"音楽 × 料理 × カクテル"が奏でるニューワールドへ!
[MONTHLY BEST CHOICE | SPECIAL JUNE MENU]THIS MONTH'S SPECIAL MENU"音楽×料理×カクテル"が奏でるニューワールドへ!
ブルーノート東京の隠れた人気メニューのひとつ「アーティスト カクテル」をご存知だろうか?
公演アーティストのためにバーテンダー五十嵐康輔がオリジナルカクテルを創作し
アーティスト自身が公演初日に試飲・ネーミングするという
ちょっとユニークなコラボレーションメニューだ。
カクテルの域を超える?自由な発想に満ちたカクテルの新世界
ブルーノート東京ではこれまで、数多のアーティストたちと共に「アーティスト カクテル」を創作してきた。たとえば、毎年夏恒例の来日公演を行う矢野顕子さんとはかれこれ10種以上のオリジナルカクテルを創作。ゲストに「これはもはやカクテルの域を超える!」と言わしめた伝説のカクテルも登場した。
これまで実に500種以上の「アーティスト カクテル」を創作し続けてきたバーテンダー・五十嵐康輔が、これからの季節におすすめな「アーティスト カクテル」をピックアップしてくれた。先述の矢野顕子さんとの最新作「愛はすべてを超えるのさ。」は、ココナッツの甘みとラズベリー、レモングラス水の酸味が奏でるしなやかな風味が印象的。プリンスが認めた天才女性ベーシスト、ニック・ウエストのために創作した「パープル フレイム!」は、ジャムになる手前まで煮たルバーブの繊維質と爽やかな酸味、パープルカラーが心に刺さる1杯だ。
「料理と同じレベルで愉しめるよう、食材へのアプローチを自由に表現したい」という五十嵐の言葉を借りれば、料理とカクテルが合わないなんてもはやナンセンス。すでに"カクテルと料理のペアリング"が最旬のフードシーンをけん引するフランス・パリに習い、"音楽×料理×カクテル"の世界にそろそろ浸ってみてはいかがだろう。
photography = Jun Hasegawa
text = Akari Matsuura
「愛はすべてを超えるのさ。」
from AKIKO YANO TRIO
「スパイス&トニック」
「パープル フレイム!」
from NIK WEST
「ウォーク ザ ライム.」
from BEN L'ONCLE SOUL
STAFF
五十嵐康輔(いがらし・こうすけ)
2002年ブルーノート東京入店。シェフの影響で、料理のように食材と向き合うカクテル作りを開始する。現在、"ワンナイト カクテル"として出演者をイメージした、アーティスト カクテルを計500品以上創り続けている。