2012.07.17
JAZZANOVA LIVE featuring PAUL RANDOLPH
artist JAZZANOVA
公演初日リポート:
<BROOKLYN PARLOR presents "GOOD MUSIC PARLOR" LIVE at BLUE NOTE TOKYO>
JAZZANOVA LIVE featuring PAUL RANDOLPH
DJ :DJ KAWASAKI (7.16mon.) / Shuya Okino(Kyoto Jazzz Massive) (7.17tue.)
店内に入ると、いきなり「WORLD IS A GHETTO」のかっこいいカヴァー・ヴァージョンが耳に飛び込んできました。目をステージ右側に向けると、DJ KAWASAKIがターンテーブルを回しています。客席はもちろん超満員。「今日のライヴは、すごいものになりそうだ。思いっきり楽しんでやろう」という気持ちが、いやがおうにも高まります。
ジャザノヴァは6人のDJ/プロデューサーで結成された音楽集団で、ことし発足15年を迎えます。この5月にリリースされた最新作『ファンクハウス・スタジオ・セッションズ』は、選りすぐりのミュージシャンとともにバンド形式でレコーディング。今回の公演は、そのライヴ・ヴァージョンといっていいでしょう。ジャザノヴァの頭脳であるステファン・ライゼリンク(パーカッション)、アクセル・ライネマー(ラップトップ)に加え、セバスチャン・シュトゥッドゥニツキー(キーボード)、カール・ミハエル・グラビンガー(ドラムス)といった若きグルーヴ・マスターが脇を固めます。
お待ちかねのポール・ランドルフは2曲目から登場。単に“ランドルフ”名義でも活動しているアメリカ・デトロイト出身のシンガー/ベーシストです。「華がある」といえばいいのでしょうか、彼がステージに上がると場内は花が咲いたように明るくなり、熱気も格段にアップします。彼のオーディエンスの乗せ方、あおり方は、多くの日本人シンガーの参考になるのではと思います。
ファースト・アルバムに入っていた「NO USE」もランドルフが歌うと、よりディープに、艶っぽくなります。ぼくの個人的なジャザノヴァ・フェイヴァリットである「LITTLE BIRD」を取りあげてくれたのも嬉しかったですね。CDではホセ・ジェイムズが歌っていましたが、ランドルフの解釈もそれに負けず劣らずの逸品でした。もちろん最新の定番といっていい「I HUMAN」、「LET IT GO」も聴かせてくれました。
新しいリスニング・ライフを提案するイベント「グッド・ミュージック・パーラー」は、この第二回目も大成功だったといっていいでしょう。第3弾は8月17日、エレクトリック・エンパイアの公演です。皆様、ぜひお越しください!
(原田 2012 7.16)
● 7.16mon.-7.17tue.
<BROOKLYN PARLOR presents "GOOD MUSIC PARLOR" LIVE at BLUE NOTE TOKYO>
JAZZANOVA LIVE featuring PAUL RANDOLPH
DJ :DJ KAWASAKI (7.16mon.) / Shuya Okino(Kyoto Jazzz Massive) (7.17tue.)
☆ 参考:セットリストはこちら
coming soon