<SPECIAL RECOMMENDATION "MARCH"> 待望! 9年ぶりにブルーノート東京に登場、ブルース・ブラザーズ・バンド | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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<SPECIAL RECOMMENDATION "MARCH"> 待望! 9年ぶりにブルーノート東京に登場、ブルース・ブラザーズ・バンド

<SPECIAL RECOMMENDATION "MARCH"> 待望! 9年ぶりにブルーノート東京に登場、ブルース・ブラザーズ・バンド

<SPECIAL RECOMMENDATION "MARCH"> THE "ORIGINAL"
BLUES BROTHERS BAND
2016 3.23 wed., 3.24 thu., 3.25 fri., 3.26 sat. ブルース・ブラザーズ・バンド

 ブラック・ミュージックの限りない魅力を凝縮したバンド、ブルース・ブラザーズ・バンド。
あの溢れるグルーヴと抜群のエンタテインメントは絶対、ブルーノート東京で味わいたい。

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 黒いスーツとサングラスがトレードマークのジェイクとエルウッドの兄弟が、世話になった孤児院を救うために伝説のR&Bバンド"ブルース・ブラザーズ"を再結成。しかし彼らの行く手には警察やネオナチ、そして謎の女が立ちふさがる。果たして彼らはチャリティ・コンサートを成功させることが出来るのだろうか?

 今も続くコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』の第1期メンバーだったジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが、1980年にサイド・プロジェクトを物語化したコメディ『ブルース・ブラザーズ』は、ふたつの面でアメリカのエンターテイメント界に革命を起こした。ひとつは監督ジョン・ランディスによる映画史に残るカー・チェイス演出。そしてもうひとつはジェームズ・ブラウンやレイ・チャールズ、アレサ・フランクリンらをフィーチャーすることによって、アメリカ黒人音楽の偉大なる遺産であるブルース~R&Bをディスコ全盛時代に完全復活させたことだ。

 そんな『ブルース・ブラザーズ』の音楽面を支えた凄腕ミュージシャンたちが率いるブルース・ブラザーズ・バンドが、9年ぶりにブルーノート東京に帰ってくる。バンドの中心になっているのは、60年代にスタックス・レーベルでブッカー・T&MG'sのメンバーとしてオーティス・レディングやサム&デイヴの名演の作編曲や演奏に大活躍し、70年代以降はネッド・ドヒニーや忌野清志郎などのアルバムのプロデューサーとしても腕をふるっているスティーヴ ・クロッパー(ギター)。そしてブラッド、スウェット&ティアーズを経て『SNL』のバンドで8年間演奏。リンゴ・スターやフランク・ザッパのアルバムにおけるプレイでも知られるルー・マリーニ(サックス)だ。

 映画にも出演しているこの二人に加えて、ファンク~フュージョン系ギタリストとしてポール・サイモンからデオダートまで華麗なるセッション歴を誇るジョン・トロペイや、マンハッタン・ジャズ・オーケストラのメンバーであり、近年ではトニー・ベネットとレディ・ガガの共演アルバムにも参加していたラリー・ファレル(トロンボーン)といった凄腕ミュージシャンが参加している。

 この鉄壁の演奏陣が奏でる漆黒のグルーヴに乗って、ベン・E・キングやソロモン・バークのオープニング・アクトを務めたボビー・ハーデンや、元ブラッド、スウェット&ティアーズのロブ ・パパロッツィら実力派シンガーがジャズやブルース、そして勿論スタックス・ソウルのヒット・チューンを熱唱する。

 彼らが繰り広げるユーモアと哀愁、そして喜びに満ちたエンターテイメント・ショウは、黒人音楽の豊潤な伝統に触れるまたとないチャンスでもある。ポップ・ミュージック・フリークなら見逃すわけにはいかないはずだ。

instrument
THE "ORIGINAL"
BLUES BROTHERS BAND2016 3.23 wed., 3.24 thu., 3.25 fri., 3.26 sat.
SNLから登場し映画が大ヒット!ブルース&ソウルの
魅力を世界に伝え続けるバンドが待望9年ぶりに登場!!
※詳しくは公演詳細ページまで

text = Machizo Hasegawa

長谷川町蔵(はせがわ・まちぞう)
ライター。最新刊は山崎まどか氏との共著「ヤング・アダルトU.S.A.」(DU BOOKS)。ほかの著書にブルース・ブラザーズについても触れている「21世紀アメリカの喜劇人」や「聴くシネマ×観るロック」など。

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