【JAM vol.234】HOLLY COLE | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.234】HOLLY COLE

【JAM vol.234】HOLLY COLE

text = Kenichi Aono

世界的ヴォーカリスト、ホリー・コール
新作をひっさげて7年ぶりに
ブルーノート東京に登場

 カナダ出身の世界的ヴォーカリスト、ホリー・コールが約7年ぶりにブルーノート東京に登場。1月24日リリースの13作目となるスタジオ録音アルバム『ダーク・ムーン』をひっさげての公演だ。

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 1989年に4曲入りEP『Christmas Blues』を発表しそのキャリアをスタートさせたホリー・コール。翌年『ガール・トーク』でアルバム・デビューを果たし、1992年には〈BLUE NOTE〉傘下の〈Manhattan〉と契約してアルバム『コーリング・ユー』(原題『Blame It On My Youth』)をリリース、全世界で20万枚を超えるヒット作となった。同作に収録されたシングル曲「コーリング・ユー」は、ジェヴェッタ・スティールが唄った映画『バグダッド・カフェ』(1987)のテーマのカバーだが、リリース当時はここ日本のFM局でひんぱんにオンエアされ人気を集め、日本でもアルバム、シングル両チャートで1位を獲得することとなった。

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 ジョニー・ナッシュの名曲「I Can See Clearly Now」のカバーを含むアルバム『Don't Smoke In Bed』(1993)や、トム・ウェイツ作詞作曲の楽曲のみで構成された『テンプテーション』(1995)など、「コーリング・ユー」のヒット以降も高品質の作品を意欲的に発表し、これまでカナダのグラミー賞と称されるジュノー賞、カナダ映画テレビ・アカデミー主催のジェミニ賞をそれぞれ2回受賞。モントリオール・ジャズ・フェスティバルからは名誉あるエラ・フィッツジェラルド賞を贈られ、名実ともに一流のシンガーとして知られる彼女。今回の公演は彼女のライヴを長年支えてきたアーロン・デイヴィス(ピアノ)、そしてジョージ・コラー(ベース)、ジョン・ジョンソン(サックス)というドラムレスの編成で行われるという。3者とも最新アルバム『ダーク・ムーン』の録音に参加しており、同作からのレパートリーをはじめ、息のあったプレイを聴かせてくれるのではないだろうか。各楽器の細やかなニュアンスに耳を傾けつつ、ホリー・コールの伸びやかな歌声を堪能できる実に嬉しい機会である。

RELEASE INFORMATION


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『Dark Moon (Deluxe Edition)』
(UNIVERSAL MUSIC)

LIVE INFORMATION

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HOLLY COLE
2025 3.7 fri., 3.8 sat., 3.10 mon., 3.11 tue.
3.7 fri., 3.10 mon., 3.11 tue.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
3.8 sat.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/holly-cole/

<MEMBER>
ホリー・コール(ヴォーカル)
アーロン・デイヴィス(ピアノ)
ジョージ・コラー(ベース)
ジョン・ジョンソン(サックス)

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