[RECIPE]エビのラビオリ トムヤンクン風
ファンキーな音にはスパイシーな料理を
オランダが誇る世界のNo.1サックス・クイーン、キャンディ・ダルファーが今年も来日。真夏の夜を染めあげる彼女のパワフルなライブに合わせて、「ブルーノート東京」シニア・シェフ長澤宜久が提案するアジアンエスニックなひと皿とは?
ひとことで表現するならば「エキサイティング!」。熱くエネルギッシュなライブで毎回多くのファンを魅了するサックス・クイーン、キャンディー・ダルファーは、実は食への好奇心も旺盛。今回のブルーノート東京での公演においても、メニューに関するアイデアを積極的にシェアしてくれた彼女は、特にアジアンエスニックフードにパッションを感じるのだそう。
今回はそんな彼女自らのリクエストをもとに、長澤シェフがスペシャルなトムヤンクンを提案。「見た目はとてもエレガント。でも、その演奏はどこか男性的と言ってもいいほどクールでパンチが効いている。小気味よくてスパイシーな、そんな彼女の楽曲とともにぜひ味わってもらいたいひと皿です」
photography = Jun Hasegawa
text = Akari Matsuura (edible.)
RECIPE
【A】
※すべて、みじん切りにする
ニンニク 1片
生姜 1片
玉ねぎ 中玉半個
にんじん 半分
セロリ 1本
【B】
鶏もも肉 300ℊ
ヨーグルト 45ℊ
※鶏もも肉に塩・胡椒し、ヨーグルトで約15分ほど漬け込む
ターメリックパウダー 適量
コリアンダーパウダー 適量
パプリカパウダー 適量
むきエビ(細かくカットしたもの) 7尾
【C】
しめじ 1パック
ふくろ茸 1缶(約230ℊ)
レモングラス 1本(あらかじめ半分にカット)
こぶみかんの葉 1枚
タカの爪 1本
水
【D】
ココナッツミルク 90㎖
トムヤンクンペースト 大さじ3
【E】
むきエビ 10尾
卵白 1個分
白ネギ 少々
ワンタンの皮 18枚
トマト(湯むきしたもの) 中玉2個
お料理とマリアージュ
蜂蜜やジャスミンティのような華やかな香りが特徴のヴィオニエ。ミネラル感のあるまろやかな飲み口が、スパイシーなアジアンフードと好相性。
ヴィオニエ "ヴィオレット"
ジャン リュック コロンボ
750㎖ ¥5,000(税サ抜)
THIS MONTH'S MUSIC
オランダ出身、ファンキー&セクシーなサックスプレイヤー、キャンディ・ダルファーのアルバム『CRAZY』。ブラック・アイド・ピーズの音楽監督、プリンツ・ボードを共同プロデューサーに迎えた本作はユーロ・ミュージックとヒップホップが融合したパーティ・ミュージックが満載。
キャンディー・ダルファー『クレイジー』(ビクターエンタテインメント)
CHEF
長澤宜久(ながさわ・たかひさ) ブルーノート東京グループシニアシェフ。 '91年に渡仏し三ツ星「ラ・コートドール」他、名店で経験を積む。'01年に帰国後、南青山「アディング・ブルー」、丸の内「レゾナンス」シェフ、2013年全店舗のシニアシェフに就任した。