2013 7.19 fri. - 7.21 sun.
JARABE DE PALO -A Piano y Voz-
artist JARABE DE PALO
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
「スペイン語の歌」に、久しぶりに酔いしれました。いわゆるワールド・ミュージック・ファンはもちろん、ロック・ファン、ポップス・ファン、そしてロック・バンド志望のアマチュア・ミュージシャンたちにもぜひ見てほしいライヴ。それがハラベ・デ・パロのステージです。長いキャリアを持ち、スペインではスタジアム・クラスの会場でも演奏しているという彼らですが、来日は今回が初めて。「このグループのパフォーマンスをクラブで聴ける」というだけで、スペイン在住のファンからは羨望の目で見られることでしょう。
ライヴの副題は"A Piano y Voz"。ピアノと声、という意味ですね。その通り、今回はアコースティック・ピアノがたっぷりフィーチャーされました。ハラベ・デ・パロはどちらかというとブルース・ロック系のバンドですが、この公演では、よりしっとりした曲を中心に選ばれました。キケ・セラーノのピアノ・プレイはモダン・ジャズからの影響も強く感じさせ、中心人物パウ・ドネスはアコースティック・ギター、ヴォーカル、コンガ、そしてMCに大活躍です。MCは基本的に英語でしたが、「次に来る時までに日本語を覚えて、皆と会話できるようになるからね」と、嬉しいことも言ってくれました。パウと、女性ベース奏者カルメン・ニーニョのヴォーカル・ハーモニーも実に美しく、魅力的でした。
もちろん、キューバの伝説的歌手セリア・クルースとの共演で話題を呼んだ「Depende」、全世界で100万枚以上を売り上げたといわれる「La Flaca」等の代表作もたっぷり披露。この公演が契機となってハラベ・デ・パロの日本における認知が急上昇すること、そして「英語圏以外のロック」がより親しまれることを望んでやみません。公演はあすまで!
(原田 2013 7.20)
2013 7.19 FRI.
1st & 2nd | |
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1. | DUENO DE MI SILENCIO |
2. | AGUA |
3. | TE MIRO Y TIEMBLO |
4. | DEJAME VIVIR |
5. | EL LADO OSCURO |
6. | DOS DIAS EN LA VIDA |
7. | PURA SANGRE |
8. | LA PLAZA DE LAS |
9. | PALMERAS |
10. | DEPENDE |
11. | BONITO |
12. | LA FLACA |
13. | FRIO |
14. | GRITA |