Blue Note TOKYO

JAZZ fo CHILDREN
JAZZ fo CHILDREN

JAZZ for CHILDRENとは

みんなでJAZZを楽しもう!「食事やお酒を楽しみながら、白熱のセッションを堪能するひととき…」普段は大人の空間、社交場というイメージが強いジャズクラブ/ライブレストランですが、世界のトップアーティストたちによるジャズライブを、お子さま、ティーンエイジャーのみなさんにも、そしてご家族一緒に楽しんでいただきたいとスタートしたのが『JAZZ for CHILDREN』。国内外の人気ミュージシャンが次々と登場し、ライブの後にはサイン会や記念撮影が行われることも。ジャズが生まれて100年を迎えた2017年は世界的にもその生誕を祝うイベントが目白押しです。

JAZZ 100年の歴史

1900年〜
ジャズの誕生

音楽が混在したアメリカの「新音楽」

この魅力的な音楽はどこで生まれたのだろう?
答えはいまだに定まっていないが、“19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ南部の港町ニューオリンズで発祥した”という説が濃厚だ。ブラス・バンドの音楽、ラグタイムと呼ばれるダンス・ミュージック、黒人たちが教会で歌っていたゴスペルなどがごく自然に融合し、ジャズの原型をつくりあげたと伝えられる。しかもニューオリンズには16世紀ごろからスペイン人が移住、フランス領になったあとに1803年にナポレオンがわずか1500ドルでアメリカ(1776年建国)に売り払った歴史がある。黒人音楽、ヨーロッパ音楽、ラテン音楽の混在は、必然であり運命だったのかもしれない。

ニューオリンズはアメリカ有数の歓楽街でもあった。しかし1917年、海軍大尉の命令で最も栄えていた地域が閉鎖される。少なくないミュージシャンがこの土地を離れ、大都会に向かった。そうすればレコーディングや放送の機会も得ることができる。ニューオリンズには当時、スタジオのひとつもなかったのだ。ルイ・アームストロングはシカゴやニューヨークに向かい、小編成バンドによる数多くのレコードで大胆な即興演奏を披露した。いっぽう首都ワシントンDC出身のデューク・エリントンはニューヨーク定住を決め、自身のオーケストラを率いて数々のオリジナル曲を発表した。以降、ジャズは、“アドリブ(即興演奏)のアームストロング”、“アンサンブル(作編曲)のエリントン”という大きすぎる翼の下にある。

1920年〜
スウィングの時代

ダンスホールを熱狂させた、オーケストラの軽快な響き

1929年10月、ニューヨーク市場で株価が大暴落する。いわゆる世界恐慌の幕開けだ。ルイ・アームストロングとの共演でもジャズ史に名を残すジャック・ティーガーデンは、「メイキン・フレンズ」という曲で「ニューヨークでこんなひどい扱われ方をされるなら、泥水をすすったほうがましだ」と歌っている。
だが、やまない雨はない。ルーズベルト大統領がニューディール政策を打ち出し(33年)、アメリカは再び上昇に向けて動き出した。ベニー・グッドマン、グレン・ミラーら気鋭の白人ミュージシャンが率いるオーケストラによる軽快な“スウィング・ミュージック”が大流行、グッドマンは38年1月にクラシックの名門カーネギー・ホールで歴史的なジャズ・コンサートを開催している。

「ジャズ20年の歴史」をメインに据えたステージは、ニューオリンズ・ジャズから当時最新のスウィングまでを網羅する豪華なものであった。
1941年12月、太平洋戦争開戦。メンバーが次々と徴兵されたことで、活動停止を余儀なくされるオーケストラも少なくなかった。当時の彼らの主な出演場所はボールルーム(ダンスホール)だったが、“戦時中に踊るとは何事か”とばかりに20%の「遊興税」がかけられるようになったことも楽団の維持を難しくしたはずだ。そしてオーケストラでの演奏に飽き足らない気鋭たちは、レギュラーの仕事が終わった深夜に集まっては所属楽団の垣根を超えて交流、アドリブの技を磨いた。こうしたジャム・セッションの場が、やがてモダン・ジャズの土壌となる。

