【JAM vol.235】JOHN SCOFIELD | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.235】JOHN SCOFIELD

【JAM vol.235】JOHN SCOFIELD

text= Kazunori Harada

変幻自在のカリスマ・ギタリストが
ソロとウィズ・オーケストラで公演

 3度のグラミー賞に輝くカリスマ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが会心のパフォーマンスを繰り広げる。しかも今回は、ソロによる公演が中心だ。2022年にECMレーベルからリリースされた生涯初のソロ・ギター・アルバム『ジョン・スコフィールド』の音楽世界に、ライヴならではの熱気が加わる至高のステージになることに疑いはない。

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 スコフィールドは70年代中期にデビューし、チェット・ベイカー、チャールズ・ミンガス、リー・コニッツらと共演。ビリー・コブハムとジョージ・デュークの双頭バンドや日野皓正のグループでも演奏した。1985年にマイルス・デイヴィス・バンドを離れて以降は、自身のユニットを率いてストレート・ジャズからジャム・バンドまで多彩な活動を繰り広げてきた。Pファンクのドラマーだったデニス・チェンバースをジャズ~フュージョン界に広く紹介したのも、ジョー・ロヴァーノ、ビル・スチュアート、アヴィ・ボートニックらに飛翔の機会を与えたのもスコフィールドである。その彼がソロ・プロジェクトに取り組み始めたのは、パンデミックが猛威を振るう2020年頃のこと。私は20年4月30日に配信された「JAZZ AUDITORIA ONLINE」を通じて初めてスコフィールドのソロ演奏に接し、しばし後に前述『ジョン・スコフィールド』を手にして、メロディ表現や即興における豊富なアイディア、ループの効果的な活用に感銘を受けた。オリジナル曲はもちろんのこと、ジャズの古典的ナンバー、ブルース、カントリー、ロックンロールなどに及ぶ幅広い選曲は、そのまま彼の音楽家としての軌跡と重なり合うはずだ。

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 また、4月29日にはBLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRAとの初共演も実現する。スコフィールドとオーケストラとの顔合わせといえば、ヴィンス・メンドーサの指揮するメトロポール・オルケストとのアルバム『54』(2010年リリース)があった。ソロとウィズ・オーケストラ、今年の春は対照的なフォーマットでスコフィールドの至芸を味わうことができそうだ。

LIVE INFORMATION

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Celebrate "International Jazz Day" with
JOHN SCOFIELD SOLO


2025 4.30 wed., 5.1 thu.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/john-scofield/

<MEMBER>
ジョン・スコフィールド(ギター)


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BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by ERIC MIYASHIRO
with special guest JOHN SCOFIELD


2025 4.29 tue.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/john-scofield-bnt-all-star-jazz-orchestra/

<MEMBER>
エリック・ミヤシロ(トランペット、コンダクター)
ジョン・スコフィールド(ギター)※スペシャル・ゲスト
小池修(サックス)
鈴木圭(サックス)
米澤美玖(サックス)
渡邉瑠菜(サックス)
青柳伶(サックス)
川上鉄平(トランペット)
山崎千裕(トランペット)
吉澤達彦(トランペット)
宮城力(トランペット)
中川英二郎(トロンボーン)
須山ヨシオ(トロンボーン)
藤村尚輝(トロンボーン)
小椋瑞季(トロンボーン)
中川就登(ピアノ、キーボード)
金子義浩(ベース)
川口千里(ドラムス)

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