2013 4.19 fri. - 4.20 sat.
KAREN SOUZA
artist KAREN SOUZA
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
海外盤CDがロング・セラーを記録中の歌姫、カレン・ソウサ。7月にアルバム『ホテル・ソウサ』でついに国内盤デビューを飾る彼女が、それに先立って来日し、会心のステージを繰り広げています。
カレンはアルゼンチン出身。イビサ島で本格的な歌手活動を始めました。当初はハウス・ミュージックを歌っていたそうですが、プロデューサーから「君の声はジャズに向いている」というアドバイスを受けて、ポップスをジャズ風にアレンジしたり、いわゆるスタンダード・ナンバーを歌うようになりました。
現在はアメリカのロサンゼルスを拠点に活動しており、『ホテル・ソウサ』はトニー・ベネット、ペギー・リー、アル・グリーンなど数々の大物アーティストに携わってきた作曲家/プロデューサーであるジョエル・マクニーリーの監修のもと、制作されています。
この日、ブルーノート東京に登場したのはカレンのほか、エルナン・フェルナンデス・ミゲス(ピアノ)、ホルヘ・ラゴス(ベース)、レアンドロ・ペイラーノ(ドラムス)という面々。演目は70年代以降のポップスが主で、その中に「My Foolish Heart」、「Summertime」など古くからのジャズ・ファンにもお馴染みのナンバーが含まれます。
リズムは4ビートというよりもボサ・ノヴァ調のものが中心。カルチャー・クラブの「君は完璧さ(Do You Really Want to HurtMe?)」、デペッシュ・モードの「Personal Jesus」、レディオヘッドの「Creep」、ポリスの「見つめていたい(Every Breath You Take )」、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの「雨を見たかい(Have You Ever Seen The Rain?)」等をジャズ風の味付けで聴かせてくれました。
彼女のステージは、ポップスをジャズっぽいアレンジで歌ってみたいと考えているシンガーのみなさんにも大いに参考になるのではないか、と思います。MCを殆どせず、カレンはひたすら歌い続けます。その物憂げな歌声、ミステリアスな雰囲気は、まさしく「百聞は一見にしかず」です。いわゆるフィルム・ノワールの世界が突如、現代の東京に現れた。そう形容したくなるライヴでした。(原田 2013 4.19)
2013 4.19 FRI.
1st | |
---|---|
1. | BETTE DAVIS EYES |
2. | DO YOU REALLY WANT TO HURT ME? |
3. | TAINTED LOVE |
4. | DELECTABLE YOU |
5. | NIGHT DEMON |
6. | MY FOOLISH HEART |
7. | FULL MOON |
8. | DINDI |
9. | BREAK MY HEART |
10. | PERSONAL JESUS |
11. | PARIS |
12. | SOMEDAY MY PRINCE WILL COME (INST.) |
13. | LIE TO ME |
14. | SUMMERTIME |
15. | WAKE UP |
16. | NEW YEAR'S DAY |
17. | CREEP |
18. | HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN? |
19. | EVER BREATH YOU TAKE |
2nd | |
1. | BETTE DAVIS EYES |
2. | DO YOU REALLY WANT TO HURT ME? |
3. | TAINTED LOVE |
4. | DELECTABLE YOU |
5. | NIGHT DEMON |
6. | MY FOOLISH HEART |
7. | FULL MOON |
8. | DINDI |
9. | BREAK MY HEART |
10. | PERSONAL JESUS |
11. | PARIS |
12. | SOMEDAY MY PRINCE WILL COME (INST.) |
13. | LIE TO ME |
14. | SUMMERTIME |
15. | WAKE UP |
16. | WHY DON'T YOU DO RIGHT |
17. | CREEP |
18. | HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN? |
19. | EVER BREATH YOU TAKE |