近藤房之助さんが語る、ハウリン・ウルフの魅力 | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

News & Features

近藤房之助さんが語る、ハウリン・ウルフの魅力

近藤房之助さんが語る、ハウリン・ウルフの魅力

公演<LEGENDS OF BLUES>に向けて
近藤房之助さんからコメントが到着

 7月28日、ブルーズ伝説の巨星ハウリン・ウルフの生誕110年を記念したトリビュート・ライヴが行われる。出演はハウリン・ウルフ、マディ・ウォーターズらのバンドで活躍したブルーズのリヴィング・レジェンド、ヘンリー・グレイ&エディ・ショウ。今回は同じくハウリン・ウルフにリスペクトを捧げる、日本を代表するブルーズマン近藤房之助さんからメッセージが到着。お薦めのディスクとともにウルフの歴史の一部に触れてみたい。

READ MORE
特にブルーズ通でなくとも故ハウリン・ウルフがブルーズサークルに於いて最右翼のシンガーである事はよく知られていると思う。
このステージネームからして、確信犯的なブルーズマンの中のブルーズマンなのだ。
ブルーズしか持ち得ない"アク"をまたさらに煮〆た様な強烈なその声は浪曲師、広沢虎造だって真っ青になるはず。
そのウルフのブルーズ魂というべきものを受け継ぐべく、ベテラン ブルーズ シカゴアン達がやってくる。もちろん、必見、必聴。

近藤房之助
(左)ヘンリー・グレイ、(右)エディ・ショウ



近藤さんがお薦めするハウリン・ウルフの名盤

左から『THE REAL FOLK BLUES』/『MORE REAL FOLK BLUES』/『CHANGE MY WAY』(全てCHESS/海外盤)

[近藤さんコメント]
『THE REAL FOLK BLUES』、『MORE REAL FOLK BLUES』でハウリン・ウルフの何者たるかは充分に伝わる内容になっていると思う。これぞTHE DEEPEST CHICAGO BLUES。『CHANGE MY WAY』はウルフの歌声はもちろん、相棒ギタリスト、ヒューバート・サムリンのギターが凄い。

 
近藤房之助(こんどう・ふさのすけ)

1951年生まれ。日本では数少ないブルーズ・シンガー。76年京都にてBREAK DOWNを結成。90年には「B.Bクィーンズ」に参加しテレビ・アニメの主題歌「おどるポンポコリン」をリリース、その年のレコード大賞を獲得した。B.B.KING、OTIS RUSH等の海外のミュージシャンとの共演歴も持ち、国内外で活躍する。下北沢に自身がオーナーのバー<STOMP>を持つ。

RECOMMENDATION