[RECIPE]トマト、オクラ、みょうが、梅肉、イカで作る 真夏のカッペリーニ
"食べもの狂い(チボ・マット)" が恋した、
イタリアンと和のリミックス
ニューヨークを拠点に活動を展開する日本人音楽ユニット「チボ・マット」が、
約15年ぶりとなるオリジナルアルバムを携えて来日!「ブルーノート東京」初登場となる
彼女たちと共に長澤シェフが考案した、真夏にぴったりのひと皿とは?
90年代半ばにニューヨークで結成以降、独自性豊かな音楽活動を展開するチボ・マットのふたり:本田ゆかと羽鳥美保。自らのユニット名に冠した「Cibo Matto(チボ・マット)」とはイタリア語で"食べ物狂い"を意味することばで、彼女たちの食への情熱は(食べ物を題材とした)ユニークな歌詞や楽曲のタイトル等からも十二分にうかがい知ることができる。今回は、そんな彼女たちのリクエストをもとに、長澤シェフがオリジナルのカッペリーニを考案。チボ・マットが15年ぶりにリリースしたオリジナルアルバム『ホテル・バレンタイン』を聞きながら、彼女たちが熱愛する和の食材を駆使した、イタリアンと和のリミックスをぜひお試しあれ。
photography = Jun Hasegawa
text = Akari Matsuura (edible.)
RECIPE
真夏のカッペリーニ(4人分)
パスタ(カッペリーニ) 240ℊ(1人前 60ℊで計算)
【A】
トマト 中玉3個(湯むきしてサイの目にカット)
みょうが 3本(小口切り)
オクラ 4本(小口切り)
赤ワインビネガー 適宜
オリーブオイル 大さじ1
イカ 50ℊ(軽くゆがく)
梅干し 大粒2個(種を除いて包丁でよくたたく)
大葉 5枚(細切り)
お料理とマリアージュ
まるでフレッシュな葡萄をそのまま食べているような、軽やかな甘みと果実味あふれるワイン。赤、緑、と発色の良い夏野菜との相性がバツグン。
デラウェア シャトー酒折
750㎖ ¥4,300(税サ抜)
THIS MONTH'S MUSIC
本田ゆかとハトリミホによるユニット、チボ・マット15年ぶりの新作は、ホテルの廊下を忍び歩くゴーストとのラブストーリーという、チボ・マットの二人がイマジネーションで作った映画であり、その(映像の存在しない映画の)サウンド・トラックのようなものである。
『ホテル・ヴァレンタイン』(commmons)
CHEF
長澤宜久(ながさわ・たかひさ) ブルーノート東京グループシニアシェフ。 '91年に渡仏し三ツ星「ラ・コートドール」他、名店で経験を積む。'01年に帰国後、南青山「アディング・ブルー」、丸の内「レゾナンス」シェフ、2013年全店舗のシニアシェフに就任した。