2013 7.29 mon. - 7.30 tue.
TOWER OF POWER
artist TOWER OF POWER
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
結成45周年を迎えたタワー・オブ・パワーが、ブルーノート東京の開店25周年にかけつけました。
彼らの演奏に、ウォーミング・アップはありません。いきなりフルスロットルで駆け出し、一瞬で観客を興奮の渦に巻き込みます。ホーン・セクションの楽器構成は2トランペット、2テナー・サックス、1バリトン・サックス。アルト・サックスが入っていないため、アンサンブルが低音寄りとなり、それが重量級のリズム・セクションとガッチリかみあいます。
「これがなくてはタワー・オブ・パワーじゃない」といっても過言ではない「What Is Hip?」、ヴォーカル・ハーモニーも美しい「You're Still A Young Man」も、もちろん聴かせてくれましたが、個人的にはステージ中盤、ジェイムズ・ブラウンに捧げたコーナーに最も強く惹かれました。「俺たちはソウル・バンドだ。1968年からソウル・ミュージックをやっている!」というエミリオ・カスティーヨのMCのあとに始まったのは、近年の重要なレパートリーである「Diggin' On James Brown」。 間に「It's A New Day」、「Mother Popcorn」、「I Got The Feelin'」などブラウンの代表曲を挿入しながら、ときには観客にマイクを向けて徹底的に盛り上げます。
ヴォーカリストのラリー・ブラッグスもブラウンばりのスクリームやシャウトをこなし、フランシス・ロッコ・プレスティアの代役を務めたレイモンド・マッキンリーの重厚なベース・プレイも響きわたりました。
「日本のファンは、俺たちのベスト・フレンズだよ」。そう言いながら、10人の凄腕たちはステージを後にしました。彼らのソウルフルなパーティは本日も行なわれます。
(原田 2013 7.29)
2013 7.29 mon.
1st | |
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1. | I LIKE YOUR STYLE |
2. | AIN'T NOTHING STOPPIN' US NOW |
3. | YOU OUGHT TO BE HAVING FUN |
4. | ONLY SO MUCH OIL IN THE GROUND |
5. | JUST WHEN WE START MAKIN' IT |
6. | THIS TIME IT'S REAL |
7. | JAMES BROWN MEDLEY |
8. | SO VERY HARD TO GO |
9. | WHAT IS HIP? |
10. | YOU STILL ARE A YOUNG MAN |
11. | SOUL WITH A CAPITOL "S" |
2nd | |
1. | WE CAME TO PLAY |
2. | SOUL WITH A CAPITOL "S" |
3. | CAN'T YOU SEE (YOU DOIN' ME WRONG) |
4. | (TO SAY THE LEAST) YOU'RE THE MOST |
5. | YOU GOT TO FUNKAFIZE |
6. | SO I GOT TO GROOVE |
7. | ME & MRS. JONES |
8. | JAMES BROWN MEDLEY |
9. | SO VERY HARD TO GO |
10. | WHAT IS HIP? |
11. | I LIKE YOUR STYLE |
12. | SOULED OUT |