ホセ・フェリシアーノ来日へ寄せられた、期待溢れるメッセージ | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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ホセ・フェリシアーノ来日へ寄せられた、期待溢れるメッセージ

ホセ・フェリシアーノ来日へ寄せられた、期待溢れるメッセージ

多くの音楽評論家たちをも唸らせる、その歌声の魅力

これまで計9回グラミー賞を獲得し、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムをはじめ数多くの名誉に輝く天才シンガーソングライター、ホセ・フェリシアーノ。その哀愁あふれる歌声とギターの音色には、音楽関係者のファンもとても多い。ホセの来日へ向けてこれまでに寄せられたメッセージを、あらためて紹介しよう。

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(五十音順)

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天辰保文(音楽評論家)

「ハートに灯をつけて」に限らず、そもそも選曲からしてそこには魂が感じられた。歌声にももちろんだし、ギターにしたって、絃と触れる指先にまで、歌への熱い思いというか、それこそ魂が漲っていて、若い頃のぼくのこころはそれに触れながらヒリヒリとしたものだった。そして、祈りという言葉の意味を漠然と考えていた、ような気がする。

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五十嵐正(音楽評論家)

まだ小学生だったのだが、4歳上の兄がいたので、僕のポップ音楽史は67~68年のヒット曲から始まっている。その中でも特に強い印象を残したシングルが、68年のホセ・フェリシアーノの「ハートに火をつけて/夢のカリフォルニア」だった。全米第3位まで上がったA面がドアーズ、B面がママス&パパスの大ヒット曲の鮮やかなカヴァーで、どちらもソウルフルな歌声とギター演奏で完全にホセの曲に作り変えてしまったのだ。14年の来日時にインタヴューした際、彼はこう語った。「原曲に勝るものが作れなければ、カヴァーする意味はないだろ?」と。他人の曲を独自の解釈で歌うことを得意とする歌手を「ソング・スタイリスト」と呼ぶが、ホセのライヴはその個性的な「スタイリング」がたっぷり楽しめるものだ。

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大伴良則(音楽評論家)

1969年の「レイン(雨のささやき)」は、その後、TVCMにも使われ、日本ではその一曲のみで記憶されている感のするホセだが、それだけの人ではない。一本のギターとソウルフルな歌声のみで、まるでヒスパニック・ソウル・オーケストラの如き多彩な音楽を生み出せる天才である。70歳近くなった今も、その艶やかさと多彩さは変わらない。初期の、ドアーズの代表曲を、まるでオリジナルのようにリフォームした「ライト・マイ・ファイアー(ハートに火をつけて)」や、スペイン語アルバムからの曲を、久々の来日ステージで是非、聴きたい!

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James Catchpole
http://www.tokyojazzsite.com
http://twitter.com/MrOKJazzTOKYO

4-5歳の頃、セサミ・ストリート(有名なアメリカ子供番組)で初めてJose Felicianoを見て以来、ずっと彼のファンです。あの頃、彼の弾くギターの魔法にかかったようで、今もその魔法はずっと続いています。当時でさえ、彼の音楽が、その頃うちの家族が聞いていたような音楽とは違うと感じていて、後になって、Joseはプエルトリコ出身で、ニューヨークのSpanish Harlemで育ったということを知り、彼の音楽がラテン音楽だったんだ、ということがわかったわけです。今でも彼の音楽を聞く度に、あの声とフラメンコ調のギターに魅せられた、子どもの頃の感動を思い出します。

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萩原健太(音楽評論家)

ソウルフルで、ファンキーで、ラティーノならではの豊かなグルーヴと溢れんばかりの哀感をたっぷりたたえていて。言うことなし。最強のパフォーマー、ホセ・フェリシアーノの魅力を生で味わえるチャンスが久々にやってきた。艶っぽい歌声はもちろん、誰にも絶対真似できない凄腕かつ歌心あふれるギター・テクニックをまた目の当たりにできるなんて。やばい。幸せすぎる。待ちきれない。"生"な躍動を堪能しに駆けつけます!

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橋本徹(SUBURBIA)

「Golden Lady」「Wild World」「Light My Fire」......ホセ・フェリシアーノはどんなカヴァーも優れたオリジナルにしてしまう。静かに酔いしれるような歌いだしから、じわじわと熱を帯びる歌声。やがて堰を切ったように感極まっていくソウル・フィーリング。血の通った歌だけが持つ深く熱い魅力、「ソウルの彗星/フェリシアーノ」の「グッド・フィーリング」を、ぜひ生で感じたい。

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