聖夜に贈る"スィング・ウィズ・キュイジーズ"
[MONTHLY BEST CHOICE | SPECIAL DECEMBER MENU]THIS MONTH'S SPECIAL MENU聖夜に贈る"スィング・ウィズ・キュイジーズ"
今年、ブルーノート東京が贈るクリスマスディナーライヴは、世界が注目するジャズ界の新星、アンドレア・モティスのしなやかなトランペットプレイ&ヴォイス。
聖夜にふさわしいスィング満載のライヴに共鳴するのは、長澤シェフ率いるスタッフ渾身、3夜限定でご提案するスペシャルディナーだ。
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プレ・ライヴから味わいたいロゼシャンパーニュ × 至福の4皿
クリスマス3夜、ブルーノート東京が心をひとつにご提案するひとときは、ライヴの開演1時間前に幕を開ける。まずは、心地よい熟成感のあるシャルル・エドシック ロゼシャンパーニュ。合わせるアミューズは、昆布茶ジュレで和えた旨み豊かな"ズワイガニ"と、あえて濃厚に仕上げた"根セロリのピューレ"だ。続くアントレは"真鯛とアワビのタルタル"。ローズヒップのジュレの中には、華やかに散る野バラの花びら。ニンジンのピュレ、レモンとリンゴのコンディモンが、魚介の旨みと絶妙に絡み合う。
お待ちかねのメインディッシュは"冬の森の贅沢"を表現した鴨のひと皿。ロゼ色に火入れした鴨のローストと赤い実のソースの組み合わせは一見クラシックだが、サワークリームの酸味を纏った押し麦と、カリカリにフリットした押し麦、トップに添えたフォアグラナチュレが繰り広げる三位一体感、豊かな食感にモダンなタッチを潜ませる。そして、ディナーのトリは、グラスの反流動性を活かして表現したクリスマスショートケーキ。グリオットチェリーや苺、ザクロなど赤い果実の食感や甘酸っぱさが口の中で弾け、ビスキュイのやさしい食感やクリームとの出合いが楽しめる。
モティスのスィングをイメージした全4皿。3夜限定のクリスマスディナーに酔いしれてみては?
photography = Jun Hasegawa
text = Akari Matsuura