【JAM vol.217】H ZETTRIO
text = Kazunori Harada
ワン&オンリーの魅力を放つピアノ・トリオが
バンド史上初の試みで2022年を締めくくる
"無重力奏法"と形容されるユニークかつテクニカルなピアノ・プレイで魅了するH ZETT M(青鼻)、あらゆる曲種をウッド・ベースで弾きこなすH ZETT NIRE(赤鼻)、独自に考案したドラム・セットで立ったままカラフルなビートを送り出すH ZETT KOU(銀鼻)。超絶的な技巧とエンターテインメント性を併せ持つピアノ・トリオ、 H ZETTRIOが三日間連続公演を開催する。題して「H ZETTRIO Special Live 2022 "Blue Note of 3"」。
初日となる12月25日のプログラムは、"H ZETTRIO & Christmas"。人気盤『H ZETTRIOのChristmas Songs 』収録ナンバーなどクリスマス関連曲に加え、会場を沸かせるオリジナル・ナンバー、ニュー・アルバム『Kazemachizuki』からの楽曲もたっぷり披露される予定。鉄壁のアンサンブルと白熱するソロの応酬で、聖夜をいっそうエキサイティングに彩ってくれるはずだ。
26日に行なわれる"Jazz Standard & Fusion"は、題名通り、 H ZETTRIOサウンドの原点に位置するジャズのスタンダード・ナンバーやフュージョンの名曲に的を絞ったステージ。数々のミュージシャンが手掛けてきた定番の数々が、H ZETTRIO独自の解釈で奏でられるレアな一夜となる。
最終日にあたる27日の公演タイトルは、"SPEED MUSIC"。水曜夜に放映されている出演テレビ番組「SPEED MUSIC ソクドノオンガク」の音楽世界が、ジャズ・クラブに響き渡る待望のひとときだ。日本人の生活に溶け込んできたJポップ、アニソン、演歌などの定番に独創的なアレンジが施され、スリリングなインストゥルメンタル・ナンバーへと生まれ変わってゆく------- H ZETTRIOならではのマジックが体感できることは間違いない。
音楽フェスの頂点のひとつに位置するスイス「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演、毎年恒例となっている「こどもの日スペシャル」、カフェや芝居小屋での公演など、あらゆるシチュエーションで観客を笑顔にしてきたH ZETTRIOだが、3日間にわたって同一会場で内容の異なるライヴを行なうのは、バンド史上初の試みであるとのこと。この3人以外には作り出せないサウンドとグルーヴを追求するH ZETTRIOの、常に新鮮なトリオ・ミュージックを満喫したい。
RELEASE INFORMATION
『Kazemachizuki』
[EXCITING FLIGHT盤]
(apart.RECORDS)
『H ZETTRIOのChristmas Songs』
(apart.RECORDS)
『SPEED MUSIC ソクド ノ オンガク Vol.7』
(FABTONE Inc.)
※2023 1.25発売
LIVE INFORMATION
エイチ・ゼットリオ
Special Live 2022 "Blue Note of 3"
2022 12.25 sun., 12.26 mon., 12.27 tue.
12.25 sun.
[1st]Open4:00pm Start5:00pm
[2nd]Open7:00pm Start8:00pm
12.26 mon., 12.27 tue.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm
[2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/h-zettrio/
<MEMBER>
H ZETT M(ピアノ)
H ZETT NIRE(ベース)
H ZETT KOU(ドラムス)