【JAM vol.222】KENNY BARRON TRIO "80th Birthday Celebration" | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

News & Features

【JAM vol.222】KENNY BARRON TRIO "80th Birthday Celebration"

【JAM vol.222】KENNY BARRON TRIO "80th Birthday Celebration"

text= Kazunori Harada

"アコースティック・ジャズ・ピアノの最高峰"が
至高のトリオを率いて4年ぶりに来日

 「アメリカ国立芸術基金 ジャズ・マスター賞」「バークリー音楽大学名誉博士号」「アメリカ芸術アカデミー 特別会員」など数々の栄誉に輝き、教育者としてもアーロン・パークスら幾多の後進を育成。計12度のグラミー賞ノミネート経験も持つアコースティック・ジャズ・ピアノの最高峰、ケニー・バロンが80歳の記念ツアーの東京公演をブルーノート東京で開催する。

READ MORE

230409kennybarrontrio01.jpg

 1943年、アメリカ・ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ。ジョン・コルトレーンの演奏仲間であった16歳上の兄、ビル・バロンの影響で幼い頃からジャズに親しみ、ヴェラ・ブライアント(同郷のピアニスト、レイ・ブライアントの姉)に師事。ハイスクール時代からプロ活動を開始し、19歳でニューヨークに進出した。伝説的トランペット奏者ディジー・ガレスピーのバンドで知名度をあげ、ユセフ・ラティーフ、ロン・カーター、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツ、エラ・フィッツジェラルド等、数々のレジェンドたちと共演するいっぽう、約40点ものリーダー・アルバムを発表して現在に至っている。1995年の作品『シングズ・アンシーン』ではいち早く寺井尚子を招き、2008年の作品『ザ・トラヴェラー』では初期のグレッチェン・パーラトやアン・ハンプトン・キャラウェイをフィーチャーするなど、逸材の起用にも定評がある。

230409kennybarrontrio02.jpg

 今回の来日は、北川潔、ジョナサン・ブレイクとの、いわば"至高のトリオ"によるステージ。発足から十数年を数える、バロンにとってはマザーシップに相当するユニットだ。ガレスピーの後継者として知られるジョン・ファディスからも絶大な信頼を得る北川の堅実かつ歌心溢れるベース、ジョエル・ロスやダビ・ビレージェスを迎えたリーダー作『ホームワード・バウンド』も注目を集めるジョナサンの多彩なドラム・ワークが作り出す絶妙なクッションにのって、この名ピアニストはスタンダード・ナンバー、ジャズ史上の定番、入魂の自作曲など様々なプログラムを珠玉のタッチで届けてくれるに違いない。アコースティック・ジャズの醍醐味にあふれる、限りなく豊穣な三日間が待ち遠しい。 

LIVE INFORMATION

230409kennybarrontrio03.jpg

ケニー・バロン・トリオ "80th Birthday Celebration"

2023 9.4 mon., 9.5 tue., 9.6 wed.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/kenny-barron/

<MEMBER>
ケニー・バロン(ピアノ)
北川潔(ベース)
ジョナサン・ブレイク(ドラムス)

RECOMMENDATION