2013 10.17 thu. - 10.19 sat.
ED MOTTA
with special guest DAVID T. WALKER
artist DAVID T. WALKER , ED MOTTA
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
華やかな活動を続けるミュージシャンであると同時に、超の字がつくほどのレコード・マニア、そして大のワイン通。それがエヂ・モッタです。つまり、「演奏する側」と「聴く側」両方、さらに「お酒をたしなみながら音楽を楽しむ」ファンの気持ちがよくわかっているのです。初来日は2003年、インコグニート公演のシンガーとして。そのときエヂはレコード店に入り浸り、すし屋で大トロのおいしさに開眼したそうです。それから10年、待望の再来日が遂に実現しました。しかもスペシャル・ゲストに伝説的ギタリスト、デヴィッド・T・ウォーカーを迎えたプレミアム・ステージです。
前半はエヂのバンドによる演奏が続きます。ピアノのマティ・クライン、ベースのハネス・ヒュフケンはドイツ出身。ドラムスのミゲル・カサイスはポルトガル、ギターのポリーニョ・ギターハはエヂ同様ブラジルで生まれました。エヂは殆どの曲をフェンダー・ローズの弾き語りで聴かせます。ニュー・アルバム『AOR』の中でも最も気に入っている曲のひとつという「Simple Guy」を筆頭に、どのナンバーも、なんというのでしょう、「エヂの家にあるレコード・コレクションが見えてくるような」内容です。さまざまな音楽を養分にした上で、そこにブラジル出身であること、サラブレッド(なんといっても叔父はチン・マイアです)であること等のバックグラウンドを加えて、じっくりと煮込んだ音世界といえばいいでしょうか。
エヂがさまざまな声を使って"ひとりオーケストラ"を演じた後、お待ちかねのデヴィッド・T・ウォーカーが登場します。「子供の頃から彼のプレイに親しんできた。彼の入ったレコードを昔からずっと集めてきたからね。本当にキングと呼ぶべき偉大な存在なんだ」と、エヂは語ります。そして、デヴィッドのギターにたっぷりスポットを当てながら、パフォーマンスを続けます。ますます熱のこもったエヂの歌声と、オブリガート、バッキング、ソロで大活躍するデヴィッドの暖かな音色が絡んで、いつしかステージはエヂ初期の定番「Colombina」へ。「この曲がヒットしたおかげで、思いっきり大トロを食べることができるようになったんだ」という前置きで、観客を笑わせます。デヴィッドがこの曲を人前でプレイするのは、おそらく今回が初めてでしょう。しかし曲調に合った絶妙なソロをとって、クラブの雰囲気をさらに盛りあげてくれました。公演は19日まで続きます。
(原田 2013 10.17)
2013 10.18 FRI.
1st | |
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1. | PLAYTHINGS OF LUV |
2. | SIMPLE GUY |
3. | LOST IN THE NIGHT |
4. | 1978 (LEAVE THE RADIO ON) |
5. | SMILE |
6. | ED'S FREESTYLE |
7. | WINDY LADY |
8. | DONDI |
9. | BAIXO RIO |
10. | DRIVE ME CRAZY |
11. | COLOMBINA |
12. | FARMER'S WIFE |
2nd | |
1. | PLAYTHINGS OF LUV |
2. | SIMPLE GUY |
3. | LOST IN THE NIGHT |
4. | 1978(LEAVE THE RADIO ON) |
5. | FARMER'S WIFE |
6. | SMILE |
7. | ED'S FREESTYLE |
8. | WINDY LADY |
9. | DONDI |
10. | BAIXO RIO |
11. | WHAT'S GOING ON |
12. | DRIVE ME CRAZY |
13. | LOVIN' YOU |
14. | COLOMBINA |