2013 4.6 sat. - 4.7 sun.
CLÉMENTINE
artist CLEMENTINE
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
昨日はあいにくの悪天候でしたが、場内は開演を待ちわびるファンでいっぱいです。ノンアルコール飲料のCMソングに歌が使われたことでもおなじみ、フレンチ・ポップス~ボサノヴァの歌姫=クレモンティーヌのステージが行なわれています。
コーヒーのCMに使われたことのある「Jeremie」に始まり、ジャズ風の味付けが快い「Be Nice」、いまやすっかり彼女の持ち歌になった感のある「男と女」等を、彼女は快調に歌います。彼女のツアーには欠かせないローレン・ヂ・オリベイハもアコースティック・ピアノやフェンダー・ローズを用いて、きらめくようなソロを聴かせてくれました。
ここからは演目が、いくつかのセクションにわかれます。「ユーミンコーナー」では「海を見ていた午後」と「卒業写真」をフランス語で歌い、続いて最新作『ボンシャンテ』のコンセプトである「童謡・唱歌コーナー」に。「春の小川」では鍵盤ハーモニカも吹き、英国の民謡「Greensleeves」はアップ・テンポのボサノヴァ・ナンバーにアレンジされました。
衣装変えの後、始まったのは「My Way」。フランク・シナトラが英語で歌って世界に広まったナンバーですが、もともとはフランスの曲です。クレモンティーヌも原語で歌いました(その場合のタイトルは「Comme d' habitude」)。「ブルーノート東京」出演アーティストではチコ&ジプシーズが毎回のようにプレイしていますね。しかしクレモンティーヌは、喉も張り裂けんばかりに絶唱するジプシーズとは正反対、実にクールにこの曲を料理していました。同じ曲をとりあげても、アーティストによって、こんなにアレンジや印象が異なるものか、とぼくは感心しました。
その後は「アニソンコーナー」で「ラムのラブソング」、「天才バカボン」が登場、ラスト近くにはファンの誰もが期待していたであろう大定番「Paris Walk」、「Ouh Lala」も歌われました。日本を愛するクレモンティーヌと、彼女を愛する日本のファンの、相思相愛というべきステージ。ライヴが終わった後も、場内は暖かな空気に包まれていました。
(原田 2013 4.6)
2013 4.6 SAT.
1st & 2nd | |
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1. | JEREMIE |
2. | BE NICE TO ME BABY |
3. | UN HOMME ET UNE FEMME |
4. | ST TROPEZ |
5. | UN APRES-MIDI A LA MER |
6. | PHOTO DE CLASSE |
7. | LE PRINTEMPS AU BORD DE LA RIVIERE |
8. | LA COMPTINE DU PRINTEMPS |
9. | GREENSLEEVES |
10. | SOUS LES FEUILLES DU CERISIER / YANKEE DOODLE |
11. | COMME D'HABITUDE |
12. | RAMU'S SONG |
13. | BAKABON |
14. | PARIS WALK |
15. | LES CHAMPS-ELYSEES |
16. | OUH LALA |
17. | CE N'EST QU'UN AU REVOIR |