マーカス、メセニーが、オールスターズと共演!
カリスマ+オーケストラ=化学反応
年明けから強力コラボ炸裂!
来たる1月、ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラは2種のプレミアム・ライヴを開催する。ひとつはマーカス・ミラー、もうひとつはパット・メセニーとの共演だ。音楽監督のエリック・ミヤシロに話をきいた。
text = Kazunori Harada
日本を代表するトップ・プ レイヤー軍団、ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラが、新年1月5日にマーカス・ミラーとのコラボレーションを行なう。これは'18年5月に開催され、絶賛を集めたステージのアンコール公演となる。
「マーカスの曲は、けっこう学生や社会人のビッグ・バンドやアンサンブルで演奏されているんです。そこでこのオーケストラは楽器の音色のブレンドに趣向をこらしたり、コード進行の一部を変えて独自性を出しています。マーカスもとても協力的で、前回もリハーサルで微調整を繰り返しながら本番に臨みました。メンバーの特徴も把握していて"、この箇所は、このプレイヤーに演奏してほしい"とソリストを指定してくることもあります。今回は新たなレパートリーも加え、目覚ましい勢いで活躍中の川口千里がドラムスを担当します。彼女のドラムスとマーカスのベースがどんな強烈なグルーヴを生み出すのか、ぼく自身もとても楽しみです」
そして1月7日と8日にはパット・メセニーとのコラボレーションが行なわれる。2015年の「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」で一日限りの共演が実現して以来の、待ちに待った再共演だ 。
「前回は野外公演でしたが(横浜赤レンガパーク野外特設ステージ)、今回はクラブ公演ですので、各奏者のプレイやアンサンブルがより密接に感じられると思います。前回パットと会った時に覚えているのは、"オーケストラとの共演は自分のキャリアの中でも本当に珍しいんだ"と喜んでいたこと、"おじいさんもお父さんもお兄さんもトランペット奏者で、自分も以前吹いていたことがあるのでトランペットにはすごく親しみを持っている"と言っていたことですね。彼のギター・シンセサイザーの音色は、トランペットに通じるものがあると思います。管楽器のようなパットのプレイと、トランペットやトロンボーンとの融合を間近で楽しんでいただけたら嬉しいですね。ステージでは前回も演奏したパットの人気ナンバーはもちろん、新たなアレンジによる楽曲も披露します。パットもマーカス同様、妥協をせず、本番直前までサウンドにアイデアを注ぎ込むひとです。オーケストラとの、さらに進化したコラボレーションをご期待ください」
"小編成のバンドが持つ自由さを、オーケストラの音作りの中でも生かしていきたい。いつも新しさを感じさせる、柔軟な音作りを目指したい"と語るエリック・ミヤシロ。日本有数の凄腕集団と2大カリスマの再会がどんな化学反応を巻き起こすのか...嗚呼、2019年が待ち遠しい!
BLUE NOTE TOKYO ALL STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by ERIC MIYASHIRO
ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ
directed by エリック・ミヤシロ
with special guest マーカス・ミラー |
with special guest パット・メセニー |
原田和典 (はらだ・かずのり)- ジャズ雑誌の編集長を経て、2005年に独立。新聞、雑誌、ウェブ等に寄稿を続ける。著書に「世界最高のジャズ」、監修執筆に「ブルーノート80ガイドブック」等。ブルーノート東京のウェブサイトにライヴ・レポート掲載中。