夏のジャズ・フェスティヴァルのため初来日し、ウィントン以来の俊英と呼ばれ各方面の熱い視線を集めた。’89年にノヴァス・レーベルと契約すると、『ダイアモンド・イン・ザ・ラフ』『パブリック・アイ』『ザ・ヴァイブ』などのリーダー作を続けて発表する一方、全米の若手を集めた“ジャズ・フューチャーズ”、日米の若手による“ジャズ・ネットワークス”でも活躍。日本に於けるコンサートも、自身のグループのほかに、ギル・エヴァンス・オーケストラやニューヨーク・ジャズ・ジャイアンツに参加。’92年夏のジャズ祭ではメシオ・パーカーと共演し、ファンク・マスターをも唸らせた。’93年にヴァーヴ・レコードに移籍し、ジョニー・グリフィンやジョー・ヘンダーソンなどの巨匠と『ウィズ・ア・テナーズ・オブ・アワ・タイム』を録音。続く『ファミリー』ではウィントンと師弟共演。これらを追い風に、アフロ・キューバン・ジャズに取り組んだ大作『ハバナ』を’97年に制作。これが第40回グラミーの「最優秀ラテン・ジャズ賞」に輝き、大きくキャリアアップを果たした。そこで、ヴァーヴに於けるストレート・ジャズに並行し、’00年からディアンジェロやエリカ・バドゥほかネオ・ソウルやヒップ・ホップ系のアーティストと共演。ジャズとストリート・ミュージックを両輪にした活躍でトータルな音楽家としての力を蓄えてきた。ディアンジェロ、エリカ・バドゥ、ミシェル・ンデゲオチェロらを迎えた『ハード・グルーヴ』『同2〜ストレンクス』『ディストラクションズ』がそれらの活動を集成したアルバム・プロジェクト。ほかでは、ハービー・ハンコックやマイケル・ブレッカーとの『ディレクション・イン・ミュージック』でグラミーを連名受賞。ハービーの再結成“ヘッドハンターズ”でも大役を果たした。’06年から新たなクインテットを結成するのと同時に、N.Y.の若手を集めたビッグ・バンドも新編成。ゲスト・シンガーにロバータ・ガンバリーニを迎えた’08年の当店公演も、連日大反響で迎えられた。最新作は、日本公演と同様にロバータをフィーチャーしたビッグ・バンド作品『エマージェンス』(ユニバーサル ミュージック)で、目下、最新のグラミーにノミネートされている。来日するのは、’09年6月の当店公演以来8ヵ月ぶり。
ROY HARGROVE QUINTET
ロイ・ハーグローヴ・クインテット
2010 2.23tue.-2.26fri.
Showtimes : 7:00 p.m. & 9:30 p.m.
Roy Hargrove(tp,flh)
ロイ・ハーグローヴ(トランペット、フリューゲルホーン)
Justin Robinson(sax,fl)
ジャスティン・ロビンソン(サックス、フルート)
Joel Holmes(p)
ジョエル・ホルムス(ピアノ)
Ameen Saleem(b)
アミーン・サリーム(ベース)
Montez Coleman(ds)
モンテス・コールマン(ドラムス)
●2.21sun.はコットンクラブにて公演
→詳細はコットンクラブ オフィシャルサイトへ
●2.27sat.はモーション・ブルー・ヨコハマにて公演
→詳細はモーション・ブルー・ヨコハマ オフィシャルサイトへ
¥8,400(税込)
現代のジャズ界をリードするグラミー・ウィナー、ロイ・ハーグローヴ。
スタイリッシュなファッションも見逃せない。
最新ビッグ・バンド・アルバム『エマージェンス』も大好評の人気トランペッター、ロイ・ハーグローヴ。あらゆる音楽分野で引っ張りだこの彼が、クインテット編成でアコースティック・ジャズの真髄を披露する。
1969年テキサス州に生まれたロイは、幼い頃からジャズやトランペットに親しみ、17歳でウィントン・マルサリスと一緒のステージに立った。'90年にメジャー・デビューを果たし、ソニー・ロリンズ、ハービー・ハンコック、ジョシュア・レッドマン、エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、ミシェル・ンデゲオチェロらと共演する一方、現在まで数々のリーダー・アルバムを世に送り出している。イラケレの凄腕ピアニスト、チューチョ・ヴァルデス(3月にミシェル・カミロと共に当店でピアノ・デュオ・ライヴを開催)を迎えた'97年作品『ハバナ』はグラミー賞に輝き、R&B〜ヒップ・ホップ色を強めたプロジェクト“RHファクター”も大評判。その一挙一動が音楽シーンの注目を集めている。
華麗なトランペット・プレイはもちろんのこと、ベスト・ドレッサーとしても知られるロイ。スーツ、ネクタイからシューズに至るまでファッション・ピープルを振り向かせる粋でスタイリッシュな出で立ちと、時代の先を行く新鮮なプレイは、これぞジャズ・ミュージシャンというべき勢いと風格を感じさせる。
そんなロイの、最新ユニットによるステージ。昨年の公演では、カリスマR&Bシンガーのラファエル・サディークが飛び入りし、場内を沸かせたことも記憶に新しい。今回もハプニング満載のエキサイティングなライヴになること間違いなし!