Swordfish poeler zucchini and orange
地中海の爽やかな風を感じる、初夏のひと皿
まばゆい陽光、抜けるような青空、濃紺の海、そして肥沃な大地。そんな地中海をイメージした一皿が、6月の限定メニューとして登場します。ブルーノート東京シェフの霜鳥達也が創り上げたひと皿は「メカジキのポワレ ズッキーニとオレンジ」。夏野菜を代表するズッキーニに、地中海沿岸の国々で愛されている食材のメカジキ、オレンジ、ナッツ、オリーブオイルなどを合わせた、パワフルで色鮮やかな料理です。
photography = Jun Hasegawa
text = Tomoko Kawai
メカジキはタイムで香り付けしながらコンフィして、しっとりやわらかく火入れ。噛むと上質な脂がじゅわりと広がります。その下に敷かれたソースは、ズッキーニ、バジル、クリームチーズ、オリーブオイルのピュレ。なめらかな舌ざわりを持ち、マイルドでありながら複雑な味わい。そこにキヌア、アーモンド、くるみのローストが添えられ、カリカリした食感と香ばしさが押し寄せます。炙って香りを凝縮したオレンジの酸味は、料理全体を引き締めるアクセント。食材それぞれの力強さが調和し、つかの間の地中海旅行へと誘います。
料理の主役となるズッキーニは、ブルーノートの自社農園で採れたてのものを直送。これから季節の深まりと共に、丸型やイエローなど、さまざまなズッキーニが登場予定です。濃密なうまみとフレッシュ感を兼ね備えたひと皿。そのパワー溢れる味わいとライヴ前の高揚感が重なったとき、一期一会の感動が生まれます。
メカジキのポワレ ズッキーニとオレンジ ¥3,300(tax in) 提供期間:6月1日(木)〜
注目を集めるスペイン固有品種の、
フレッシュでエレガントな白ワイン
メカジキのうまみと甘み、ズッキーニの軽いソースに合わせてブルーノート東京のソムリエがセレクトしたのは、スペインの土着品種「ゴデージョ」100%の辛口白ワイン「オ・ルアール・ド・シル ゴデージョ」。料理に使われたオレンジの酸味と調和する、柑橘を思わせるフレッシュな香り。爽やかなだけでなくコクもあり、余韻はふくよかで上品。飲み口がよく夏にぴったりです。ガラス製の栓とモダンなデザインのエチケットが、輝きのあるイエローカラーのワインをより引き立てています。キリッと冷えた一杯が、初夏のワクワクとした気持ちにフィットするはず。オ・ルアール・ド・シル ゴデージョ 2021 / スペイン、バルデオラス / ゴデージョ Glass ¥1,700(tax in) Bottle ¥8,000(tax in)