【JAM vol.236】Bluey from INCOGNITO presents CITRUS SUN "ANACONGA"

text = Kazunori Harada
インコグニートの司令塔、
ブルーイの"アザー・サイド"
凄腕たちとのファンキー&ピースフルなステージ
昨年のブルーノート東京公演は全セット、ソールド・アウト。再来日が待ち望まれていたジャズ・ファンク・プロジェクト、シトラス・サンがゴールデン・ウイークの真っ只中に4デイズ公演を行うことが決定した。
アシッド・ジャズ/ジャズ・ファンクの頂点に立つインコグニートの司令塔、ブルーイが1970年代のソウル・ミュージック、ファンク、ラテンへの敬愛をこめて2000年に結成。一時期、活動を停止していたものの、2013年に再始動を果たした。日本には2015年から定期的に訪れており、16年にはボビー・ハンフリー、18年には日野皓正と福原みほをゲストに迎えて公演。ヴォーカリストたちを含めるとステージに立つメンバーが10人を超えるインコグニートよりも、いささかこじんまりとした編成なのも特色で、その分、各楽器奏者に大きなスポットが当たる。リスナーはもちろん、"グルーヴ感あふれるバンド・サウンド"を志すアマチュア・ミュージシャンにも見逃せないプロジェクト、それがシトラス・サンなのだ。
毎回、趣向に富んだセットリストで喜ばせてくれるシトラス・サンだが、今回は昨年の公演に引き続いてアルバム『アナコンガ』をテーマに据えたステージとなる。前回披露されたナンバーがさらに発展・進化している様子が目の当たりにできると共に、まだ日本のライヴでは聴くことができなかった同作からのレパートリーもたっぷり楽しめる夜となりそうだ。参加メンバーには、ヴォーカルのジョイ・ローズ、黄金のリズム隊を形成するフランシス・ヒルトン(ベース)とフランチェスコ・メンドリア(ドラムス)らインコグニート・ファミリーと呼びたくなる顔ぶれがいっぱい。さらに『アナコンガ』にもゲスト参加していたインドネシア出身のハーモニカ奏者、レガ・ダウナもやってくる。加えて、5月5日の"こどもの日"には人気イベント「JAZZ for CHILDREN」も開催。一家揃って、シトラス・サンのファンキー&ピースフルな世界に酔いしれようではないか。
LIVE INFORMATION
Bluey from INCOGNITO presents CITRUS SUN
"ANACONGA"
2025 5.2 fri., 5.3 sat., 5.4 sun., 5.5 mon.
5.2 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
5.3 sat., 5.4 sun.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
5.5 mon.
[1st]Open1:30pm Start2:30pm [2nd]Open6:00pm Start7:00pm
JAZZ for CHILDREN
5.5 mon. こどもの日 1stショウ
お子様はミュージック・チャージが半額に!
くわしくはブルーノート東京オフィシャルサイトをご確認ください。
●5.5 mon. 1st showは全席種、3歳以上18歳未満の方はミュージック・チャージ半額でご入場いただけます。
●演奏時間内に参加型の演目を実施予定 (推奨年齢:3~10歳)
●演奏時間は60分程度を予定しております。
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/citrus-sun/
<MEMBER>
ジャン=ポール "ブルーイ" モーニック(ヴォーカル、ギター)
レガ・ダウナ(ハーモニカ)
ジョイ・ローズ(ヴォーカル)
ケヴィン・ロビンソン(トランペット)
グラハム・ハーヴィー(キーボード)
フランシス・ヒルトン(ベース、ミュージックディレクター)
フランチェスコ・メンドリア(ドラムス)
ジョアン・カエタノ(パーカッション)
チャーリー・アレン(ギター)
後援:ブリティッシュ・カウンシル