【JAM vol.232】CHRISTIAN SANDS TRIO | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.232】CHRISTIAN SANDS TRIO

【JAM vol.232】CHRISTIAN SANDS TRIO

text = Kazunori Haradao

クリスチャン・マクブライドが認めた俊英が、
ライヴで描くピアノ・トリオ・ジャズの現在地

 2020年発表のアルバム『Be Water』に収録されている「Be Water II」が、グラミー賞「最優秀インストゥルメンタル・コンポジション」部門にノミネート。ピアニスト、作曲家として目覚ましい躍進を続けるクリスチャン・サンズが自身のユニットを率いて約5年半ぶりに登場する。

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 1989年、アメリカ北東部のコネチカット州生まれ。4歳の頃からピアノ演奏を始め、10代の頃にはピアニストのビリー・テイラーに師事した。チャーリー・パーカーらと共演したピアニストであり、ニーナ・シモンらも歌った「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」の作曲家でもあり、ジャズ教育の大家でもあるテイラーからサンズ少年が学んだものは無限大だったに違いない。マンハッタン音楽院では打楽器奏者ボビー・サナーブリア率いるアフロ・キューバン・オーケストラにも所属。2010年代に入るとベーシストのクリスチャン・マクブライド率いる"インサイド・ストレート"や"トリオ"のメンバーに抜擢され、広く才能を知らしめた。リーダー・アルバムは自主制作のものも含めて計11枚あり、作品によってはランディ・ブレッカー、ギラッド・ヘクセルマン、マーカス・ストリックランド、キーヨン・ハロルド、中村恭士、小川慶太等も参加。また、グレゴリー・ポーターのヒット作『Nat King Cole & Me』(2017年)にもフィーチャーされている。

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 今回の公演は、実弟のドラマーであるライアン・サンズ、デトロイトが生んだ新世代ベーシストである"JSMC"ことジョナソン・S・ミューア・コットンを迎えて開催される。「愛の不在」をテーマに、ネオ・ソウル、ゴスペル、トラップ等の要素も取り入れつつ壮大な音世界を描いた最新アルバム『Embracing Dawn』からのナンバーはもちろんのこと、さまざまな趣向を持った楽曲群で現在進行形ピアノ・トリオ・ジャズの醍醐味を届けてくれることは約束されたといってもいいだろう。神童からジャズ・シーンに不可欠なピアニストへとステップアップしたクリスチャン・サンズの最新ステージには、いくら期待しても期待しすぎることはない。

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RELEASE INFORMATION


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『Embracing Dawn』
(Mack Avenue / King International)

LIVE INFORMATION

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CHRISTIAN SANDS TRIO
2024 11.28 thu., 11.29 fri., 11.30 sat.
11.28 thu., 11.29 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
11.30 sat.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/christian-sands/

<MEMBER>
クリスチャン・サンズ(ピアノ)
ジョナサン・ミュア・コットン(ベース)
ライアン・サンズ(ドラムス)

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