1940年〜
モダン・ジャズ

アドリブの魅力、ソリストの個性で魅了する小編成中心のサウンド

小編成によるアドリブ重視の音楽。“テーマ・メロディの合奏→各奏者の個人芸をたっぷり聴かせるアドリブ部分→テーマ・メロディの合奏”という三部形式で綴られる様式美。第2次大戦後に発展をとげたモダン・ジャズこそ、今なお最も幅広い世代に親しまれているジャズかもしれない。代表的な存在にはチャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー、ビル・エヴァンスなど、不滅の支持を誇るミュージシャンが数多い。
生涯にわたって変貌を重ねた“ジャズ界のピカソ”ことマイルス・デイヴィスも、モダン・ジャズを語る時に欠かせないひとりだ。モダン・ジャズというカテゴリーは、さらに細かくビ・バップ、クール・ジャズ、ハード・バップ、フリー・ジャズ、モード・ジャズ等に分類できるが、その大半に関わってきたのがマイルスである。しかも彼はそこにとどまらず、1960年代後半から積極的にロックやファンク等の要素を導入し、それまで生楽器主体であったジャズの世界に、強烈なエレクトリック・サウンドと極太のグルーヴを持ち込んだ。「俺の音楽をジャズと呼ぶな」と言ったマイルスが、結果的にジャズの幅を広げることになったのだ。

1960年〜
現代のジャズ

まるで液体のように姿を変え、自在に進化・発展していく

「現代ほどジャズが多方面に広がっている時代はない」。いつ以降を“現代”とするかはさておき、少なくとも数年以上ジャズの新作やライヴを聴いてきたファンなら、大半の方がこの意見に賛同されることと思う。アコースティック楽器とエレクトリック楽器の共存は当たり前となり、多種多様なリズムやハーモニーが一枚のアルバムや一夜のライヴに集まる。ロック、ヒップホップ、R&B、ブラジル音楽、ラテン・ミュージック、エレクトロニカ、コンテンポラリー・クラシカル・ミュージック(21世紀のクラシック音楽)等と化学反応を起こしながら、ジャズは増殖を繰り返す。いろんな国籍やバックグラウンドを持った者が、軽いフットワークで集まって、自分たちの信じるジャズを創る。「ジャズはこうでなくてはならない」という考えは、時代の波に流された。「そのミュージシャンが、自分の音楽をジャズと見なせばそれがジャズ」という状況が現代だ。
アコースティックもエレクトリックもバンド編成も無伴奏ソロもポップもアヴァンギャルドも自在に行き来する重鎮パット・メセニー。最新のテクノロジーを使って“ひとりバンド”を繰り広げる若手ジェイコブ・コリアー。アンサンブル・ジャズの世界に新風を吹き込み続けるマリア・シュナイダー・オーケストラ。彼らの充実は、今日のジャズ界にとってほんの一握りだ。今後ますますジャズは風通しよく、自由に発展していく予感がする。今、このときも、とんでもない才能の持ち主が、世界のどこかでいまだかつてないジャズをプレイしているかもしれない。

出演アーティスト

HOT SARDINES ホット・サーディンズ

古き良きジャズをスタイリッシュに蘇らせるN.Y.の人気グループ、それがザ・ホット・サーディンズ。2007年にピアニストのエヴァン “ビブス” パラッツォと紅一点のシンガー、“ミズ・エリザベス” ブージュロルが出会い結成。マリリン・モンロー主演映画「お熱いのがお好き」の挿入曲などをカヴァーしたアルバム『French Fries + Champagne』もロング・セラーを続けている。
ザ・ホット・サーディンズ公演詳細ページはこちら

