公演限定コラボレーションメニュー、本田雅人が菊水を味わう
KIKUSUI × BLUE NOTE TOKYO夏の料理に寄り添う吟醸酒の魅力
― 本田雅人 ―
昨年20周年を迎えた日本を代表するビッグ・バンド、B.B.STATIONがブルーノートに再降臨!
バンドを率いる本田雅人さんも認めた日本酒「無冠帝」と限定コラボメニューと共に、真夏の一夜を堪能して。
photography = Hiroyuki Matsukage interview & text = Shiyo Yamashita
ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラの一員としても活動を続けるサックス奏者、本田雅人さんが、1997年に結成したビッグ・バンド、B.B.STATION。昨年20周年を迎え盛大な記念ライヴを行った彼らが、1年ぶりにブルーノート東京のステージに帰ってくる。
「B.B.STATIONのライヴは、気づけばすっかりブルーノート東京の夏の風物詩的イベントにしてもらっていましたね。ビッグ・バンドなので、サウンド的にも夏っぽいと言えばそうなのかもしれない。暑い夏、ブルーノート東京の心地いい空間で、ゴージャスな気分で楽しんでもらえれば最高ですね」
そう話す本田さん、実は自身のステージがない時にも頻繁にブルーノート東京を訪れているのだという。
「国内外の知り合いのミュージシャンが出演する時は時間の許す限り観に来ていますし、ゲストとして出演する時もあります。先日もメイシオ・パーカーのステージで共演しました。特に思い出に残っているのは、2012年にデヴィッド・サンボーンのステージに呼んでもらったこと。ブルーノート東京は僕にとっては最高のステージ。演奏していて気持ちがいいし、自分が客席にいても最高の音が楽しめる。世界的にもこんなクラブはほとんどないと思います」
そんな本田さんのB.B.STATION公演を記念して、ブルーノート東京の長澤シェフが用意したのが「鶏のささ身と穀物と夏野菜のサラダ」。「盛夏なのでさっぱりとしたヘルシーなものを」という本田さんのリクエストに応え、低温でしっとり柔らかく調理したささ身に、夏野菜やしっかり味付けしたレンティーユなどを合わせ、表情豊かな一皿に仕上げた。野菜は名うてのシェフが贔屓にする、埼玉県鴻巣市の須永農園のもの。
「一口食べただけでも、いろんな素材の味と香りがグラデーションのように口の中に広がりますね。奥行きのある味わいだから、ずっと食べ続けても常に新しい発見がある。素晴らしいなあ」
そう笑顔で話す本田さん。料理とペアリングしたのは、新潟の菊水酒造の吟醸酒「無冠帝」だ。
「爽やかなお酒ですね。香りが穏やかで、飲み口がさらっとしているから、このサラダのような繊細な味のものにぴったり。つい盃が進みますね」
この「無冠帝」、発売35周年を迎えて今年リニューアルしたばかり。「名よりも実を尊ぶ生真面目な吟醸酒」というコンセプトはそのままに、爽快なキレの中に程よい旨みを感じさせるバランスのとれた味わいに生まれ変わった。さっぱりとした料理の美味しさを引き立てつつ、個性の強い料理では味をキリッと引き締めることを目指したというから、本田さんの感じた通りというわけだ。
「サックスというのは意外にどんな音楽の中にもすっと入れる楽器。わざわざ相手に合わせるのではなく、いつもの自分のままでもうまく合ってしまう。このお酒にも、そんな懐の深さを感じます」
今年もツアーの連続で多忙な日々を送る本田さんは、「訪れた土地の雰囲気を楽しめるのは公演終了後の時間だけ。スタッフやメンバーと和気藹々とした空気の中で語らいながら、美味しい食事とともに飲むお酒が何より好きなんです」と話す。本田さん以下、豪華メンバーが勢揃いするB.B.STATIONの華やかな演奏とともに、私たちも賑やかな気分のなかで、料理と日本酒のフュージョンを堪能したい!
本田雅人(ほんだ・まさと)
1962年生まれ、高知県出身。在学中から原信夫とシャープス&フラッツのリード・アルト奏者を務め、91〜98年はT-SQUAREで活躍。ソロ転向後、97年に結成したB.B.Stationは昨年20周年を迎えた。
COLLABORATION MENU
佐賀県産ふもと赤鶏のささみ 穀物と夏野菜のサラダ ¥2,138(税サ込)
無冠帝 ボトル(300㎖) ¥1,900(税サ込)
55℃の低温で15分火入れした鶏のささ身と、胡瓜・枝豆・人参・赤大根・ミニトマト・オレンジ・レンティーユなどを合わせたサラダ。
アクセントの塩味としてパンチェッタをプラスしている。
[提供期間]本田雅人B.B.STATION -Big Band Night-
2018年 8月3日(金)~8月4日(土)
無冠帝
1881年創業の新潟の老舗蔵元・菊水酒造株式会社がつくる吟醸生酒。現代のテーブルに映え、暮らしに生きるスタイリッシュな和酒。すっきり辛口でありながら、しっかり旨口。生酒ならではのフレッシュな香りも豊か。
菊水酒造株式会社
〒957-0011 新潟県新発田市島潟750
TEL 0120-23-0101
※平日10:00~17:00(土日祝日等を除く)
URL http://www.kikusui-sake.com/