【JAM vol.230】CHARLES LLOYD SKY QUARTET featuring JASON MORAN, LARRY GRENADIER & ERIC HARLAND | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.230】CHARLES LLOYD SKY QUARTET featuring JASON MORAN, LARRY GRENADIER & ERIC HARLAND

【JAM vol.230】CHARLES LLOYD SKY QUARTET featuring JASON MORAN,  LARRY GRENADIER & ERIC HARLAND

text = Kenichi Aono

ジェイソン・モランをはじめ
豪華なサイドメンにも注目
チャールス・ロイドの新カルテット公演

 1964年の初リーダー作『Discovery!』以来、現在まで実に多くのアルバムを発表し、また演奏活動も精力的に行っているテナー・サックス奏者のチャールス・ロイド。ジャック・ディジョネット、セシル・マクビー、キース・ジャレットを擁したカルテットのモントレー・ジャズ・フェスティバルでの演奏を収めたライヴ・アルバム『Forest Flower』(1967)が人気となった60年代、民俗音楽と接近したスピリチュアルなアンビエント・ジャズ的アプローチが印象的なソロ作品のほか、ビーチ・ボーイズの作品やツアーに携わった70年代。80年代の終わりから2010年代のはじめはドイツのコンテンポラリー・ジャズ・レーベル〈ECM〉で多くの作品を制作した。近年は名門〈BLUE NOTE〉より優れた作品を発表し、2022年にリリースされたトリオ編成の3作も大きな話題となったチャールスだが、最新作『The Sky Will Still Be There Tomorrow』に驚かされたという方も多いのではないだろうか。

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 彼の86歳の誕生日にリリースされた、2枚組15曲収録(うち新曲が6曲)のこのアルバムは、ジェイソン・モラン(ピアノ)、ブライアン・ブレイド(ドラムス)、ラリー・グレナディア(ベース)という現代ジャズ・シーンを担うミュージシャンを迎えて録音され、チャールスらしいメディテーティヴでスピリチュアルな音と前述の3名のスリリングでシャープな演奏が絶妙に絡みあった作品となった。歳はとったがまだまだ落ち着く時期ではない、そんなチャールスの声が聞こえてきそうな進歩的な内容なのである。

 今回のブルーノート東京公演では、最新作に参加したジェイソン・モラン、ラリー・グレナディアと、チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルズのメンバーでもある個性派ドラマー、エリック・ハーランドが登場。現状に満足することなくチャレンジを続けるチャールスのアグレッシヴな姿勢と、それに共鳴するミュージシャンの最高のパフォーマンスをどうぞお見逃しなく。

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RELEASE INFORMATION


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Charles Lloyd 『The Sky Will Still Be There Tomorrow』
(ユニバーサル ミュージック)

LIVE INFORMATION

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CHARLES LLOYD SKY QUARTET
featuring JASON MORAN, LARRY GRENADIER & ERIC HARLAND


2024 8.26 mon., 8.27 tue.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/charles-lloyd/

<MEMBER>
チャールス・ロイド(サックス)
ジェイソン・モラン(ピアノ)
ラリー・グレナディア(ベース)
エリック・ハーランド(ドラムス)

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