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DIONNE WARWICK

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


美しく覚えやすいメロディ、深みのある歌声、洗練されたバンド・サウンド。

ディオンヌ・ワーウィックのステージは、「これ以上、何を望めばいいのか」といいたくなるほど素敵な時間をファンに届けてくれます。昨年、デビュー50周年を迎えた彼女ですが、音楽への情熱、パフォーマンスへの意欲は今も高まるばかりのようです。日本には、オランダ「ノースシー・ジャズ・フェスティヴァル」でのステージを終えての登場です。

「曲目は事前に知らせないでほしい。会場に来てくれたお客さんの喜び、驚く顔が見たいから」というディオンヌ側の考えを尊重して、それぞれのタイトルは記しませんが、皆さんの聴きたいナンバーがたっぷり歌われることは確実です。バラード、ラテン、ボサ・ノヴァ、ミディアム・テンポのポップスなど、ディオンヌを代表するばかりか、ポピュラー・ミュージック界が誇る名曲の数々が次々と登場します。その大半は今やスタンダード・ナンバーの仲間入りを果たしていますが、もともとはディオンヌが歌い、世界に広めたものばかりです。ライヴの演目をすべて自身のヒット曲で構成できるシンガーは、全ジャンルを見回しても決して多くありません。しかも彼女は、50年もの間、エンタテインメント界のトップに立ち続けているのです。

「この世の中に必要なのは愛」と歌い、「私はずっとあなたのそばにいる。だってそれが友達じゃないの」と語りかけるディオンヌ。時代の空気は変わっても、彼女の歌から暖かみが失われることはありません。9月には米国フィラデルフィアでLiving Legends Lifetime Achievement Awardを受賞することも決定しました。"生きる伝説"の境地を、ぜひお楽しみください。
(原田 2013 7.18)

SET LIST

ディオンヌ・ワーウィック公演のセットリストは “今後ライブをご覧いただく皆様のために、当日の楽しみにしておきたい” とのアーティストの要望により、HPには掲載しておりません。

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