【JAM vol.227】MAKOTO OZONE new trio "TRiNFiNiTY" | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

News & Features

【JAM vol.227】MAKOTO OZONE new trio "TRiNFiNiTY"

【JAM vol.227】MAKOTO OZONE new trio "TRiNFiNiTY"

text = Kazunori Harada

小曽根真がニュー・トリオを始動
ダニー・マッキャスリンを迎えて4デイズ公演を開催

 ピアニストの小曽根真が、ニュー・トリオ"TRiNFiNiTY (トリンフィニティ)"を率いてブルーノート東京4デイズを開催。同名ファースト・アルバムの音楽世界をライヴで繰り広げる。

READ MORE

 5歳からピアノに親しみ、12歳でオスカー・ピーターソンのソロ演奏を聴いてジャズに開眼。1983年、米国ボストンのバークリー音楽大学卒業と同時にワールド・デビューを果たし、ゲイリー・バートン、チック・コリア、ディジー・ガレスピー、クインシー・ジョーンズら数々の伝説的ミュージシャンからの薫陶も得た。2020年には俳優の神野三鈴と共に、若手音楽家プロジェクト「From OZONE till Dawn」を発足。"僕が素晴らしい先輩のレジェンドたちからその成長のチャンスを与えてもらったように、これからの時代を担う若い音楽家たちにそんな場所を創りたい"と、数々の逸材を紹介している。

 TRiNFiNiTYは、デビューから40周年の節目を迎えた小曽根が、意気込みも新たに結成したグループ。名称は「Trio」と「Infinity」(無限)を掛け合わせた造語で、共に音楽を作り出すメンバーは、小川晋平(ベース)、きたいくにと(ドラムス)。ふたりは「From OZONE till Dawn」の参加メンバーでもあり、2023年3月に行われた新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会「新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだクラシックへの扉#13」(小曽根の書きおろしたピアノ協奏曲「SUMIDA」が演奏された)を筆頭に、いくつものライヴを積み重ねながら音楽性を磨きこんでレコーディングに至った。過去、ザ・トリオ(ジェームス・ジーナス&クラレンス・ペン)、スーパー・トリオ(クリスチャン・マクブライド&ジェフ"テイン"ワッツ)などでも話題を呼んできた小曽根だが、日本人の次世代ミュージシャンとのトリオは今回が初めて。まさに"満を持して"という言葉にふさわしいのが、このTRiNFiNiTYである。

240401MakotoOzone_image001.jpg

 1月リリースのアルバム『TRiNFiNiTY』では旧友のパキート・デリベラとダニー・マッキャスリン、バークリー音楽大学留学中のアルト・サックス奏者である佐々木梨子、NYを拠点に活動するパーカッション奏者の二階堂貴文も曲によって参加していたが、この初ツアーの皮切りとなるブルーノート東京公演にはマッキャスリンが帯同。17年、19年、23年に行われた自己名義の公演ではエレクトリック系のプロジェクトを率いて熱演した彼が、TRiNFiNiTYのスペシャル・ゲストとしてどんなプレイを届けてくれるのか、こちらも大変な期待を集めるはずだ。

RELEASE INFORMATION


240401MakotoOzone_imageDisc01.jpg

『TRiNFiNiTY』
(ユニバーサル ミュージック)

LIVE INFORMATION

240401MakotoOzone_image002.jpg

小曽根真 new trio "TRiNFiNiTY"
with special guest ダニー・マッキャスリン


2024 4.1 mon., 4.2 tue., 4.3 wed., 4.4 thu.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/makoto-ozone/

<MEMBER>
小曽根真(ピアノ)
小川晋平(ベース)
きたいくにと(ドラムス)

Special Guest:
ダニー・マッキャスリン(サックス)

RECOMMENDATION