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BOB JAMES & EARL KLUGH

artist BOB JAMES , EARL KLUGH

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ボブ・ジェームス-BOB JAMES


公演初日リポート:BOB JAMES & EARL KLUGH



スーパー・グループ“フォープレイ”、本田雅人とのコラボレーション、アジア系ミュージシャンとの“エンジェルズ・オブ・シャンハイ”、ヒップ・ホップDJロブ・スウィフトを擁するユニットなど、さまざまなフォーマットで「ブルーノート東京」を沸かせてきたボブ・ジェームス。今回の公演はまさに待望、アコースティック・ギターの名匠アール・クルーとのセッションです。ボブとアールは、グラミー賞に輝いた名盤『One On One』を筆頭に、『Two Of A Kind』、『Cool』といった共演作品を残しています。しかし一緒にステージに立つことは思いのほか少なく、日本公演も’98年以来12年ぶり。掛け値なしに貴重なセッションです。

ベースのアル・ターナー、ドラムスのロン・オーティスは、アールの'99年公演、ボブの2007年公演でもコンビを組んでいた精鋭。2大フュージョン・マスターのバックには最適のチームといえましょう。オープニングの「KARI」は、『One On One』の1曲目に収められていたアールの自作です。あのレコードをすりきれるまで聴いた、というファンはぼくだけではないと思いますが、サウンドのみずみずしさは往年と少しも変わっていません。やわらかなボブのピアノと、粒立ちの良いアールのナイロン弦ギターが絶妙に融合しながら、さわやかな世界を描きます。2曲目は、ボブ作の「FUGITIVE LIFE」。リズムを強調したファンキーなナンバーを、4人の腕達者はさらりと仕上げます。以降、アールとボブの曲がほぼ交互に演奏され、MCもふたりが仲良く分け合いました。一緒にプレイできることの嬉しさをわかちあうように、ボブとアールは会心のパフォーマンスを繰り広げました。

ところでボブは、「私はブルーノート・ガイなんだよ」と豪語するほど、ブルーノート東京と縁の深いアーティストです。後進の育成にも積極的な彼は、ダイナースクラブのジャズ・コンテスト「Jazz Session on YouTube」で審査員兼パフォーマンス・アーティストを務め、2月21日に当店で行なわれるファイナルイベントにも登場します。詳しくはダイナースクラブのホームページ(http://www.youtube.com/user/YTJazzJP)をご覧ください。応募期間は1月11日(月)まで。最終選考に残った方は、ひょっとしたらボブと共演できるかもしれませんよ。
(原田 2010/1/7)


● 2010 1.6wed.-1.10sun.
BOB JAMES & EARL KLUGH
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