2013 9.30 mon. - 10.1 tue., 10.7 mon. - 10.8 tue.
LEE RITENOUR
with HARVEY MASON, JOHN BEASLEY & TOM KENNEDY
and special guest KAZUMI WATANABE
artist LEE RITENOUR , 渡辺香津美
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
ギター・フリーク垂涎の名盤『マーメイド・ブールヴァード』で語りつがれる絶妙のコンビネーションを、まさかライヴで聴ける日が来るとは。リー・リトナーと渡辺香津美の共演が昨日から始まっています。
『マーメイド・ブールヴァード』は1978年にリリースされました。渡辺香津美がロサンゼルスにあるリトナーの自宅に行ってアルバムのコンセプトを練り、リトナーが"ジェントル・ソウツ"を率いて来日したときにレコーディングが行なわれました。そのときのメンバーであったハーヴィー・メイソンが、今回のライヴでもドラムスを叩いています。30数年の歳月が流れても、各ミュージシャンの演奏は相変らずみずみずしく新鮮なのが嬉しいですね。
「Stone Flower」、「Wes Bound」など近年の定番レパートリーがプレイされた後、リトナーが渡辺香津美を呼び出します。「カズミとは年齢も近いし、共通点がたくさんある。ベスト・フレンドだよ」という紹介のあと、「Stolen Moments」、「Waltz For Carmen」等が演奏されます。互いのフレーズに耳を傾けながらのプレイの応酬は、尽きることがありません。渡辺の代表曲(シングル・レコードも出たことがあります)「Unicorn」が、まさかツイン・ギターで取り上げられるとは思いもしませんでした。渡辺がアームを使って弾きまくると、リトナーはスライド・バーを用いて応酬。ギター・サミットはさらに盛り上がりました。
「時間も経っているし、今日はもうこれで終わりかな」と思ったら、ここからさらに熱いセッションが繰り広げられました。再登場したメンバーが演奏したのは、ジェントル・ソウツ時代の人気曲「Morning Glory」と「Sugar Loaf Express」。これはもう、いくら言葉で説明するよりも、ぜひ客席で味わっていただくしかないでしょう。フュージョン黄金時代を知っている人も知らない人も、ギターを弾く人もそうでない人も、みんな楽しめるステージだと思います。公演は本日で一旦終了し、来週の10月7日、8日に再開される予定です。
(原田 2013 10.1)
●Lee Ritenour -talk & clinic-, Music Host : Satoshi Iino
【神田淡路町】cafe104.5
2013 10.5 sat. Open 6:00pm / talk & clinic 7:00pm-8:00pm
2013 9.30 MON.
1st | |
---|---|
1. | GET UP STAND UP |
2. | STONE FLOWER |
3. | ETUDE |
4. | WES BOUND |
5. | STOLEN MOMENTS |
6. | WALTZ FOR CARMEN |
7. | UNICORN |
8. | LAY IT DOWN |
9. | MORNING GLORY |
10. | SUGAR LOAF EXPRESS |
2nd | |
1. | THE VILLAGE |
2. | STONE FLOWER |
3. | WES BOUND |
4. | STOLEN MOMENTS |
5. | WALTZ FOR CARMEN |
6. | LAY IT DOWN |
7. | L.P. (FOR LES PAUL) |
8. | SUGAR LOAF EXPRESS |