ハービー・ハンコック『ヘッド・ハンターズ』やブレッカー・ブラザーズのファースト・アルバム等を支え、人気ユニット“フォープレイ”でも活動する名ドラマー。近年はカマシ・ワシントンやマイルス・モズリーなど数々の逸材を発掘・育成した慧眼の持ち主としても評価を高めるハーヴィー・メイソンが、スペシャル・プロジェクト“カメレオン・バンド”で待望の再登場を果たす。今回もキーボードの鬼才マーク・ド・クライヴ・ロウ、フィラデルフィア出身でBIG BANGのツアー・ベーシストも務めるオマール・ドミニクなど充実のメンバーが参加。約半世紀のキャリアを誇る重鎮メイソンと、次世代の鬼才たちが織り成すグルーヴの真髄を体感したい。
★MEMBER:
HARVEY MASON
1947年ニュージャージー州生まれ。ボストンのバークリー音楽院在学を経て’70年代から本格的な活動を開始し、別項記載のアルバムのほかにもジョージ・ベンソン『ブリージン』、リー・リトナー『ジェントル・ソウツ』等の歴史的ジャズ・フュージョン・アルバムに貢献。ソロ・アーティストとしても「グルーヴィン・ユー」(’79年)などのヒットを放つ。‘91年からはフォープレイの一員としても活動、2010年にリーダー・ユニット“カメレオン・バンド”を立ちあげた。
MARK de CLIVE-LOWE
1974年ニュージーランド生まれ。’98年から2008年まで英国ロンドンを拠点に活動し、オマー、ローリン・ヒル、ジョディ・ワトリーらと共演。現在はLAを拠点に活動を続けており、今年1月には、日本をテーマにした新作『HERITAGE』をリリースしたばかり。伝統的なジャズの語法、ソウル・ミュージック、ヒップホップ/ベースミュージック/ブレイクビーツの融合に取り組むキーボード奏者/プロデューサーとして高い評価を得ている。
HAILEY NISWANGER
1990年テキサス州ヒューストン生まれのサックス奏者。バークリー音楽院在籍中、“メアリー・ルー・ウィリアムス女性ジャズ・フェスティヴァル”のフィーチャリング・ソリストを務めて一躍話題に。2013年からはダウンビート誌の批評家投票で“ライジング・スター賞”入賞を続けている。現在まで3枚のリーダー作を発表、エスペランサ・スポルディング、テイラー・アイグスティ(ケンドリック・スコット・オラクル)他とも共演している。
OMAR DOMINICK
ペンシルヴァニア州フィラデルフィアで生まれ育ち、フロリダ州で音楽活動を開始。ジョデシィ(楽曲がTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のエンディング曲に使用)、ジェイ・Z、クリス・ブラウン等のバックを務め、韓国の男性グループ“BIG BANG”のツアー・ベーシストを務めたこともある。影響を受けたベーシストにはネイザン・イースト、マーカス・ミラー、ジャコ・パストリアスの名を挙げている。
ERIC DAWKINS
ジャスティン・ビーバー、クリスティーナ・アギレラ、メアリー・J・ブライジ、ベイビーフェイス、ミュージック・ソウルチャイルド等とも交流するシンガー・ソングライター/プロデューサー。ロサンゼルスに生まれ、ゴスペル・デュオ“ドーキンズ&ドーキンズ”での活動を経てソロ活動に。『ドリームガールズ』や『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』などヒット映画の音作りにも携わっている。
HARVEY MASON "CHAMELEON"
featuring MARK de CLIVE-LOWE, HAILEY NISWANGER, OMAR DOMINICK & ERIC DAWKINS
ハーヴィー・メイソン “カメレオン”
featuring マーク・ド・クライヴ・ロウ、ヘイリー・ニスワンガー、オマール・ドミニク & エリック・ドーキンス
¥8,800(税込)
▼本公演は通常の公演時とは座席/シート名が一部異なります
カクテル名
Mase #1
ハニーウイスキーをベースにマスカット、カカオをミックスした深い味わい。重鎮メイソンと次世代の気鋭プレイヤーが織り成すグルーヴを体感しながら酔いしれたい一杯。
(Bartender:Kousuke Igarashi)