【JAM vol.221】PEABO BRYSON
text= Kazunori Harada
絹のように滑らかな歌声。数多くのヒットを持つ
最高峰のシンガーが約5年ぶりに登場
ジャネット・ジャクソン、マライア・キャリー、ボーイズIIメンらの音作りにも携わったR&B界の名プロデューサー・チーム、ジミー・ジャム&テリー・ルイスをパートナーに迎えたアルバム『スタンド・フォー・ラヴ』がロング・セラー続行中。2度のグラミー賞に輝く最高峰の男性シンガー、ピーボ・ブライソンが約5年ぶりにブルーノート東京に登場する。
14歳からプロの音楽家として活動を始め、シシー・ヒューストン(ホイットニー・ヒューストンの母)やルーサー・ヴァンドロスをバック・コーラスに迎えたファースト・アルバム『ピーボ』を'76年に発表。以降、ソロ・シンガーとして「愛をもう一度」「雨がやんだら」等のヒットを放つ一方、ナタリー・コールとの「風のシルエット」、ロバータ・フラックとの「愛のセレブレイション」、レジーナ・ベルとの「ホール・ニュー・ワールド」、セリーヌ・ディオンとの「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」等のデュオ・ナンバーでも名声を博してきた。
卓越したバラード・シンガーという印象をお持ちの方も多数いらっしゃるかもしれないが、ライヴではファンキー&ダンサブルな楽曲や、ジャズ~フュージョン・テイストのナンバーでも大いに魅力を発揮。ユーモラスなMCや、オーディエンスとの心温まるコミュニケーションも含めて、そのステージにはピーボがエンターテイナーとして培ってきた長年のキャリアと、幅広い音楽性が反映されている。セットリストには当然ながらヒット曲が多数含まれるものの、そこにいま現在の彼が持つ深みと円熟が付け加えられることによって、この日この場所でしか聴けない演唱となる。今回もピーボは誠心誠意のステージングで、ヴォーカル・ミュージックの醍醐味をたっぷり届けてくれることだろう。早く、あの黄金の歌声と、人懐っこい笑顔にライヴで接したい。
LIVE INFORMATION
ピーボ・ブライソン
2023.7.5 wed., 7.6 thu., 7.7 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
2023.7.8 sat.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/peabo-bryson/
<MEMBER>
ピーボ・ブライソン(ヴォーカル、ギター)
カリ・エップス(バックヴォーカル)
トレイシー・ランドリー(バックヴォーカル)
カーライル・バリトー(ギター)
ダイアナ・デンティーノ(ピアノ、キーボード)
ブライアン・ウィリアムス(キーボード)
ドゥワイト・ワトキンス(ベース)
ドミニク・シュラー(ドラムス))