【JAM vol.230】Pasta Paella with Red Shrimp | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.230】Pasta Paella with Red Shrimp

【JAM vol.230】Pasta Paella with Red Shrimp

photography = Tatsuro Masaki  text = Tomoko Kawai

スペインの風を感じる、パスタのパエリアとリオハワイン

 目を閉じてもまばゆさの残像が残る、ギラリと輝く太陽の季節。そんな時季にふさわしい料理がブルーノート東京のグランドメニューに登場します。シェフ霜鳥達也がスペインに思いを馳せて生み出した「赤エビのフィデウア」。「フィデウア」はパエリアの一種。米の代わりにパスタを使い、多彩な具材と共に炊き上げるスペイン料理です。

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 味のベースはイカ、アサリ、香味野菜をしっかりと炒めて香りと甘みを引き出したソフリット。その濃厚なうまみと魚介の香りを存分に吸い込んだショートパスタの力強いコクが最大の魅力です。トップには、爽やかなエストラゴンをまぶした赤エビ。ややレアに焼き上げることで口の中でふわりととろけて、フィデウアとの一体感を楽しめます。

 「パスタを使うことで米よりも軽い仕上がりに。うまみの強い料理ですが、エストラゴンで清涼感を加えて、夏らしい味わいにしています。途中から、にんにくを効かせたアイオリソースを添えて食べると、ちょっと焼きそばを思わせる風味になるのでぜひ試してください」とシェフ霜鳥は語ります。

 オーブンで炊き上げたフィデウアの表面はカリカリ、中はふっくら。アイオリソースやレモンを組み合わせることで新たなフレーバーが生まれ、幾通りにも楽しめる一皿です。合わせる飲み物は、スペイン・リオハの軽やかな赤ワインを。華やかな赤ワインのアロマが、焼けたパスタの香ばしさや赤エビの甘さを際立たせ、美しい余韻が残ります。フィデウアと赤ワインのグルーヴ感あふれるペアリング。夏の夜に、極上の音楽と一緒にどうぞ。

料理のうまみと余韻を深く印象付ける、
優雅なアロマのスペインワイン

ヴィーニャ レアル レゼルバ

「フィデウアの強いうまみとこんがり焦げた味をより高め、長く楽しめるように」と、スペイン屈指の赤ワイン産地リオハのワインをセレクトしたのは、ブルーノート東京ソムリエの池田亜樹。冷たい白ワインでリセットするのではなく、熟成感のある赤ワインで料理のポテンシャルを引き出すペアリングを提案。果実味とやわらかな渋みを持つ赤ワインは、暑い季節に心地よい。

ヴィーニャ レアル レゼルバ
2016 / スペイン、リオハ / テンプラニーリョ、ガルナッチャ、
グラシアーノ、マスエロ
Bottle ¥9,500(tax in)

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