2015 1.26 mon. - 1.27 tue.
KAREN SOUZA
artist KAREN SOUZA
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
エキゾチックな容貌、ブロンドの髪、ハスキーでレイジーな歌声。人気上昇中のシンガー、カレン・ソウサのショウが始まりました。
彼女はアルゼンチン出身。カルチャー・クラブ、マイケル・ジャクソン、ポリス、シャーデー等の、主に1980年代に流行した曲の数々を、アコースティック・サウンドを生かしたジャズ風のアレンジで解釈したアルバム『エッセンシャルズ』で、ファン層を一気に広げました。昨年12月には続編『エッセンシャルズ2』も国内発売されており、まさに絶好のタイミングでの再来日といえましょう。
「あれ、こんなスタンダード・ナンバーがあったっけ?」といいたくなるほど、ジャジーにポップ・ソングを解釈するカレンですが、逆にビル・エヴァンスの演奏で知られる「My Foolish Heart」や、フレッド・アステアの名唱がある「Steppin' Out With My Baby」等の古典は、ロックやポップスの風味を感じさせる響きに彩られています。このあたりの"逆転現象"もまた、カレンの面白いところです。
伴奏はマジート(ピアノ)、アルトゥーロ・バエズ・ベラスケス(べース)、ガブリエル・プエンテス(ドラムス)。全員が歌伴の名人と呼ぶにふさわしい実力者です。曲のカウントはアルトゥーロがスペイン語で出していましたが、カレンの歌はすべて英語でした。センスの良い伴奏が、主役のヴォーカルを実にいい具合にアシストしていました。
ぼくが見た初日のファースト・セットでは、おそらく20曲近く披露されたと思います。シングル盤サイズといえばいいのでしょうか、1曲1曲の長さが非常に簡潔で、しかもそれがテンポよく続いていくのです。「Do You Really Want to Hurt Me」、「Billie Jean」など、エッセンシャルズ・シリーズの看板曲もたっぷり楽しむことができます。しかもカレンはワン・ステージにつき、2種類の衣装で"魅せる"ことも忘れていません。リラクセイションあふれる女性ヴォーカルの世界をぜひ、至近距離でご体験ください。
(原田 2015 1.27)
2015 1.26 MON.
1st | |
---|---|
1. | PARIS |
2. | DO YOU REALLY WANT TO HURT ME? |
3. | TAINTED LOVE |
4. | MY FOOLISH HEART |
5. | THE WAY IT IS |
6. | SKIN TRADE |
7. | FULL MOON |
8. | PERSONAL JESUS |
9. | NIGHT DEMON |
10. | INST |
11. | EVERYDAY IS LIKE SUNDAY |
12. | SUMMERTIME |
13. | NEVER TEAR US APART |
14. | STEPPIN' OUT |
15. | BILLIE JEAN |
16. | WICKED GAME |
17. | THINK FOR A MINUTE |
18. | HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN? |
EC. | CREEP |
2nd | |
1. | PARIS |
2. | DO YOU REALLY WANT TO HURT ME? |
3. | TAINTED LOVE |
4. | MY FOOLISH HEART |
5. | THE WAY IT IS |
6. | EVERYDAY IS LIKE SUNDAY |
7. | FULL MOON |
8. | NIGHT DEMON |
9. | INST |
10. | SUMMERTIME |
11. | NEVER TEAR US APART |
12. | STEPPIN' OUT |
13. | BILLIE JEAN |
14. | WICKED GAME |
15. | THINK FOR A MINUTE |
16. | HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN? |
EC1. | NEVER GONNA GIVE YOU UP |
EC2. | CREEP |