8.30fri. @すみだトリフォニーホール / 9.1sun. @Blue Note Tokyo
GEORGE BENSON @すみだトリフォニーホール
artist GEORGE BENSON
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
スーパースター、ジョージ・ベンソンが明日、ついに「ブルーノート東京」に登場します。1960年代、若手ジャズ・ギタリストとして売り出していた頃ならともかく、文字通りのセレブになってからの彼がジャズ・クラブに登場することは奇跡中の奇跡です。
それにさきがけ、昨日「すみだトリフォニーホール」で公演がおこなわれました。広いホールは立ち見が出るほどの超満席。どれだけ多くのファンが、彼の来日を心待ちにしていたかがわかります。
バック・バンドはランディ・ウォルドマン(キーボード)、スタンリー・バンクス(ベース)等、ベンソンを追っているリスナーにはおなじみの顔ぶれ。バンクスは足元にタンバリンを置き、ベースを弾きながら抜群のステップでそれを鳴らします。ベンソンは黒を基調としたコスチュームで登場し(後半、白いシャツに着替えました)、まずはギター・プレイに専念。会場が暖まってきた頃を見計らって、ヴォーカル・マイクを口元に寄せます。そして「Nature Boy」の弾き語りを始めました。この曲はナット・キング・コールの大ヒット・ナンバーですが、たしかに「大変な実力を持った楽器奏者でありながら、歌にも類稀な才能を発揮する」、「ジャズ界出身ながら、卓越したエンタテインメント性で、ジャズの枠を飛び越えた人気者になってしまった」という点で、ベンソンをキング・コールやルイ・アームストロングの後継者と呼んでも差し支えないのかもしれません。
ギターを立てかけたベンソンは、ステージを左に右に動きながら熱唱を繰り広げます。「In Your Eyes」、「Kisses In The Moonlight」、「Turn Your Love Around」・・・・アーバンです、メロウです。イントロが流れただけで客席は沸きます。ほかにもギターを弾きながらの「Give Me the Night」、「On Broadway」、トレードマークであるギターとスキャットのユニゾンをフィーチャーした「This Masquerade」などを次々と楽しませてくれました。
そして明日、ベンソンは「ブルーノート東京」に登場します。突然のステージ・プラン変更により、10席ほど余裕ができたそうです。ただいま予約受付中、今ならまだ間に合います。大スターを、手の届くような距離で見るチャンスです。ジャズ・クラブでのパフォーマンスということで、ひょっとしたらジャズ・ギタリストとしての一面も聴かせてくれるかもしれませんよ!
(原田 2013 8.31)
2013 8.30 FRI.
1. | WEEKEND IN LA |
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2. | CALIFORNIA PM |
3. | BEING WITH YOU |
4. | NATURE BOY |
5. | IT'S ALL IN THE GAME |
6. | IN YOUR EYES |
7. | FEEL LIKE MAKING LOVE |
8. | TURN YOUR LOVE AROUND |
9. | KISSES IN THE MOONLIGHT |
10. | NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE |
11. | LADY LOVE ME ONE MORE TIME |
12. | AT THE MAMBO INN |
13. | THIS MASQUERADE |
14. | GIVE ME THE NIGHT |
15. | UNFORGETTABLE |
16. | ON BROADWAY |