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DAVID MATTHEWS ジャズ・セミナー

artist MANHATTAN JAZZ ORCHESTRA , MANHATTAN JAZZ QUINTET

REPORT


マンハッタン・ジャズ・クインテット-MANHATTAN JAZZ QUINTET


- report : DAVID MATTHEWS ジャズ・セミナー



この20日、ブルーノート東京横のフレンチ・レストラン「adding:blue」で、デヴィッド・マシューズによる公開セミナー「ブルーノート東京 ジャズ・セミナー “What is Standard?”」が行なわれました。USTREAMによる同時中継も行なわれ、視聴者からの意見はTwitterで反映されました。
梅雨時ということで天気が心配されていましたが、フタをあければ見事な快晴。日曜の午後、気持ちのいいひとときを過ごすことができました。

デヴィッド・マシューズはおなじみのキャプテン・ハットをかぶって登場。進行役の平賀マリカが彼のプロフィールを説明します。フランク・シナトラ、ジェームズ・ブラウン、サイモン&ガーファンクル、ポール・マッカートニー等、マシューズが関わってきた超大物ミュージシャンの名前が出るごとに場内は沸きます。

「フランク・シナトラはセキュリティ(ボディガード)がすごかった」

「シナトラのレコーディングにはニューヨークの当時の超一流が集まっていた。若手ではブレッカー・ブラザーズ、長老ではライオネル・ハンプトン。リズム・セクションはロン・カーターとスティーヴ・ガッドで、指揮はクインシー・ジョーンズだった」

「ジェームズ・ブラウンは音楽の天才だったが、ビジネスマンでもあった。7つのラジオ局、3つのホテル、自家用飛行機を持っていた」

「ジェームズは新しいファンクのスタイルを作った。彼がいなければ、マイケル・ジャクソンのパフォーマンスも生まれなかったのではないか」
といったことを、マシューズは日本語で話してくれました。

そして中盤から、いよいよマンハッタン・ジャズ・クインテットの話やこの日のメイン・テーマである「“What is Standard?”」へと移ります。

「スタンダード・ナンバーとは、1930年代から50年代に生まれたグレイト・アメリカン・ソングブックのこと。それ以降のナンバーを私は、スタンダード・スタイルと呼んでいる」

「アレンジャーは、作曲家にならなければならない。イントロ、ハーモニー、カウンター・ラインを作曲するんだ」
「ジャズ・ミュージシャンも、みんな作曲家なんだ。アドリブのとき、即興的にメロディを生み出すんだからね」

「アレンジのインスピレーションは、突然おりてくる」

「マンハッタン・ジャズ・クインテットの新メンバーのフランソワ・ムタンは、イケメンだよ」
などなど、リラックスした雰囲気の中で会は進みました。

そしてラストは、場内におかれたキーボードで「ステラ・バイ・スターライト」を演奏。
親日家という言葉を使うのも失礼なほど、日本を愛し、日本になじんでいるデヴィッド・マシューズ。けっこう街中をぶらぶらしたり、飲み屋にいることも多いそうです。見かけたら、ぜひ声をかけてみてください。

大成功に終わった本ジャズ・セミナー、第2弾、第3弾が早くも楽しみです!
(原田 2010/6/20)


● 6.21mon.-6.24thu.
MANHATTAN JAZZ QUINTET
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マンハッタン・ジャズ・クインテット-MANHATTAN JAZZ QUINTET

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