[RECIPE]炙り帆立とお米のサラダのデュオ
フレンチと和食の素敵なセッション
元ジプシー・キングスのチコが率いるチコ&ザ・ジプシーズが来日を果たす。
「肉より魚が好き」というチコのリクエストに応えて、
食材の魔術師・長澤宜久シェフが考案したニクいヒトサラとは!?
胸の奥を掻きむしられるような哀愁の旋律、情熱的なヴォーカル&ギターアンサンブル─。元ジプシー・キングスのチコ・ブーチキーは1992年からチコ&ザ・ジプシーズのバンドリーダーとして活躍している。さて、そんな彼の舌の嗜好を探ると「ポワソン」というキーワードが浮上。どうやら彼は肉より魚派らしい。というわけで、我らが手練手管な長澤宜久シェフがぷりっぷりの帆立貝を使ったメインディッシュを考案した。手まり寿司のように帆立で米を丸め、青のりの冷たいジュレと一緒にいただくソレは、見た目は洒脱なフレンチにして、味わいはどこか懐かしきジャパニーズ。パーティシーズン本番のこれから、食卓を彩る一手として活用してみては?
photography = Jun Hasegawa text = Mio Amari
RECIPE
青のりのヴィネグレット(4人前)
帆立貝 12個
米(生米を15分ほど茹でたもの)200g
みょうが(輪切り) 2個
かぶ(茹でてさいの目切り) 2個
マヨネーズ 適量
シードルヴィネガー 適量
煎り胡麻 適量
わさび 適量
青のり 適量
鰹だし 適量
塩 適量
醤油 適量
水溶き片栗粉 適量
お料理とマリアージュ
仏・ブルターニュ産の無農薬リンゴを100%使ったオーガニックシードル。濃い麦わら色、ハニートーストのニュアンスが感じられる心地よい甘みと繊細な泡立ちをお楽しみあれ!
ル・セリエ・ド・ボールシードル・フェルミエ・
プティ・ドゥミセック
330㎖ ¥1,400(税サ別)
THIS MONTH'S MUSIC
情緒漂う、熱いパッションとエネルギーが満ちたサウンド。元ジプシー・キングスの最重要人物チコが結成した現代最高峰のジプシー・バンド"CHICO&THEGYPSIES"の最新盤。ライヴへ出掛ける前にじっくり聴きこみ、ラテンのパワーを注入しステージに挑みたい。
『Fiesta』(Smart)
CHEF
長澤宜久(ながさわ・たかひさ)
ブルーノート東京グループシニアシェフ。'91年に渡仏し三ツ星「ラ・コートドール」他、名店で経験を積む。'01年に帰国後、南青山「アディング・ブルー」、丸の内「レゾナンス」シェフ、2013年全店舗のシニアシェフに就任した。