リー・リトナー、ひと足先に新メニューを味わう | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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リー・リトナー、ひと足先に新メニューを味わう

リー・リトナー、ひと足先に新メニューを味わう

[MONTHLY BEST CHOICE | SPECIAL APRIL MENU ]リー・リトナーが新メニューに舌鼓!

 名ギタリスト、リー・リトナーが昨年秋の来日キャンセルを経て、ブルーノート東京にカムバック! 今回はグルメとしても知られる彼が、春夏の新メニューの中から一品を試食。
BNJグループシニアシェフ長澤とともに、日本食や好物のお酒について、食談義に花を咲かせた。

photogaphy = Michika Mochizuki
interview & text = Shiyo Yamashita
interpretation = Keiko Yuyama

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シーフード好きのリー・リトナーも大満足の、
味わい深い一皿。

長澤 : こちらがこの春のグランドメニューに加わった「オマール海老と帆立貝のポワレ ビスクのソース」です。どうぞお召し上がりください。

リトナー : ワオ! 美しいね! オマール海老に添えられているのは帆立貝?

長澤 : はい。北海道の帆立はすごく肉厚で、とても美味しいんですよ。ビスクの方はいかがですか?

リトナー : 香りがすごく良くて、クリーミー。

長澤 : オマール海老は殻付きのままで炒めているので、殻の香りがしっかり立つんです。

リトナー : 殻が香りのもとになっているんだね。他には何が入っているの?

長澤 : オマール海老と、あとは蟹も一緒に香味野菜と炒めて、クリームを入れて仕上げています。

リトナー : 上に添えてあるクラッカーみたいなものは何?お米が揚げてあるのかな?

長澤 : そうです。お好きですか?

リトナー : うん、サクサクしていて美味しい。ビスクにつけて食べるとまたいいね。この料理はいつからここで食べられるんだい?

長澤 : 4月からです。ところで、リトナーさんはシーフードはお好きですか?

リトナー : すごく好きだよ。日本に来た時はもちろんだけど、地元のカリフォルニアでもよく食べに行くんだ。

長澤 : そうですか。じゃあ、今日はシーフードにして正解でした(笑)。数え切れないほどの回数来日していると思いますが、滞在している時には何を召し上がるんですか?

リトナー : 寿司はもちろん毎回必ず食べるね。寿司以外でも和食は何でも好きで、どんなものでも食べるよ。あと、ラーメンも大好き!

長澤 : どんなラーメンがお好きですか?

リトナー : シーフードベースのラーメンが好き。美味しいラーメンがあったら教えてほしいな。

長澤 : はい、それはお任せください! アメリカでも日本食は召し上がるんですか?

リトナー : うん、アメリカでもいい日本食の店はあるにはあるんだ。でも、残念なことに天ぷらの名店はないんだよね。シェフがちゃんと訓練されていないから、アメリカではまともな天ぷらは食べられないんだ。日本の天ぷら屋さんだと、カウンターに座って、注文すると1つずつ目の前で揚げてくれるじゃない? あれが最高。野菜の天ぷらも魚介の天ぷらも、何でも本当に美味しい。

長澤 : 食事の時にお酒は?

リトナー : 飲むよ。ただ、最近はツアー中にはお酒は一切飲まないことにしているんだ。だから、今は美味しい料理を食べるときにはウーロン茶や緑茶を飲んでいる。ツアーやレコーディング以外の時には焼酎かウォッカ。和食の時は焼酎だね。

長澤 : 焼酎がお好きなんですよね。ブルーノート東京のバーテンダーが公演アーティストをイメージして作り上げる「ワンナイト カクテル」も、今回のリトナーさんの公演に合わせたカクテル「Malibu」は、焼酎にジンのボタニカルな風味と柚子の爽やかさを合わせたものでした。

リトナー : そう! 僕は焼酎やウォッカにライムなどの柑橘類を絞って飲むのが好きなんだ。公演中はお酒の代わりに、スパークリングウォーターの中にライムを絞ってたくさん飲んでる。柚子もいいね。

長澤 : ワインは召し上がらない?

リトナー : ワインはどちらかというとうちの妻の分野(笑)。妻にこの料理とワインを出したら大喜びするはずだよ。

長澤 : それにしても、リトナーさんは本当に何度も ブルーノート東京で演奏してくださっていますね。

リトナー : 本当にそう。僕にとってここはホームみたいなものだよ。世界中にいいジャズクラブはたくさんあるけれど、ここは空間、機材、エンジニア、その他のスタッフ、全てがほぼ完璧なんだ。僕の周りのアーティストたちに話を訊いても、みんな同じように言うよ。もちろん、料理も最高!

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リー・リトナー
1952年、ロサンゼルス生まれ。デイヴ・グルーシンらに認められ70年代から活躍 。'78年のセカンド『キャプテン・フィンガーズ』が大ヒット、高度なテクニックでありながら耳馴染みの良いサウンドで、ジャズ・フュージョンの大きなスタイルを作った。
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長澤宜久 (ながさわ・たかひさ)
ブルーノート・ジャパングループシニアシェフ。'91年に渡仏。各地方の名店で経験を積み、帰国後も現地の料理人や生産者との交流を大切にし、影響を受ける。日本の文化や伝統食材なども積極的に取り入れ、日々食と音楽の繫がりを追求している。

リー・リトナーが味わったメニューとワイン。
その他、旬の食材を生かした春夏の新メニューは
4/9(火)からスタート


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オマール海老と帆立貝のポワレ
ビスクのソース

¥3,801(税サ込)



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ムルソールイジャド
[シャルドネ|フランス、ブルゴーニュ]

¥14,256(税サ込)

世界のシャルドネの頂点に君臨するワインのひとつ。優雅さと力強さを兼ね備えた深遠な味わい。



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