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ERIC BENÉT @Motion Blue yokohama

artist ERIC BENET

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エリック・ベネイ - ERIC BENET


公演初日リポート:ERIC BENÉT @Motion Blue yokohama



しばらく延期になっていたエリック・ベネイの公演が、今、最高のテンションで行なわれています。「名古屋ブルーノート」での初日を経て、丸の内「コットンクラブ」でのステージを大成功させたエリックは、昨日「モーション・ブルー・ヨコハマ」に出演。本日から「ブルーノート東京」に登場します。なにしろ満を持しての来日です。「ぜんぶの会場で聴く」というファンも多いのではないでしょうか。

ぼくは「モーション・ブルー・ヨコハマ」で彼の“現在”を味わってきました。土曜日のファースト・セットは午後5時30分から始まります。クラブの窓から見える外の風景はまだ明るいのですが、エリックが登場し、パフォーマンスが進んでいくにしたがって陽が落ちてきて、アンコールの頃にはすっかり夜になっています。エリックの歌に酔いしれながら、日没を迎える・・・・たまらなくいい気分です。

ステージにあらわれたエリックは相変らずダンディです。歌いながらステージの隅から隅まで動き、ファンが差し伸べた手を優しく握り返します。前列だけではなく、最後方の客席にも絶えず目を配り、クラブ全体を盛り上げます。全オーディエンスが、エリックの世界に包み込まれてゆく感じといえばいいでしょうか。

「TRUE TO MYSELF」、「SPIRITUAL THANG」、「DON'T LET GO」等、おなじみのナンバーが次々と歌われていきます。タミアとのデュエットで大ヒットした「SPEND MY LIFE WITH YOU」も、ソロ・ヴァージョンとして披露。“サルサやメレンゲの要素も取り入れた曲”という「SPANISH FLY」では、女性ファンをステージにあげて、一緒にダンスするシーンもありました。もちろん新作『ロスト・イン・タイム』からのナンバーも、ナンバー・ワン・ヒット「SOMETIMES I CRY」をはじめ、たっぷり聴かせてくれました。エリックほど持ち歌が多くなると、どの曲を入れてどの曲を外すか、取捨選択も大変かと思われますが、この日のプログラムはまさしく「オール・アバウト・エリック・ベネイ」というべきもので、どのオーディエンスも大いに満足したに違いありません。

「日本を離れるとき、ぼくはいつも淋しい気持ちになるんだ。だってここは、ぼくのセカンド・ホームなんだから」。そう語ってくれたエリックの公演は21日まで開催されます。
(原田 2011 9.17)


● 9.18sun.-9.21wed. @BLUE NOTE TOKYO
ERIC BENÉT
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