【JAM vol.234】ALFREDO RODRIGUEZ TRIO
text = Kazunori Harada
恩師クインシーよ永遠に!
キューバ出身の鬼才ピアニストがおくる
トリビュート・ライヴ
磨き抜かれたピアノ・タッチ、心憎いほど絶妙な選曲センス、ますます高まるエンタテインメント性。人気ピアニストのアルフレッド・ロドリゲスが半年ぶりにブルーノート東京に帰還、ポピュラー・ミュージック史上に輝く"恩師"クインシー・ジョーンズに捧げるライヴを開催する。
1985年、キューバ・ハバナ出身。2006年の「モントルー・ジャズ・フェスティヴァル」(スイス)でクインシー・ジョーンズの目にとまり、彼のプロダクションに参加したことがワールド・デビューへとつながった。2011年に初来日公演を行ない、翌年クインシーを共同プロデューサーに迎えたアルバム『サウンズ・オブ・スペース』をリリース。13年にはクインシーの80歳記念公演にも参加している。クインシーとの共同プロデュースは以降も、収録曲「グァンタナメラ」がグラミー賞のベスト・アレンジメント部門にノミネートされた14年作品『ジ・インヴェイジョン・パレード』、16年作品『トコロロ』、18年作品『ザ・リトル・ドリーム』、19年作品『デュオローグ』(ペドリート・マルティネスとの双頭作品)と継続。『デュオローグ』ではクインシーが関与した最大の有名曲のひとつであろう「スリラー」(オリジナル・アーティスト:マイケル・ジャクソン)に独自の装いを施した。
3月の公演は、キューバ在住時代から20年以上ものあいだロドリゲスと演奏活動を続けているドラマーのマイケル・オリヴェラ、日本では今回が初の共演ステージとなるベーシストのスワエリ・ムバッペとのトリオで開催される。フランス・パリを拠点とするスワエリはカメルーン出身のエティエンヌ・ムバッペ(ジョー・ザヴィヌルやジョン・マクラフリン等との共演でも知られるベーシスト)を父に持ち、要注目の5人組バンド"ムッシュ・マーラー"の一員としても活動する気鋭。今は亡きクインシーへの深い思いと共に、幅広い音楽的視野を持つこの3人ならではの高密度な"音の会話"が満喫できる3デイズとなることは間違いない。
LIVE INFORMATION
ALFREDO RODRIGUEZ TRIO
2025 3.18 tue., 3.19 wed., 3.20 thu.
3.18 tue., 3.19 wed.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
3.20 thu.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/alfredo-rodriguez/
<MEMBER>
アルフレッド・ロドリゲス(ピアノ)
スワエリ・ムバッペ(ベース)
マイケル・オリヴェラ(ドラムス)