メンバー

ジャズバンドを作る、
様々な楽器たち

  • ヴォーカル、ウォッシュボード
    “ミズ・エリザベス” ブージュロル
    ヴォーカル、ウォッシュボード

    バンドの花形。あるときは声量ゆたかに、またあるときは語りかけるように歌詞を届ける。歌っていないときの表情やリズムの取り方、ファッション・センスも見もの。

  • ピアノ
    エヴァン “ビブス” パラッツォ
    ピアノ

    バンドの音楽性を握る鍵盤楽器。バッキング(伴奏)で歌手やソリストを引き立てながら、自身も華麗なソロを演じる。右手だけではなく、左手の動きにも注目したい。

  • サックス
    ニック・マイヤーズ
    サックス、クラリネット

    葦(あし)でできた“リード”という板を振動させて音を出す木管楽器。ジャズを代表する人気楽器のひとつであり、まるで人の声のような響きも出す。

  • トロンボーン
    トッド・ロンダジン
    トロンボーン

    スライドの伸び縮みで音程を決めるスライド・トロンボーンと、ヴァルヴ(ピストン)で音程を操作するヴァルヴ・トロンボーンのふたつに大別できる。暖かな音色が特徴。

  • ギター
    ロバート・パリンス
    ギター

    シングル・トーンで流麗なアドリブを行なういっぽう、厚みのあるコード(和音)でソリストを引き立てる。ロック・ギターとは、またタイプの違う世界が楽しめるはずだ。

  • ベース
    エヴァン “シュガー” クレイン
    ベース

    クラシックの世界では“コントラバス”、“ダブル・ベース”とも呼ばれる弦楽器。クラシックでは弓弾き主体だが、ジャズでは主に指を用いてリズミカルに奏でる。

  • ドラムス
    デイヴィッド・バージャー
    ドラムス

    ジャズ・リズムの要に位置する打楽器。通常はスティック(木の棒)を用いて演奏されるが、バラードではブラッシュ(ワイヤー製のハケ)が用いられることも多い。

  • タップダンス
    AC リンカーン
    タップダンス

    金属板を靴底のつま先、かかとにつけて床を踏み鳴らしながら踊るリズミカルなダンス。1920~30年代にアメリカで大流行の後、世界に広まって現在に至る。

ご予約はお電話で!!

ブルーノート東京特別公演
“JAZZ for CHILDREN”
THE HOT SARDINES /
ザ・ホット・サーディンズ

2017年8月5日(土) 開場14:30 / 開演 15:30

ジャズ・フォー・チルドレンの予約がしたい 03-5485-0088 03-5485-0088

JAZZ for CHILDRENを楽しむ! 特典3

楽しい! 特典その1

本セミナーは定員に達したため、
ご予約を締め切らせていただきました。

WHAT IS JAZZ

夏休み特別企画
小学校の自由研究はこれで決まり!!
“ジャズってなんだろう

ザ・ホット・サーディンズ / J AZZ f or CH ILDREN公演 (8.5 sat. 1stショウ) にご予約いただいたお客様を対象に、小学生の自由研究向けジャズ・セミナーを開催!「ジャズ」がどのような音楽なのかを、ブルーノート東京のスタッフが、スクリーンを使って楽しくわかりやすくお話しします。資料もお配りしますので、夏休みの自由研究にぜひご活用ください。

日時8.5 sat. 開場1:00pm - 開演1:10pm
場所ブルーノート東京 B1Fホワイエ
所要時間約40分
定員35名
参加条件8.5 sat. 1st Show をご予約いただいている方
参加費無料
予約方法本セミナーのご予約は終了いたしました。
わかりやすく解説します!

※先着順(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)

楽しい! 特典その2 Dancing

ホット・サーディンズがいるステージの目の前に特別に用意されたダンススペース。バンドが奏でる音楽に合わせてスイングしよう。

踊るって、楽しいよ♪♪
楽しい! 特典その3 Photo Booth

B1ロビーフロアにはフォトブースが。一人でソロを演じたり、バンドスタイルで仲間と一緒に、、、など、今日の思い出を残そう!

夏休みの思い出に!!

過去のJAZZ for CHILDREN

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ブルーノート東京特別公演
“JAZZ for CHILDREN”
THE HOT SARDINES /
ザ・ホット・サーディンズ

2017年8月5日(土) 開場14:30 / 開演 15:30

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BLUE NOTE TOKYO /ブルーノート東京
〒107-0062 東京都港区南青山6-3-16
03-5485-0088
mon.-fri. 11:00am-9:00pm,
sat.,sun.&holiday 11:00am-8:00pm
http://www.bluenote.co.jp/

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