美食の可能性を広げる、チョコレートの魔法

　ブルーノート東京では、2月のバレンタインシーズンのために、スペシャルなデザート、カクテル、前菜を提供いたします。

　パティシエ山口有佳里が作り上げたのは「ショコラのクレームブリュレ」。優雅なリースのように盛られたベリーの下には、ヴァローナのチョコレート「ジヴァララクテ」をふんだんに用いたなめらかなクリーム。上にしっかりと焦がしたキャラメルをかけてブリュレに仕立てています。キャラメルの苦みとカリッとした食感、まろやかなショコラの風味が混じり合い、冬ならではの濃厚なおいしさに出会えます。トップには、ブルーベリー、カシス、ブラックベリーなどのフルーツと、カシスのソルベ。カシスの目覚めるような酸味と、凝縮感のあるベリー類をブリュレと共に口に含むと、濃厚で贅沢な味わいが広がります。

　初のバレンタイン公演を行うアーティスト、エリック・ベネイのために、バーテンダーの五十嵐康輔が考案したカクテルは、ショコラを連想させるカラーも魅力。クレームドカシスの甘みに、とろりとした甘口シェリーのペドロヒメネスの樽の香り、カヴァの爽やかな泡が重なります。酸味、果実味、苦み、甘み...。複雑な香りとテイストがチョコレートを彷彿とさせる逸品が完成しました。

　バレンタインを恋人たちだけのイベントにするのはもったいない!?気のおけないご友人や家族と、冬の美食をご体験ください。

ロゼ色に輝くカヴァと個性豊かな前菜が甘い夜を引き立てる

　キッチンスタッフ4人が各1品を考案したスペシャルプレートが初登場。随所に赤と茶色を用いて、バレンタインの気分を盛り上げます。「蛤とビーツのコンソメスープ」は、スープを得意とする東真吾の力作。コンソメと貝のうまみをダブルで堪能。「鰆の軽いスモーク 香草添え」は、中島大輔による逸品。新鮮な鰆をじゃがいものピュレ、カカオのソースと共に味わう進化型の魚料理です。フォアグラとホロホロ鳥を美しく重ね、トップにスパイス香るチャツネをのせた「ホロホロ鳥の胸肉とフォアグラのテリーヌ」は太田雅也によるもの。「旬野菜のサラダ仕立て トリュフの香り」は市川和明による新しいショコラ料理。ショコラ、カカオニブ、トリュフオイルが野菜と調和します。スペインの辛口スパークリング「ロジャー・グラート」と共に、美食体験を。

小川卓美 (おがわ・たくみ) / シェフセッションのように個性が響き合う料理
キッチンスタッフが試作を重ねて、完成させた前菜4品。まるで美しい音楽のように、それぞれが輝きながら調和しています。厨房のチームワークを、ぜひ感じてください。

山口有佳里(やまぐち・ゆかり) / パティシエ大人の女性のためのごほうびデセールを
エリック・ベネイの甘い歌声が似合うのは、 自立した大人の女性。そんなイメージから、 濃厚なショコラとカシスの酸味がきいた、シッ クなデザートを作り上げました。

五十嵐康輔(いがらし・こうすけ) / バーテンダー力強い香りのカクテルが ショコラと調和する
フレッシュカシスの濃い味わいから組み立 てたカクテルです。デザートのショコラと 合わせても、美しいペアリングに。カクテ ルを片手に、音楽を楽しんでください。

2019年2/12(火)~2/15(金)
公演はエリック・ベネイ! 愛とソウル溢れる歌声! "リアル・ソウルの伝道者"による プレミアム・ナイト
公演詳細はこちら

photogaphy = Jun Hasegawa
text = Tomoko Kawai
styling = Misa Nishizaki